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うさぽん昔話4 性的虐待の闇

うさぽんぽん!


今回は児童養護施設の闇を
ご紹介しよう。
※性的な虐待の話が苦手な方は
読まないで下さい。



性的虐待なんて言葉を知ったのは
多分、高校生の頃だろうか…
詳しくは覚えていない。


ふりかえると恐ろしいことが沢山あった。まぁ、知らなかったからこそ幸せな事実もあることも確かだが、知らないって怖いよ。

子供だった私達は、恐らくこのことを
口に出来ぬまま大人になり年老いて死んでいくだろう。

いくはずだった。

誰もが何かしら吐き出したいことが
あると思う。

でも、誰に言えばいいから分からない。
私は現在この経験に縛られてはいない。


ただ、なんかモヤモヤしたものはあった。


誰かに言わなくても、
読んでもらえなくてもいい。


どこかに吐き出すことが大事だ。


だから、私はここに残そう。


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【児童養護施設 お風呂編】

小学生以下の幼児は子供達の中でも
一番初めにお風呂に入る。

私の住んでいた児童養護施設は、
各ユニットに別れていた。
お風呂は年齢や学年別に入る時間が
決められていた。


幼児全員は一度に入れないので
女の子と男の子に分けられていました。
(施設によっては、男女一緒の所もある)


幼児の場合、職員が服をきたまま入浴を手伝います。(まともな施設は、入浴は同性の職員が手伝う)


ただ、男性職員の1人だけ変なのがいた。今、ふりかえり考えたら
恐らくぺドだろう。
それしか考えられない。

その職員は、幼児を洗い場に座らせ、開脚させおまたを洗う指導をしていた。

当時は私も幼児。何も分からないので言われるままにした。

女性器を「ももちゃん」と呼び、
幼児達に洗わせる。

「ももちゃんはしっかり開いて洗え!」

全員、言われた通りにそうした。


そしてソイツは必ず
ち〇こを出していた。
幼児に見せていた。
手で触っていた。
ズボンを脱いでいた。
出していた。


今となっては
何もできない。何も言えないが…
悪質な性犯罪者だったのだろう。


ある日、女性職員に言われた。

「ももちゃんってなぁに?」

ここだよー!

こうやって洗えって
A先生が言ってたよ!

得意げにやって見せた。


女性職員は、丁寧に訂正した。
そこはこうやって洗うもの。
人に見せて洗ってはダメ。

こんなことを言われたが、
幼児達はそこをももちゃんと呼んだ。


訂正されても、へー!そうなんだ!
くらいにしか思わない。


その後、すぐにA職員は消えた。
そして、その教えてくれた優しい
女性職員も退職した。

なぜなのか…



【寝かしつけ編】

幼児の消灯は早い。

私は、子供の頃から夜行性だった。
人前で寝ることが嫌い。
隣に職員がいると全く寝られない。

そんな私に絵本を読んだり、子守唄を聴かせたり様々な工夫をしてくれた。

感謝すべきだと思うが、当時はとても迷惑だった。

他の子は職員と寝るのが大好きだったようだが、そもそも私は隣に職員に居られるのがとても嫌で、それが原因で寝られないのだ。

だから、とりあえず寝たフリをする。
そうすると離れてくれるから。

時間毎にひとりひとり見回る。
その時だけ寝たフリをする。


夜に何をするかと言うと
自分の作った物語に冒頭する。

当時、コロボックルにハマっていたので、施設の裏庭の木の中に街があったり、地面の下に工場があったりする。


夜にその設計をするのが好きだった。


見回りにくる職員の中に、
必ず身体を触るヤツがいた。


私は、寝たフリをしている訳で
それがバレてはいけない。

頭を撫でながら口の中に指を
入れられたり、足を触られたり
舐められたりした。


ひたすら耐えた。


何をしているのか聞きたかった。
本当に分からなくて、
なにしてるの?と聞きたかった。


でも、私は寝たフリがバレる方が
怖かった。


数年後、その職員もある日突然消えた…


被害者は私だけではない。
子供達でその話はしたことがない。
私も誰にも言わなかった。
言っちゃいけない気がしていた。

だから、子供達は大人に相談出来ない。
気まずさから言語化出来ない。

だんだん理解してくると尚更言えない。
怒られるのではないか?
嫌われるのではないか?

不安になるので、忘れようと努力する。


児童養護施設もそうだが、児童相談所、学校や多くの子供たちが利用する場所だからこそ「人員不足」では済まない問題は本当に多い。


社会の中で、性被害を受けた女性達や支援者達は、加害者を責め立てる行為ばかりに集中しがちだが、予防対策や人員を増やしたり、幼児期からの性教育も大切だろうと私は思う。


子供の頃から、加害に合わない為にどうやって自分を守るか、加害しない為にどのように自分をコントロールするか等、様々な問題解決に取り組まねばならない。

断る練習もした方がいい。

僕は〇〇だから嫌だ!
私は〇〇をやめて欲しい。

言語化する練習を大人としてみる。
こういう言葉を使って断る、
それでもやめなければ、誰かを呼んでもいいことを教え、練習してみる。


特に、何も知らない子供ほど被害に合う傾向にある。それが何を意味するものなのか分からなければ、意思表示すら出来ない。


これらの解決策は、国連からの注意を鵜呑みにするのでもなく、支援団体が先導するのでもない。

国として責任を持ち、しっかり調査にお金と時間をかけ、原因を調べ解決する方法を取って欲しい。

子供達を守る仕組みと解決策をしっかり組み立て、子供達が安心して過ごせる場所を確保するのは、支援団体へ依存するのではなく、国としての責任である。

私達の税金は問題を先延ばしする為ではなく、問題解決するために使って欲しいと願う。


私は体験を綴ることしか出来ないが、多くの国民の声で様々な問題も解決に向かうこともあるかもしれない。


少なくとも、今回のWBPCの問題は他人事ではすまされない。私達の税金が利用されているので自分事だ。

支援が必要な方も沢山いる中で、本当にに税金を有効活用できているのか?

改めて考えるきっかけとなった。

果たして、ひとりひとりの声が集合し、多くの国民の声で国を動かすことが出来るのか?私はとても楽しみだ。

10年後、20年後、子供達が大人になるころ、その大人達が絶望するような国にしたくない。

とても面白い時代を生き、多くの方々と情報共有出来ることは、とても幸せだと思う。

私は、この時代を楽しみながら
生きようと思う。

まったねー!

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