かっこいい漢の終わり方

男、いや漢としてかっこいい人生の幕引きとはどんなものか?
今まで考えた事も無かった事を、入院して考えた。
そのきっかけをくれたのが、マルちゃん。
カーテンで仕切られた向こう側にいたマルちゃん。
姿も見た事がないんだけど、看護師との会話で、いかにこの人が、自由奔放な生活を続けてきたのかが想像できた。
かなり重篤な病に冒されているにも関わらず、看護師には減らず口叩くし、夜中にこっそりカップラーメンもすする。
そんなマルちゃんだが、看護師からはとても人気があった。
「好きな事やって死ねたら本望やんけ。」
そんな強気発言をしていたのだが、ふと看護師と家族の話になり、急に弱い部分を見せ始めたのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?