毎回号泣したドラマ

「Touch/タッチ」という海外ドラマがある。
「24」のキーファ・サザーランドが出演している作品だ。

言葉を話さず、感情も表に出さず、触れられるのを嫌がる息子と、何とか意思の疎通を図りたい父親の物語だ。
息子は特殊な能力を持っており、数字を使い父親にメッセージを送る。
父親は、その数字の意味を探りながら様々な事柄に巻き込まれていく。

チビ3人と旦那と一緒に見ていた。
シーズン1で毎回泣く私に、「はぁっ?泣くところあった?」と言われていた。

友達にも、
「あれ、息子の伝える数字の意味を必死に探り、犯罪スレスレの行為をしてまで走り回る父親の話でしょう?父親から見ると、本当に大変じゃん。」と言われた。

実際に行動するのは父親で。
大変なのは分かる。振り回されている感じだ。

友達に言われた時に、私は息子の視点でドラマを見ていたことに気がついた。

目の前の1人の癒しが。様々な人達に影響しあって調和していく世界は、いつも私が肌で感じている奇跡だった。
自分という枠のずーっと外側にある「完璧」という世界。
みんな繋がり、循環している。

全ては父親のためで。父親自身の心の「調和」のために起こっている出来事のように私には映る。
父親は、人の心を癒しながら。自らも癒えている。

その循環の「完璧さ」に毎回心が震えていた。

目の前の出来事をどう解釈するかで、世界はがらりと変わる。
日常生活の中でも、毎日沢山の奇跡が起こっている。それが、どう世界に波及していくのかという事を私は観察したいのだなぁと思った。

素敵なドラマをありがとう。

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