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出張で海外サイトを使うと、経費で落ちなくなる可能性があるのでご注意!【2024年6月21日】毎日投稿 #うしくんマネー教室

はじめに

こんにちはー!税理士Vをやってるうしくんです。
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↓ここから本題↓
今日は、出張のときに気をつけたい「海外サイト利用の落とし穴」についてお話ししたいと思います。特に、経費として落ちなくなる可能性があるという、ちょっと厄介な問題です。

まずはじめに、出張の際に便利だからといって、海外のサイトでホテルや飛行機の予約をしたことがある方も多いでしょう。日本のサイトよりも安かったり、英語が得意な人なら使いやすかったりしますよね。でも、ここに大きな落とし穴があるんです!それではれっつごー!

投稿内容

先日、こんなツイートをしました。
インボイス制度が出来てから、こういったケースが大量はっせいしてて、本当にこまりますねえ、、結構が移動しそうな方も多そうです。
特に去年の旅行とかの扱いはどうなるのか等不明ですね。

詳細な解説

原因は?
まず、この問題はインボイス制度によって生じるものです。
インボイスは取引履歴を記した請求書のこと。仕入れの際に仕入先企業からインボイスの発行を受ける必要があります。
会社の規定だと領収書が必要です、というルールはよくありますが、実は、領収書がないからといって経費として認められないわけではありません。
様々な特例があるので、以下に紹介します!!!

出張旅費特例
派遣社員とか出行社員は出張旅費特例を使えます!
派遣社員が出張する場合、派遣元の会社がインボイスを発行することで出張旅費特例が利用できます。ただし、派遣先がインボイスを発行した場合、出張旅費特例は使えません。

公共交通機関特例
3万円未満の交通費については、電車、バス、船舶の交通機関を利用した場合はインボイスがなくても経費として認められます。

売買交附特例
売買交附特例とは、例えば大家さんがいて借主がいる場合、通常は大家さんがインボイスを発行しますが、管理会社が管理会社名でインボイスを発行し、大家さんに写しを渡すというものです。この場合、大家さんも管理会社もインボイス登録が必要!

海外系の旅行予約サイトの抱える問題とは
インボイス使えない海外系の旅行予約サイトはインボイス登録をしていないことが多く、インボイスを発行できません。そのため、売買交附特例を利用できません。
一方で、国内系の旅行予約サイトはインボイス登録をしているため、売買交附特例を利用してインボイスを発行できます。

楽天トラベルの場合、ちゃんとやるでーと書いてあります。

うしくんの周りの反応

実際、うしくんも海外系のサイトを使って今まで、旅行や出張に行っていたのでかなりこの問題には困っています。さすがに今年中は、会社でもこのようなケースが発生した時でも従業員にお金を代わりに支払わせるといったことはないでしょうか。来年以降、会社ルールに組み込まれた後にはどうなるかわからないっすね。
どうやら、ホテルが領収書を発行してくれないのは代理店の利用規約のせい 旅行代理店側の手数料の額を利用客に計算させないため、ホテル側は金額を利用客に提示できないことになっているようです。 
うーん、理由が理由なだけにむずかしいですねえ。

まとめ

以上、ちょっと海外の旅行サイトやばいかもというお話でした。
じゃあどうすればいいの?という疑問が湧いてくるでしょう。答えは簡単です。可能な限り、日本のサイトやサービスを利用することです。日本国内で発行された領収書や請求書は、税務署にとっても確認が容易ですし、経費として認められる確率も高くなります。
何かわからないことや気になることがあれば、Xでハッシュタグ
#うしくんマネー教室  で投稿していただけると見に行くので、
こたえるようにしますね!(見逃したらごめん)

じゃあまた明日お会いしましょうじゃあね~✋

参考URL


筆者 うしくん プロフィール

YESうしくん

世界最古の税理士Vtuber メタバース経済圏の創出を目指して活動中!
VRChat公式パートナー/公認会計士&税理士 / #CLUSTARS 運営
毎日note更新中!→ https://note.com/ushikun_desu
質問や感想はこちらのタグ→ #うしくんマネー教室



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