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2024/6/11 UNISON SQUARE GARDEN 20th anniversary SPECIAL LIVE powered by キョードー北陸「金沢が極まる」感想

※ライブツアー開催期間中

内容の詳細についての記載があるため、ネタバレ注意です。



【前置き】

ライブ後に感想を書く、今までもライブ毎に書き留めてはいたけれど、こんなにも筆が止まらないライブは久々だった。
おそらく、自分の中でずっと切望していて、いつか聴けるだろうと思っていたものが突如目の前で繰り広げられたから、その熱に浮かされているのかもしれない。
そしてこの熱を、まだ声を大きくして言えないのがあまりにももどかしく、ライブ後に友人と感想を語り合ったにも関わらず、足りないのでこれを書く。

【まとめ】

とにかく
極まってしまった。

・セットリスト考察

Session “One roll, One romance”を聴けるライブが存在したということにただただ嬉しさしかない。
まさかの登場、しかし、伏線は張られていた。今回の「極まるツアー」についての考えが止まらなかったので書いておく。

今回の金沢セットリストと、先日の福岡セットリストを比較し、ほぼ確信となる考えは
「復刻Tシャツ」に沿ったそのツアーのリバイバル的なオマージュをセットリストとする…!?
ということだ。

今回のツアーグッズのコメントを確認すると
「これまでの思い出と共に」という言葉があり、イベンター担当それぞれがライブのエピソードと共に振り返った「思い出のツアー復刻Tシャツ」が販売されている。

そして、今回「金沢が極まる」公演での復刻Tシャツは「旅の音楽隊Tシャツ」で、TOUR 2017~2018 「One roll,One romance」(以降 OrOrと記載)のもの。公演セットリストにおいては『Session “One roll, One romance”』から始まり、Silent Libre Mirage、10% roll,10% romanceの流れまで、OrOrと全く同じ披露!衝撃だった。

そこで、既に終えている「福岡が極まる」を確認すると、復刻Tシャツは 2018 「MODE MOOD MODE」のもの。
公演セットリストを確認すると、固定披露の曲は見受けられるものの、全くの別物の印象を受ける。
特に冒頭にOwn Civilization(nano-mile met)→ Dizzy Tricksterの流れがあり、本編ラストを君の瞳に恋してない とする流れはMODE MOOD MODEアルバム順そのものを彷彿とさせる。とはいえMOOD MODE MOODのツアーセトリそのものをなぞった訳ではない。安易なことをするわけではなく、絶対に驚きを創り出す田淵さんのセットリストの魔力を感じるが、やはりこの復刻Tシャツとセットリストの関連があることは明白だろうと思う。
ツアーの完全リバイバル、とはまた違う、絶妙にイベンターとの思い出のツアーを想起させるセットリストになっている予感がする。恐ろしいことを考える、UNISON SQUARE GARDEN強すぎる。
そんなの、「極まってしまうよ」でしかない。

正直、グッズの公開にはTシャツの復刻嬉しい、イベンターさんとのエピソード素敵、としか捉えていなかったので、見事にしてやられた…!という感じで、最高に楽しい。今回のツアーは大都市ではなく、あえて地方でのライブも多く見受けられ、各地域のイベンターとの思い出を振り返り、しっかりとそれを汲み取ったセットリストを考えているのかと思うと、あまりにも粋だなぁ、と惚れ惚れしてしまう。

今後のセトリ予想は

6/27 盛岡が極まる
6/29 青森が極まる
powered by NORTH ROAD MUSIC
→TOUR 2014 「桜のまえ」

7/1、7/2 札幌が極まる
powered by WESS
→TOUR 2016 「Dr.Izzy」

7/6 広島が極まる
powered by YUMEBANCHI
→TOUR 2020 「LIVE(on the)SEAT」

7/7 高松が極まる
powered by DUKE
TOUR 2014 「桜のまえ」

7/10 渋谷が極まる
powered by VINTAGE ROCK std.
→「JET CO.」TOUR 2010 ~2nd album release tour~

そして、まだ明かされていない、「極まるツアー」のand more...はどうなるのか?
希望としては
・UNICITY Vol.1
(UNICITY Vol.1の復刻Tシャツがあるということは!?FC限定だったけど!?約10年前だし⁉20thだから大盤振る舞いか⁉(期待))
・プログラムcontinued
(10周年記念アルバム『DUGOUT ACCIDENT』引っさげてのツアーだったし周年的に良さそう!映像化していないし!個人的にリバイバルを待ちきれない)

・SHISHAMOとの対バンとして。

ユニゾンの最高過ぎるふるまい。ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂのカバーに対する「本家」返し、そもそものセットリストのラスト、が7年前にカバーされたワールドワイド・スーパーガールを組み込んでいたこと。あまりにも粋な先輩。

以下、本家返しについての妄想垂れ流し。

「本家っ!」ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂは絶対に臨時で急遽演奏した!はず!!!!かっこいいしかない。
だが少しの疑問が残っている、それは、曲数が他公演と同じにまとめられている、ということ。う急遽やったはずなのに…!?

①勢いでやった?
7年前にサプライズでやられた「ワールドワイド・スーパーガール」を、当時は急遽お返ししたけど、今回はしっかり準備した披露をする、7年前のこと覚えているよ、という素敵メッセージあってのの大団円だったとするとしっくりくる!

そこにまたもやサプライズのカバーがあったから!これは返さにゃ!と、どうにかねじ込んだ?
カバーお返しの可能性を考えて、その余裕のできるように、1曲減らしたセットリスト(13曲)にしていたのかも…!?

②本来あったはずのラストを変えた?
福岡とセトリ見比べると、曲数は変わっていないことから、本編ラスト曲はきっと、きっとOrOrっぽい何かがあったのかも、しれない、、?
気になる。でもしっかり準備したワールドワイド・スーパーガールで〆
だったほうがすっきりするような。

もしSHISHAMOがカバーしてくれたら、そっちにしちゃおーーって緩い相談があっての、あの流れになったんだとしたら…それはあまりに先輩の貫禄が輝いちゃってかっこよすぎるな。

とはいえ幻のラストがあったとしたら!
なんだったのかは知りたい。

・セットリストへの感想

・沼の自分、大歓喜だった!!!
ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ(by SHISHAMO)
アンチ・トレンディ・クラブ
ワールドワイド・スーパーガール
ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ(本家)
最高に嬉しかった。

特にアンチ・トレンディ・クラブはフェスでもあまり聴けなかった印象があるので、ここで聴けたことによる、待ってました!を味わえた。
また、いつもなから、お前生きとったんか!を楽しめるセットリストになっていると感じた。お蔵入り、という程ではないか、うわ!久々だ!嬉しい!!枠に思えたのが、セレナーデが聞こえない、パンデミックサドンデス、静謐甘美秋暮抒情辺りだろうか(勿論主観だが)

曲繋ぎとしては、セッションや衝撃的な繋ぎはなかったが、
ワン ツッ Silent Libre Mirage
ワンツー(↓) 10% roll,10% romance
ワンツッスリッフォッ!!! パンデミックサドンデス
1234!→5,6 The World is fancy 世界はファンシー
スリッフォッ 1234っ!→徹頭徹尾夜な夜なドライブ

といったような、ライブならではのカウントで繋がるものが多かったように感じてとても良かった。
好きなんですよねこれー!!!ライブー!!という感じ。


【詳細感想+レポートもどき】


ステージの後ろ側、背景としては「極」の文字(今回のグッズデザインに近い、少しモチーフがかったデザインの文字)の幕がかかっているのみ。

絵の具が始まってから、いつものとおり、貴雄さん、田淵さん、斎藤さん、の順で入場。

入場時点で貴雄さんの服装がTシャツ1枚であることがわかる。普段は上着を羽織っているイメージ強いので、少しだけ違和感を覚える。

そしてメンバーは定位置につき、斎藤さんは貴雄さんの方に身体を向けて始まったのは

Session “One roll, One romance”

待って待って待って待って。
一瞬混乱する。これは、絶対に、聴いたことがあるやつ。
なになに何!、?!が起きている!???

何回聴いたかわからないぐらいに、大好きなセッションである、Session “One roll, One romance”。
UNISON SQUARE GARDENは沢山のライブ音源をCD音源としてくれているが、その中でも特にセッションに唯一名前がついているのは、このSession “One roll, One romance”だけだと記憶している。
そして、TOUR 2017-2018 One roll, One romance(OrOrと呼んでいる)でのみ披露されたもの。そのセッションが、まさかの、対バンでいきなり披露されている?現実?
Session “One roll, One romance”が始まった時から、斎藤さんが既に笑顔でいたのもなかなか、珍しく印象に残っている。

三人がそれぞれ、ソロを披露してから「One roll!」「「One romance!!」」の掛け合いをする所までしっかりと再現あり。
ギター→斎「One roll!(↑)」も
ベース→田「ワンロー(↓)」も

ドラム→貴「ワンロー!!」
斎+田「「One romance!!」」
貴「ワンロー!!!」
斎+田「「One romance!!」」
貴「……ウアーーーツッッー!、!!(雄叫び)」
斎+田「「One romance!!」」

もあったし、それぞれにスポットライトも当たっていた気がする。

セッション後半、斎藤さんと田淵さんがステージ中央付近で向き合いながらのテンポアップ!ここも再現してた!!
音源よりも少し早いかもしれない?テンションが既に最高潮に近い。
音源での「もうちょっとやりまーす」はなく、その部分で斎藤さんが「UNISON SQUARE GARDENです!」と。

何度もライブ音源を聞いている自分としては脳内再生不可避のSilent Libre Mirageが脳裏に浮かびつつ、流石にあり得ないよな、と思ったところに

ワンツッ
Silent Libre Mirage
……!!!!

絶句した。……OrOrセトリそのまま…とか…なにが起きてる?

斎藤さんが「何様ってやつだ!!」の「だ」を思いっきり強く歌っていて思わず笑ってしまった。ライブでしか聴けないそのときの表現がたまらなく好きです。

青色の鮮やかな照明も素敵だった。Silent Libre Mirageといえばこれ!という個人的イメージにピッタリとはまる。
そしたまた斎藤さんの笑顔がよく見えたのが良かった。

シームレスに次の曲、
10% roll,10% romance

… “One roll, One romance”リバイバルですか?

ここまで曲の流れは、紛うことなく、完全にTOUR 2017-2018のOrOrそのものだった。今でも思い出すだけで泣きそうになるぐらいに嬉しい。

田淵さん、イントロからすぐに楽しそうに上手、下手と駆け回っていく。目が追いつかないぐらい。
サビの「だってこんな"君を"」で足踏みステップを踏むのも今までどおりで、また見れたことが嬉しい。
斎藤さんは、序盤とは思えないぐらいには結構汗だくになっていて、顔を上げるとその瞬間に前髪も上がり、おでこがよく見える。
正直もう驚きと喜びで詳細は覚えていない。全体的にスタッカート強めの勢いある歌声だったこと、とにかく転げ走り抜けるように、一瞬だったように思う。

貴雄さんが曲中にヘッドホン装着し、斎藤さんはカポをつけて
kaleido proud fiesta
「かくしてまた物語は始まる」

OrOrのセトリの中でも、セッション→Silent Libre Mirage→10% roll,10% romance、まではよく覚えていたのだが、この次は思い出せなかったので、どうなる!?と純粋にワクワクしていたところに、この曲。序盤ブロックの決定打としてこれ程までに輝く曲はないでしょ、というドハマリで決まってた。
リバイバルツアーから、急に現代に引き戻されつつ、それすらも夢を見続けてるように幸せな気分。強すぎる。
なんならkaleido proud fiestaTOURすらも思い出せてしまいそうになるぐらいに絶妙なタイミングだった。

「その願いを叶えようか」
右手でマイクをしっかり掴んで歌う斎藤さん。
OrOrのリバイバル、あのセッションを聴くという願いを叶えてくれた自分への感情にあまりにも寄り添ってくれて涙堪えてた。

貴雄さんのスティック回しが多くて、華麗で、とにかく見惚れた。
「祝祭の鐘は鳴る」でくるっと回るスティックの美しさよ。

斎藤さんのイヤモニの調子が悪いのか、耳を抑える仕草が多いままで歌う。
落ちサビでは、右手でマイクを掴む→右手で左耳抑える→右手マイク の動きがあって、本当に忙しい!けれどひたすらにかっこよいのでありがとうございます!の気持ち。

曲終わりに「UNISON SQUARE GARDENです!」
(また言った!と思ったのでよく覚えてる)

MC①(ニュアンス)
斎藤さんがSHISHAMOを大好きだ、という話。
「私は、SHISHAMOが、大好きです。」を2回言ってた。

先程披露された、SHISHAMOによるミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂのカバーについて。
斎藤さんいわく、前日に渡されたセトリにも書いてない、当日のリハでもSEからの1曲目の流れはきっちり自分たちの曲をやっていた、のに、本番でいきなりのカバー披露だったとのこと。

斎藤さんの「ずるいよ~!」の笑顔が眩しかった。そしてそれに対して
「全力でライブでお返ししたいと思ってます」
なんて素敵な関係なのか。

「今日は、金沢が極まりますっ!」
から始まったのは
セレナーデが聞こえない
歌いだしのァーーーーアッのやつとても低音でカッコよすぎる。
イヤモニをここでも気にしてる、外して歌ったり付けて歌ったり。

間奏部分の入りで、一瞬ドラムのスティッククロスして叩くところがあって、その瞬間の惹きつける力に、はっと息を呑んだ。思わず目を奪われた。
そこからのギター演奏の勢いも凄すぎて言葉では説明できない。

個人的にCIDER ROADの中でも強く記憶に残ったのがこの曲なので、4曲目!4枚目!とセトリ順はしっかりと記憶に残った。
聴けたのはTOUR CIDER ROADのリバイバル以来かもしれない。

勢いよく終わった所に
「「「fu~~~~~」」」
アンチ・トレンディ・クラブ
幽霊みたいな部分大好き!田淵さんの声大きい!

個人的に待ってました!!!という曲だったので聴けて嬉しい。春夏フェスでの披露がほぼ無かったはず。

斎藤さんが「Ah-」歌うときに、マイクに離れたところから、ぐっと身体近づけるのと、首を傾げつつ歌うのがとても色気溢れていて絶対に見てしまう。

2番2Aの細やかなギター、やっぱり弾いてることを、目の前で確認しているのに信じ難い。人間業じゃない…。

三人の力強い声が揃う「「「一緒に居ようぜ できるだけ」」」最高しかない。
田淵さんの声が低いのがまた良い。

力強い貴雄さんの
「ワン!ツッ!スリッ!フォッ!!」でぶちかまされた
パンデミックサドンデス
まさかの。これは生きとったんか枠!!?
嬉しいーーーー!!!!

斎藤さんが、サビで左足踏みしていたのが印象的。身体全体動いてる印象。激しい曲の中でもしっかりと足でリズム取るのか、という発見!
「少し 静かにしてもらえますかっ!」の歌い方、ライブならではの息を含ませたウィスパーボイスかつ勢いの強い歌い方、素晴らしくてそりゃ静かにしますわ、と溜息でそう。

シュガーソングとビターステップ
おやおやおや!!という嬉しい驚き。
正直少し意外、と思いつつも、そういえばこれは対バンであり、耳馴染みのある曲が聴けるのも1つの目論見なのかもしれない?(セトリおじさんはそんな親切心みたいなものは考えてないとも思うけれど、もし自分が対バンでユニゾン目的じゃなかった場合、やはりシュガーソングとビターステップはセトリに入っていたら嬉しい気がする)

イントロギターでのアレンジがあったのが嬉しい楽しい。
テレレテッテ テレテッテー(↑) ギターキュルルっ!と音を上げる
テレレテッテ テレテッテー(ビブラート)
みたいな感じ。

1Aメロでの斎藤さんの両手の動きも自由で多かった。
右手をさっと上に上げたときもあったような気がする。どんなにライブで聴く数を重ねても、同じ演奏は1つもないことを改めて嬉しく思う。今日のシュガーソングとビターステップも好きだった。

田淵さんの「蓋然性合理主義」でのお決まりのポーズは下手に向けてしっかりと。

曲終わりで暗転あり。
斎藤さん水しっかり飲む。
田淵さんは、両腕を上の方で組んで伸びをしていたように見える?

ドラム調節の後、少しの静寂を破るギターの音で始まった
静謐甘美秋暮抒情
これもまた、生きとったんか枠か!?
やはり良い曲。他に似たものがない、独特な雰囲気を出してくる所がとても好きな曲。

淡い紫の照明が個人的に解釈が一致していて嬉しかった。雰囲気のある落ち着いた照明演出の効果も良い。

「淡い“ めま”い」の響きは、わりとさらっとしてるようで、歌の抑揚とか勢いは少なめに感じた。久々に聴くから音源に忠実な印象?
「都合よくなっ"てぇ"」は後半からアレンジあった!

曲終わり、しっかりとこの曲の余韻を楽しませてくれるぐらいに、暗転ほどではないが、きっちり間があった。
とても嬉しい。

そして、ひと呼吸おいて始まったのは
貴雄さんのスティック4カウントから、
さわれない歌
歌いだしで貴雄さん何か言ってたかも?

…正直…この大事な大事な曲は、7/24のその日まで取っておくと思っていたので、やられたーーー!!!!なんでここでこれーーーー!!?!という嬉しいサプライズを貰った気持ちになる。

シンプルな照明、全体を軽く照らすような、演出少なめなのに
落ちサビでぐっとオレンジが差し込んでくるとこ胸がぐっと詰まるようになった、素敵で。

途中で、歌の途中と感じるぐらいの一瞬の隙に、斎藤さんが上手袖のスタッフに向けて人差し指で上を指して音量か何かの調整を指示出ししていた。スマート。

斎藤さんがまっすぐ前を見て歌うし、田淵さんの声も強く響くし、貴雄さんのコーラスで支えられてるし、本当に良い。

MC②(ニュアンス)
今回の極まるツアーライブについて。
イベンターというお仕事について。

イベンターさんは各地のライブの際の会場までの送迎や美味しい食べ物を用意してくれる、ライブを作ってくださる方のこと。
「北陸に行けば、岩見さんに会えるぞー」という気持ちになるような存在だとのこと。

今年はユニゾン20周年ということで
UNISON SQUARE GARDENが楽しいツーマンライブをやりたいので、会場もお相手も全部委ねて、ライブを作ってください、とイベンターさんにお願いした。

イベンターの岩見さんの中では、7年前のfun tine HOLIDAY6(SHISHAMO対バン)のこと、SHISHAMOがワールドワイド・スーパーガールをサプライズにてカバー披露し、UNISON SQUARE GARDENはそのお返しに、急遽セットリストを変更して本家のワールドワイド・スーパーガールを演奏したこと、の感動が記憶に残っていた。バンド最高だなって。
でも、その感動はライブハウスにいた500人だけしか知らない、だから今回、沢山人が入るホールでやりたい、という思いのが詰まっているとのこと。

斎藤さん「岩見さんどうもありがとうございます!」と下手側の舞台袖に向かって両手を合わせて拝むように感謝の仕草をする。
一瞬だけ手でハートを作った田淵さんも見た気がする

斎藤さん「続けるといいことあるなぁ…って。特別な一日です。では、もうちょっとだけお付き合いください」

貴雄さん「ワンツッスリッフォッ!」
斎藤さん「five,six, the world is fancy」(流暢)
世界はファンシー
おーーーわわーーーーーーー
まだまだ現役でやらかしてくれるの!好き!!!!
ここの貴雄さんから斎藤さんへ言葉繋ぎがあるのもライブならではのポイントだと思っているので嬉しい。

毎回のことながら、世界はファンシーのテンションやノリ具合で歌にアレンジがよく見えるところがとても好きで、最高を更新していくように思う。
今日の斎藤さんもなかなかの勢いで聴いているこちらが興奮してしまうぐらいだった。
Aメロでの斎藤さんの手癖はもはや祭りか!と言いたいぐらい多い。
左手は耳を抑えたり、なにかを持つような仕草があったり、右手も様々な動き。
「時限爆弾なんだ」辺りのカタコトのような歌い方や、
「楽しすぎるぅ!!るっ!!るっ!!」の"る"の表現も毎回違っていて、特に今日はる、の乱暴さが良かった。
両手で耳を抑えながら歌っているときもあって、あまりにもかっこよかった。

自分にしては珍しく、田淵さんの落ちサビでの「かくある話」で三角を描く瞬間を見逃した。
つい、斎藤さんに見惚れていた。

貴雄さんの大きな声で「スリッフォッ!ワンツッスリッフォッ!!!!」
徹頭徹尾夜な夜なドライブ
ここで!?
ファンシーからこれ繋げるのカロリー高くて最高だな。
田淵さんの足上げが見事で、本当にライブの終盤なのか一瞬わからなくなるぐらいパワフルだった。更に、全体的に動き回ることも多くて、曲中のどこかで下手からドラムセットの後ろの方へ走っていき、上手側から出てくるような大移動もあったと思う。自由奔放に楽しんでいる様が最高!

間奏のギターソロで、斎藤さんはステージ中央の前方へ。全身でギターをかき鳴らす姿が問答無用でかっこいい。

「東の空から夜な夜なドライブ」のコーラスの際、マイクを思い通りに動かしたい田淵さんの荒々しい所作には見慣れてきた!
マイクスタンドを掴んで、どうにかいい感じに動かそうとしているように見えたが、(恐らくマイクをスタンドから取りたかった?)難しかったようで、足で蹴るようにしたり、強く引っ張ったりと奮闘していた。
最終的に、ドラムセットのごく近くに下手へ向いた形、謎の位置感でコーラスを歌ってた。

カオスが極まる
ここで!?!(2回目)
カオスが極まる、正直今回のツアーでやらないのかも、と思っていたのでちょっと驚く。終盤に披露するにはハード過ぎる、といつも思わされるような位置にある気がする。このハードさすら楽しんでいるのか…?

貴雄さん、こんなにスティック回しを今までもしていたっけ???と疑問に感じてしまうぐらいに、魅せ方の良さが半端ない。それと立ち上がっての演奏もあった。

斎藤さんのBメロの歌い方が、直立しながら、首は右にしっかりと傾けているのがとても絵になる。目も伏せがち。
また別の部分、ギターの激しいところでは斎藤さんが頭を振りかぶるような演奏多くて、おでこがよく見えてしまうのは困る。(良いです)
音圧が最高潮に達していて、三人ということが目の前にしても信じられないぐらいであり、まさに「極まってしまった」曲だった。

「ラストっ!」
ワールドワイド・スーパーガール
極まってしまった、後に、このギャップを繰り出すのがUNISON SQUARE GARDENの恐ろしさ!!
あんなに強い迫力、ロックのかっこよさの頂点にあったところから、一気にキュート!楽しい!の振り幅で、どちらも紛れもなくユニゾンそのものであることが堪らない。

特に安定の(ほぼ毎回やっているのを見ている)田淵さんの満開の笑顔をふりまくのは本当に心臓に悪い、可愛いすぎる。
サビの際に、頭の横に手をぴょこぴょこうさぎの耳みたいにする振りや、身体を横に揺らすリズムの乗り方、足の上げ方、一生見ても飽きない楽しい!

斎藤さんも音にノッているのがわかりやすい縦ノリであるのがわかる。たまに横にもフリフリと動いていて、実はこの曲は二人とも可愛い…!

《事件①》
ラスサビ前の間奏部分で、田淵さんが急に斎藤さんの方を向き、そっと近づいていく
斎藤さんはそれに気づいて、田淵さんの方を向いたので、向き合う形となる。

「ウォーーーーーーオーーーオーーーー」のハモリで
田淵さん、そのまま斎藤さんに近づいていき、斎藤さんのマイクで歌おうとする。
斎藤さんは普段通り、顔を背けたりマイクを譲ったりするのかと思いきや、笑顔のまま、二人向き合っての
《マイク共有》で歌う。

正直、マイク共有のこの形は初めて見たので思わず笑ってしまった。
例えるなら、漫才で1つのマイクを共有するような位置取り、距離感でありつつ、向き合いつつ、二人の顔の近さは時折額が触れてしまうんじゃないか?ぐらいで。
しかも歌が交互ではない部分だから、同時に歌う、本当のマイク共有だった。(音量はバランス良いままだったので、おそらく田淵さんがちゃんと控えめにしてた模様)

その後の貴雄さんの雄叫びもまた健在にこの曲の意味のわからなさを加速させてくれてちる。楽しい!

「もう一回!」で満面の笑み、人差し指を立てる田淵さんも見ることができた、良い笑顔ーーー!

「本家っ!」
ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ
本家って言った!?!!
え、ラストって言ったのに??!
これって絶対追加ですか!?
やばい、ユニゾン先輩かっけぇーー!!!
このときテンション上がりすぎてよく覚えてないけど、わりと「本家」の声は小さかった気がする。

そしてやはり、本家の圧倒的なパワー、スピード感になんかもう何も言えないな…という。BPMの早さがまさに本物の証。Bメロからサビへの飛び込みの強さもかっこいいとしか言葉が出てこない。

SHISHAMOによる本曲のカバーは、しっかりと上手いカバーで、とても聴きやすくて、自分たちのカラーにしていたのが素敵だった。
それでも、やはり本家の、20歳まで極め続けているロックバンド、とんでもない化け物3人組じゃないと出せない厚みや迫力があることを改めて見せつけられてしまった。

田淵さんのコーラスの声の大きさもまた、これこれ!というユニゾンらしさと思っているので、大きな声の「ねずみかわいいアヒルもやばい」はやばい!

照明は赤と黄色を主とした演出で、Ninth Peelツアーを彷彿とさせてくれたように思う。

「制御不能だぁ…(↓)」

「UNISON SQUARE GARDENでした、バイバイ!」

切り替え早っ!!
あっという間に退場する御三方。

対バンなのでアンコールがない可能性も少しだけ脳裏に浮かびつつ、待っていると
退場して20秒程ですぐに再入場する三人。
少し慣れてきたが、やはり早い。

貴雄さんは席について、いそいそと今ツアーのグッズの「極まるタオル」を顔に巻き(頭じゃなくて顔)目隠しの状態になる

それを見て笑う斎藤さん。
そしてギターを構え、
「おまけっ!」
ガリレオのショーケース
勿論貴雄さんは、目隠しのまま演奏へ。
目隠し本当にしているのか疑いたくなるぐらい、通常通り、いや通常以上の演奏力。

田淵さんはステージ下手で、急に仰向けに寝っ転がっていた。
斎藤さんはそれを横目で見つつ平常運転で演奏を継続している。

貴雄さん、演奏途中に立ち上がって、右手のスティックを何度も宙に放り投げては、空いた右手そのものでシンバルを叩いて、いつの間にかスティックをまた持って、という繰り返しのパフォーマンスがあった。目を奪われた。でも、理解しきれない。
…化け物ですか?(褒)

《事件②》
間奏で、ステージ前方に出ようとする斎藤さん、の前に立ちはだかるように田淵さんが追いかけている。
それをなんとか振り切ろうと、上手、下手に移動する斎藤さんの俊敏な動きがあったが、田淵さんも執拗に通せんぼをしている。笑う斎藤さん。

最終的に田淵さんを振り切り、ステージ中央の前方でギターソロ披露し、そこで、SHISHAMOの曲のフレーズをさりげなく入れていた!絶対!!そういうとこなんだよなー!かっこいい先輩!!

田淵さんは一瞬いなくなったかと思いきや、また下手で転がってる?からの
すぐ下手ステージに腰をかけるような形で演奏していて、それをカメラマンのビオラさんがすっ飛んできて激写していた!

貴雄さん、ラストでは何がどうなったかわからないが、立ち上がっての演奏でドラムセットにもたれかかるようになり、左側のスネア?1つが台から落ちてしまった。
落ちた楽器は斎藤さん側に転がっていく。
斎藤さんはそれを見て、笑いながら避ける。
演奏の最後の〆は、しっかりと3人で向き合いながら。
「UNISON SQUARE GARDENでした、またね!」

斎藤さんは、スタッフさんの方を向いて転がっている楽器を指差している。

貴雄さんは、その場で立ち上がり、顔に巻いたままのタオルを使って後頭部辺りにスティック2本差し込み、ウルトラマンか仮面ライダー?みたいな決めポーズをする。

斎藤さん、それを見て
両手で貴雄さんのことを指し、見てー!というような仕草。
そのままステージ中央を横切って退場するが、中腰になりながら、すみません🙏みたいな形仕草で去っていく。

その後貴雄さんはタオルを取り(ここまでずっと目隠ししていたという異常さを改めて感じる)ステージ中央に来てから、
自身の身にまとうSHISHAMO Tシャツを指してから両手を合わせて拝み、ありがとうの意に見えた。
更に、手でハートを作ってから退場する。


【流れ追記セットリスト】


SE:絵の具
Session “One roll, One romance”
「UNISON SQUARE GARDENです!」

1.Silent Libre Mirage
2.10% roll,10% romance
3.kaleido proud fiesta
「UNISON SQUARE GARDENです!」

MC①
SHISHAMOカバーのこと
「全力でライブでお返ししたいと思ってます」
「今日は、金沢が、極まります!」
4. セレナーデが聞こえない
5. アンチ・トレンディ・クラブ
6. パンデミックサドンデス
7. シュガーソングとビターステップ

8.静謐甘美秋暮抒情

9.さわれない歌

MC②
イベンターのこと、岩見さんについて、今日のライブについて

10.世界はファンシー
11.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
12.カオスが極まる
「ラストっ!」
13.ワールドワイド・スーパーガール
「本家っ!」
14.ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ

「おまけっ!」
En.1 ガリレオのショーケース

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