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結婚式に初めて参加した話

こんにちは、破壊光線です。
前の記事にも書いた通り、妻が妊娠し、現在マタニティライフを満喫中です。なのでマタニティ系の記事を書こうと思ってたのですが、妻と結婚式に初参加したらとても面白かったのでそちらの記事を書いちゃいます。

結婚式初参戦

なんと俺は自分の結婚式を挙げてるくせに他人の結婚式に参加したことがありません。27歳にして結婚式参加経験0という悲しすぎる人間関係の無さには触れないでください。
そんな自分の結婚式初陣は、妻の親友の結婚式です。結婚式に参加したことがある方は分かると思いますが、これはめちゃくちゃ関連性が薄いです。正直参加しなくてもいいくらいで、とどのつまり完全なモブです。

それでも参加したいと思った理由は3つあり、1つは「嫁本人と新婦さんは親友だけど、他の面々との関わりがほぼ一切なく、喋る相手もいなくて中々気まずい」事、もう1つは「純粋に初参加で結婚式を挙げた身としては興味があった」事、最後は「嫁自身その親友を結婚式に誘っていて、新婦と俺もそこで超軽くだけど面識はある」事です。
嫁からこの親友の話はめちゃくちゃ聞いていたので、嫁が心底大事にしている相手ということもあり参加した次第です。

自分たちとは真逆の結婚式

参加の意志を妻に伝え、妻から親友に連絡が行くと、届いたのはWeb招待状のURL。

Web招待状とは、特定のURLを踏んだ人にだけ見えるオンラインの招待状です。これは物凄くいいですね。参加候補の人が増えてもURL共有しとけばいいだけで、当然住所を聞いたり招待状を書く手間も省けるなど、時短かつ柔軟に対応できます。招待状で死ぬほど苦戦した身からすると、知ってたらこっちにしたかったです。反面手書きに比べると味が無い……なんてことも全く無く、むしろデジタルならではのカウントダウン画面や、2人の写真やら何やらを綺麗に写していて本当にオシャレです。これから結婚式を挙げる方はこだわりがなければマジでこっちでいいです。

そして式場はなんと目黒の雅叙園。百段階段や1億のトイレなど、結婚式に限らずデートスポットとしても有名な、豪華絢爛で厳かな和のホテルです。余談ですが1億円のトイレって凄いですよね。1億円って多分俺がいまこの瞬間生きているまでにかかっている総額より高いんですけど、1億円以下の人間の排泄物を受け止める1億円のトイレの気持ちって何なんでしょうね。

話を戻して、テイストは自分たちと完全に真逆ですね。
「豪華、厳粛、和風」な雅叙園に対して、自分たちが式を挙げたBarn&Forestは「素朴、自由、洋風」と全てが逆です。同じ結婚式なのにシャープマーカーとボールドマーカーくらい性質が違います。

こんなに違うとどんな結婚式なのか本当にワクワクしてきますね。特に和装の結婚式は結構レアなので、そんな結婚式に立ち会えるのは嬉しいです。

いざ結婚式へ

そんなワクワク感を胸に雅叙園へと向かうのですが、入った瞬間そのワクワクは完全に消え失せます。

豪華絢爛すぎる。

入った瞬間その厳かな空気、美しさに完全に飲まれました。本当に綺麗ですね。思わず息を飲むとはこの事です。というか世の人々はこんな所でデートできるんか……?恐れ多すぎてラフな私服でなんてこんなところ無理だよ……結婚式なので当たり前ですが、スーツで本当に良かったです。
雅叙園の空気に圧倒されながら恐る恐る会場へ向かうと、友人枠と思われしき人が何人か待合室で座っていました。待合室も親族と友人は別枠なんですね。
友人枠は新郎新婦合わせても10人もおらず、そんな超少ない親友選抜に嫁は選ばれていたのかと思うと自分の事のように嬉しかったです。そして全員めちゃくちゃ固い。固まっておられる。萎縮しているのが俺だけじゃなくてとても安心しました。

その後会場に連れていかれ、神前式の式を行ったのですが、これまたスゴイ。当たり前ですがチャペルの結婚式とは何もかもが違い、誓いのキスとかもなく、代わりに神酒と盃を交し、神楽を舞い、祝詞を唱えるという由緒正しい日本の式でした。自分は神楽も盃も創作物の世界でしか見たことないです。ほんとすごかった。

披露宴でまさかの事態へ

式を終えるとお楽しみの披露宴になります。 
まず食事の感想ですが、場所が場所ですしガッツリ和食でした。調べてみたら洋も中も素敵なのが揃っているみたいですが、折角の雅叙園なので和食を楽しみたかった俺としてはとても嬉しいです。色とりどりで美しい懐石料理の数々は見た目も味もとても良かったです。

前菜はこんな感じです。鶴と亀の器が縁起が良い上にめちゃくちゃ可愛いですね。

披露宴のテーマは「感謝」らしく、メニュー表のメッセージにも書いてありました。プロフィール欄にも尊敬する人とか書いてあって驚きです。好きな物:園田智代子とか書いていた俺とは大違いですね。そしてそれを伝えるようにオープニングムービーやお色直しで一度退出する時も色々な方に感謝を伝えていました。使われていた曲も感動的な曲ばかりで、殆ど知らない人なのに思わず涙ぐみそうになります。音ゲー曲やアイマス曲を流して遊んでいた俺とは大違いですね。

そしてフォトラウンドなども終わり最後に定番の親への感謝の手紙を読み上げる場面になったのですが、ここで事件が起きました。

まず嫁。新婦側の手紙の朗読で突然名指しで感謝の言葉を口にされ、即座に号泣していました。多分自分の結婚式より泣いてますね。
そんな嫁を微笑ましく眺めていると、新郎側が身の上話や苦労を交えて感謝の気持ちを伝えていたのですが、俺と境遇がかなり似ていることに気がつきます。
気づいたら終わりですね。俺も自分の結婚式に負けず劣らず号泣してしまいました。泣きすぎて若干親族に引かれました。親友の夫とかいうほぼ他人ポジの人間が泣くとは誰も思わなかったようで、「なんで……?」みたいな顔をしていました。

そしてこの後、エンディングムービーと共に結婚式は幕を閉じました。エンディングムービーでも嫁は感謝を伝えられていたので追い打ちでもう一度泣かされていました。

結婚式は百人百様

こうして結婚式を終えて思うのは「結婚式は百人百様なんだなぁ」ということです。

今回の結婚式は、自分たちと比較して式場やテイスト、式の進行から何からほぼ全てが全然違うものですが、本当に「こんな結婚式も幸せで素敵だなぁ」と心の底から思えるものでした。

 結婚式を挙げない理由の中でよく「殆ど同じことをみんながしているのがヤダ」的なものをよく聞きますが、全然違いますね。その人の結婚式はその人にしかできないという人間的なオリジナリティを完全に排しても、同じ式はこの世に2つとなく、また二度と再現もできない素敵なものなんだと思います。

思ったより長文になりましたね……次こそは本当にマタニティ系の記事書きます。

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