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夫もつわりと戦うために~家事をとにかくやれ~

こんにちは、破壊光線です。

最近通っている教習所も仮免試験が近くなってきました。
正直かなり難しくないですかねこれ?
学科は勉強すりゃいいだけなので問題ないのですが、技能が無理すぎる。シンプルに周りを見れてないし、こんなんで仮免受かったら外出るのかと不安でしょうがない。緊張するなって言われはするんですが、ミスったら人殺しかねない物乗ってて気楽でいれるわけなくないですか……?

さて今回は未来のパパに向けたつわりの話です。
俺自身つわりを超えただけなんですが、これだけでも本当に感慨深いというか感じることが多かったです。

兎にも角にもつわりはつらい

前回の記事にも書いたように、つわりはえげつないレベルのデバフです。食欲不振、偏食化、体調不良、むくみ、不快感、貧血などなど……これらが最低限ついてきてプラスアルファのデバフがランダムでかかるという地獄のような状態です。自分の嫁は比較的軽度で済んでますが、軽度でさえ何度か会社を休んだり、寝たきりだったり、急に泣き出したりと普通にヤバいです。本当に重度の人は死の瀬戸際にいるので相対評価で軽度と言われるだけですね。嫁を見ていると正直軽度でさえ熱が出ないだけでインフルエンザ以上にキツイと思います。というか嫁に聞いたら「インフルエンザと比較されたくないくらいつわりの方がキツイ」と言われました。しかもそれが何週間何ヶ月と続き、終わりがないわけです。その上で普通に働かされる。無理ゲーにも程がありますね。

夫に出来ること

そんなつわりに対し、夫はあまりにも無力です。
超端的に言ってしまえば、家事してパシって励ます以上のことは殆どできません。つわりに特効薬がある訳でもなく、つらさを軽減する手段もほとんどない訳ですからね。以前話した食いづわりも「食わなきゃしんどい」だけで、「食えば楽になる」わけでは全く無いです。だからこそできることは極力やりましょう。

まず子供の前に妻を守れ

やはり子どもというものを意識する以上、子育て、育児のトピックに目が行くのはまともな感性をしていたら必然のことです。残念ながらこの段階で育児完全放棄の構えを見せるやべーやつもこの世にはごまんといますが

ですが今は子どもを作っている途中です。育てるのは先の話です。
そして作るという作業をしているのは妻です。
我々は何もしていません。子作りにおいて、男の直接的な関与なんぞ生ハメするだけという超イージーモードです。
残されている関与は間接的なものだけで、ここから先の「10ヶ月もの間、つわりに始まりありとあらゆる苦痛や不便に耐えながら子どもをおなかの中で作り上げていく」という作業は何をどう頑張っても妻にしかできません。
つまり今の妻は子どもと一心同体であり、子どもそのものです。子を育て、守りたいなのなら妻を全力で守ってください。妻を守れない人間に子どもは守れません。
なので可能な関与はとにかくやりましょう。つまり家事です。逆に家事を抜いたら俺たちに何ができるのかという話です。SNSを見ているとこういう時に家事をやらないどころか妻に押し付けるとんでもない男がいるらしいですが、馬鹿とかDVとか超越してサイコパスなんじゃないかと思います。シンプルに体調不良の人間に家事やらせます……?正直つわりがどうとか知らなくても人の心があればやると思うんですよ……。

とにかく家事をやれ

家事をやれと再三再四書いているわけですが、何の家事をやればいいかと言うと、全てです。

炊事、風呂掃除、皿洗い、洗濯、ごみ捨て、床掃除、全てやりましょう。これらを全て一日でやる必要は無いですが、確実にやり、日々のルーティンに刻み込みましょう。

とはいえ、多くの人にとって家事が面倒なのはどう取り繕っても事実だと思いますので、手の抜き方も含めてコツを書いていきます。

まず炊事。これは数日分まとめて作ってしまうのが本当に楽です。2口コンロを想定するのであれば、一口で主菜を作りもうひとつのコンロで汁物……と行きたいですが、無理そうなら汁物はお湯注ぐタイプで妥協し、最悪無くても何とかなる訳ですから、代わりに煮込み料理を作りましょう。調味料の比率さえ守れば先に炒めるとかあくを抜くとかそういう手間を排しても切ってぶち込んで放置でそれなりの美味しさが保証されます。また、煮物はご飯がなくても食べ安い上、野菜を沢山入れれば栄養価もそれ一つである程度クリアできます。
そして冷凍食品はある程度ストックしておきましょう。特に唐揚げとフライドポテト。ご飯を作り置きしておいても「今日つわりで食べられない」と言われたら終了です。悲しいですが怒ってはダメです。マジでどうしようもないので。それにこちらもどうしても作れない日があるはずです。そんな時でも揚げ物は喉を通ることが意外にも多いのでキープしておくのがオススメです。

風呂掃除については、妊娠初期(=つわりの時期)のお風呂は中々危険です。入浴自体は良い効果があるのですが、体調が最悪の状態でのぼせやすいので、転倒のリスクもあるのでシャワーで済ませることも多いです。そのため毎日湯船を掃除……ということはおそらく少ないのではないかと思います。自分が入りたいだけならテキトーでもいいならそれでいいですし。

ごみ捨ては作業そのものが面倒というより忘れる可能性が極めて高いことが問題ですよね。シンプルにスマホなどでリマインダーをつけましょう。そしてゴミをまとめたら玄関の前に置いておき、否が応でもゴミを持ったりしないと家を出れない状態を作ると捨て忘れはかなり防げます。

皿洗いと洗濯と床掃除はもう慣れるしかないです。気合いで頑張りましょう。
それでも効率的な方法を探す場合は個別に探した方がいいと思います。

つわりの後も家事は続く

家事は面倒な人にとっては非常に面倒で大変だと思います。ですが家事は確実に、そして当たり前にこなせるようになっておいた方が良いです。
何故ならこの家事全負担の生活はつわりを終えても、何なら出産を終えても続く確率が高いからです。

まず第一に妊娠中はつわり以前に重いものを持つのを禁止されています。故に液体調味料等の大きめの買い物は厳しいですし、お米なんて論外です。洗濯もバスタオルをバサバサするのは一苦労です。
次につわりの後の安定期を超えてくるとお腹が出てくるため、しゃがんだりするのが困難になってきます。しゃがむのが無理という時点でほぼ全ての家事が物理的に不可能になります。料理をするにしてもキッチン下の収納から何かを取り出すなどの必要は当然ありますし、風呂掃除は殆どの場合しゃがんで行うものです。
とどのつまり、つわりを終えてもしばらくの間妻は家事において戦力外となります。出産後もつわりの代わりに赤ちゃんに母乳をあげたり、妻にしかできない仕事は盛り沢山なので状況は好転しません。むしろ自分も子育ての仕事が出てきてタスクは増える一方ですので、今の状況で家事がろくにこなせないのは後が本当にマズイです。

これは子育て前哨戦だ

また、子育て本番とつわりの妻のカバーをする今を比較すると、「家事が何も出来ない人間をカバーする」点は育児と全く同じことですが、妻は子どもと違い、会話も成立しますし感謝もしてくれますし、泣き叫ぶこともなければほっといても死ぬようなこともありません。一応補足しますが、あくまで家事が出来ないだけで、子どもを作るという我らにはできない仕事をしているので何もしてない訳では断じて無いです。
要するに難易度で言えばつわりのカバーは子育ての完全下位互換で、つわりのカバーとは子育て前哨戦です。
俺もまだ育児を始めた身ではないのでアレですが、恐らくこれが出来ないのであれば子育てはさらに厳しいと思われます。今のうちに家事はしっかりこなせるようにしておきましょう。

楽しいマタニティライフは先の話である

こんな苦しいつわりが開幕からやってくるにもかかわらず、何故かどのマタニティ系の雑誌にも「楽しいマタニティライフを!」なんて書いてあるんですよね。真っ赤な嘘です。初手地獄です。安定期に入るとやっと楽しさを感じられます。妻も体調が回復してくるので、お腹に触れて赤ちゃんの胎動を感じ、夢を膨らましながら事前準備や買い物をしたり、幸せを感じられると思います。

今俺はつわりを超えてこの安定期を非常に楽しんでいます。めっちゃ幸せです。パパ諸兄は耐え抜いてください。ママはこんなにつらいんだぞと書いてはいるものの、パパからしたって理由がどうしようも無いものであるにせよ「妻が10ヶ月~1年以上家事の戦力外通告を受ける上に情緒不安定になり介護をしなくてはならない」というのが現実であり、負担は増えます。ですが頑張っていきましょう、程々に。特にこんな記事を見ている男性諸兄は頑張ってる類である可能性が高いので、共倒れという最悪のケースを回避できるように6割程度の力で頑張りましょう。6割程度で余裕こいてると妻に怒られることもあるかもですが、こっちにも余裕無いのがいちばんまずいですので。

文章に熱意がこもりすぎてめちゃくちゃ長くなってしまった……次は安定期のお話しやら何やらを書いていこうかなぁとか考えています。もしくは一旦置いといて恋活とか家の話とか。




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