心に愛がなければ〜キン肉マン新アニメを見る

みなさん『キン肉マン』の新アニメ、見ていますでしょうか。

やっていることすら知らない方もいるのではないでしょうか。

かくいう私もNetflixで見ているので、元々はどこでやっているのか知らないっす。

(CBC/TBS系全国28局ネット
「アガルアニメ」枠
毎週日曜23:30〜  だそうだ)

完璧超人始祖編として放映されている。現在4話。


おもれぇ〜〜のよ。令和のキン肉マンはおもろいぞ。


すんません、めっちゃおもれぇ〜って話する前に気になった点だけ言います。

声優陣は当然ながら急アニメから刷新されている。まあ故人とかもいらっしゃいますからね。

それはそのうち慣れると思うんだけど、アシュラマンも「よく考えたらこの見た目で旧アニメの渋ボイスだったのがおかしかったのかもしれん、魔界の王子だしな」と飲み込めたのだけど、

すんません、ブラックホールの声だけは現状しっくりきてないっす。ブラックホールはもう少し渋い声で良かったと思うっす。いや、声優さんが悪いとかじゃなくて、キャスティングが違うんじゃないかと。

自分、ブラックホール好きなんす。

(故・郷里大輔さんのボイスが好きなだけかもしれん。)


あと、若干展開をスピード感重視にしているからか、「原作のあのセリフがない!」がしばしばある。

完璧無量大数が正義超人を待ちながらのセリフとか聞きたかったな。



ここからは、おもれぇ〜〜って話だけする。


まず、0話としてキン肉マンの結婚祝いとしてのガチスパーリングの回を持ってきたのが秀逸よな。

過去の内容の総復習もできる。(初見で理解できるかはともかくとして。「ミートくんがバラバラにされた???」とかなるだろうし。「ウォーズマンの体内にある五重の塔リング??????」)

0話の特殊エンディングの『キン肉マンGo Fight!』も良かったね。ちょっと泣きそうになっちゃった。

「心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのさ」というストレートな歌詞が油断すると胸に突き刺さるんだよな。

ドジで見栄っ張りで(外見は)ブサイクで、誰からも期待もされていなかったけれど、それでも心のあり方はスーパーヒーローであり続けたキン肉マンという生き方は時に眩しすぎる。

令和の気取ったヒーローたちもカッコいいんだけど、昭和の時代から今に至るまで常にそんなスーパーヒーローだったキン肉マンからしか得られない勇気や希望もあるんよな。


本編始まって、初戦に戦う主人公陣営がキン肉マンじゃなくてテリーマンってのがいいよね。

登場人物の中で一番人間に近いテリーマンだからこそ価値があったというか。

敵はマックスラジアル。足がサスペンションになっていたり(は?)、肩にクソでかいタイヤがついていたり(は??)、身体的特徴からしてテリーマンが今まで培ってきたプロレス技術が通用しない。

完璧超人という主人公たちよりはるかに優れた力を持つ存在に挑んでいく、という本編のあり方を一番表しているような戦いだ。


二戦目がステカセキングってのもいいよなぁ。

私はずっと「マッスルインフェルノ!」のシーンをアニメで見たかったんだ。あれが映像化されただけで私は満足よ。

『キン肉マン2世』の連載あたりから、マンガ内にしばしば“捲土重来”という言葉を見かけてきた。

意味は「一度敗れたり失敗したりした者が、再び勢いを盛り返して巻き返すこと(goo辞書)」

今作でも捲土重来がテーマになっている展開も多い。それをまず表してくれたのが悪魔超人軍の一番槍、ステカセキングなんだよな。

言ってしまえば、悪魔超人軍とは主人公たち正義超人軍に敗れた敗残兵に他ならない。そんな彼らが見せてくれる悪魔の進化、悪魔の誇り。

これもまた今後の展開を面白くしてくれた要因なんよな。


ターボメンの声良かったな。

マーリンマンもどことなく小者感ある声でいいな。早く、受身が巧みすぎるマーリンマンを映像で見たいぜ。

全体的に完璧無量大数軍はイメージ通りの声だったな。


原作がおもろいんだから、そりゃアニメもおもろいという話ではあるけど、アニメの方が伝わってくる迫力もまたあるね。技の威力とか、痛そう加減とか。


とりあえず何が言いたいかって、キン肉マンの新アニメめっちゃおもろいから見ようよって話。


PS

あっ、もしかしてブラックホールの声、ペンタゴンといっしょにしようとしてる!?

そういう大胆な予想はどうすか、良い子の諸君。

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