迷宮を創り出す能力の女(メモ 物語)

迷宮を創り出す能力の女

一人称は僕
身長はだいたい紗倉と同じくらい
紗倉が現役で国の軍人だった頃に1度対戦しており、紗倉が戦闘不能になりその時は終わった。
その際になぜ戦っているのかと問われたり、殺すほどの重症は与えられなかったり、何かと相手を生かせるような、相手の方から手を引いてくれるような戦闘スタイルを取る。「僕は別に何とも思っていない。ただ、今は君を殺さなくても良いか、そう思っただけさ」そう言って姿を消す。
後の革命後、紗倉たちが逃亡の際には紗倉たちを逃がすために手を貸してくれる。
「信用ならないのさ、口先だけでなら理想論など好きなだけ言えるからね」「今の政府に、僕は正直、うんざりもしているんだ」「政府が変わったからとか法律が変わったからとか、正直この偏見はそんなに簡単に消えたりしないさ。数年、いや、半永久的に消えることはないんだろうね」
彼女の能力「迷宮を創り出す能力」のお陰で紗倉たちは追っ手から逃れ、国を離れることに成功する。

彼女たちが消えて数ヶ月後
街を歩いていて裏道にそれたところで声をかけられ、振り向きざまに腹部を刺される
「こ、これは……。まったく、いきなりだなぁ」
1人の警察の刀に刺されて壁に押し当てられた状態で目の前の警察数人と対峙
「お前が奴らの逃亡に手を貸したことは知っている。どこに逃がした」
「知らないよ。誰のことさ」
「しらばっくれるな。貴様のことはこちらでも入念に調べてある。貴様が奴らを逃がしている瞬間も、貴様の能力も経歴も、全て調べてある。」
「全て調べてある……?」
そこで顔を項垂れる彼女。そして笑いだしながら続ける
「入念に、調べてある……?く、ククッ……それじゃあ本当に、私のことは、なんにも知らないってことだねぇ!」
言うが早いか刺さっていた剣に触れると剣が折れてみるみるうちに四角くパズル状に組み替えられていく。その組み換えはそのまま剣を持っていた男にまで伝播していき、やがて男は四角いキューブ状の立体迷路のおもちゃになってしまう。
しかも彼女の背にあった壁が割れて通路になり、代わりに彼らと彼女の間を区切るように壁が迫り上がり分断する。
「いまならまだ彼を助けられるよ。その迷路を解ければだけどね。その前に、君たち自身も出られればだけど」
その言葉だけを残し彼女は姿を消した。

数年後、妹が疾走し探している姉と紗倉
2人が偶然、彼女の地下通路に落ちたことで再会する。
紗倉は彼女に、妹は見ていないかと聞くが、彼女の能力下もとい監視下では見ていないと言うが、その地区の外れで似た容姿の人影を見つける。
彼女にまた助けられつつ紗倉と姉は妹の痕跡を追う

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