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自費出版して良かったコト悪かったコト⑩

終着地で手にいれたもの

沢山のお金と感情を使った今回の出版騒動。出版費が高かったお陰で出資者を大募集したのだが、支援金という目に見える形の応援はとても分かりやすく肌で感じられたし、みんなと一緒のテンションで私も私を応援できた。みんなが私の価値を押し上げて、応援に値すると教えてくれた。生まれて初めて「自分推し」という感覚を手に入れた。そして私の中での絵本づくりの重要性を再認識した。

自分推しできるようになった要素としてもうひとつ重要だったのが、信用されていると実感すること。隣でGOサインを出してくれたパートナー。そして「やりたいんでしょ?」と出版費を貸してくれた彼女。2人とも、私を信用してくれた。騙されてるかも!とか高額ずぎる!とかの声が、外からも私の中にも多かった。その声に潰されて飛ぶことができなかった今までの私。
でも今回、彼等が与えてくれた翼で未知の世界を存分に飛び回れた。楽しかった。感謝してもし足りない。ありがとうございました!!

契約を決断したときプロと共に仕事をすることへの期待が一番大きかったがそこはハズレ。でもロボ子との出合いにも意味があったはずだし、最後はまさかの多めに届く展開でいいオチを付けてくれた。

「元の作品より良いものに」は果たせたつもり。今回をきっかけにデジタル着色に取り組めたし、文章もムダなく分かりやすい表現に整えられた。そんなわけで完成した絵本は、みんなのお陰であり自分の努力の賜物だ。自己肯定感低めの人生から脱却の兆しあり。

そして分かったことは、自費出版メインでやりくりしてる出版社は、契約能力にこそ磨きをかけているかもしれないが、契約後のずさんさは否めない。契約書以外の約束は破られることが多かったし、著者を手厚くサポートはしてくれない。むしろ軽んじすぎてペラッペラだ。
それでも私には価値があったと言い切る。
自費出版大成功☆
めでたしめでたし。

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