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児相に保護された子供はその後どうなるのか?

みなさまこんにちは。うさぽんです。

ニュースで虐待された子供や家出した少女が児相に保護された等の報道を聞くと、あぁ良かった!と胸を撫で下ろすような経験があると思います。

うさぽんの昔話1でも書きましたが
我が家の事件が起きた時に、15歳以上と15歳以下できょうだいが分けられました。


保護された後その子供達はどうなったか知っていますか?

例えば、家庭内の安全が確認出来たら、親と不仲だったとしても、家に戻される(帰らされる)子供もいます。

安全が確認されない場合は、児相の一時保護所から、児童相談所と家庭裁判所の措置決定により児童養護施設、児童自立支援施設、児童心理施設、グループホーム等の児童福祉施設に行くことになります。

社会的養護と聞いてもピンと来ない方もいると思うのでまず簡単に説明します。

社会的養護とは、保護者のない児童、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うこと。

社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」を理念として行われている。

社会的養護は、次の三つの機能を持つ。

1.「養育機能」は、家庭での適切な養育を受けられない子どもを養育する機能であり、社会的養護を必要とするすべての子どもに保障されるべきもの。

2.「心理的ケア等の機能」は、虐待等の様々な背景の下で、適切な養育が受けられなかったこと等により生じる発達のゆがみや心の傷(心の成長の阻害と心理的不調等)を癒し、回復させ、適切な発達を図る機能。

3.「地域支援等の機能」は、親子関係の再構築等の家庭環境の調整、地域における子どもの養育と保護者への支援、自立支援、施設退所後の相談支援(アフターケア)などの機能
Wikipedia


この説明を読むと法に守られた安心安全な環境を想像しませんか?

例えば、私は18歳までは殆どを児童養護施設で過ごしましが、職員からの虐待は毎日ありました。

毎日、毎日、365日。
当時は虐待という概念すら知らずに過ごしてきたのでこれが「普通の環境」だと思って過ごしていました。

虐待と言うと、壮絶な悲惨なものを想像するかもしれませんので、虐待レベルが1~10まであるとすれば、1の日もあれば10の日もあるという事です。

反抗的な態度を取ると、数日間ごはん抜きで反省部屋に入れられます。これはレベル6~7です。

このエピソードを書こう。

ごはん抜きだと、当たり前ですがお腹が空くじゃないですか。

職員が見回りに来る時間が決まっているので、その間の時間を狙って抜け出すんですよ 笑

反省部屋は、壁の上の方に窓があったんですね。そこに手が届かないのでジャンプしたり壁登りをして窓枠によじ登るんです。

私、サクッと忍者だったので楽勝でした。2階だったので窓をそっと開けて壁についてる雨樋のようなものを使いながら地面にジャーンプです!

あ、もちろん裸足です。

時に、友達の家、時に知り合いのコンビニの賞味期限切れのおにぎり等を貰いに行くんですよ。

時間が決まっているので、ダッシュで取りに行って、走って食べながら戻るんです。器用でしょ?笑

また2階によじ登り、何事もなくベッドへ!足は汚いままですが気にしたら負けです!私はそんな風にレベル7をしのぎました。

他の子に教えたら無理!無理!と言ってごはん抜きのまま過ごしたという子もいましたよ。ゲッソリです。


ちょっとしたサバイバル術です。
ほとんど、野生です。

子供達はバカじゃない。
考えてます 笑

もうね、毎日どうやってやり過ごすかばかり考えてましたよ。反省部屋に入れられると学校にも行けませんから。


虐待で有名になった「恩寵園」
ここの児童養護施設も酷いですよ。
本当に酷い。
参考までに貼っておきます。

⚠︎割とハードなお話なので苦手な方は
見ないで下さいね。


ここで、私が数年間入れられた児童自立支援施設のエピソードも書こうと思う。

そこは、この世の終わりのような場所でした。あ、戦後教育ってこんなだったのかなと思わせるような。

児童自立支援施設の虐待事件や裁判は全国で発覚しています。
子供が安心して暮らせる場所って少ないのかも知れませんね。

萩山実務学校の判決や勧告と福岡県立福岡学園の穴掘り、虐待の中間報告書を見ますと児童自立支援施設の業界は未だに昭和の時代から脱却できていないと云わざるを得ないのは事実であります。
業界スコープ

児童養護施設と何が違うの?
と、言う方もいらっしゃると思うので補足します。

児童自立支援施設(じどうじりつしえんしせつ)とは、犯罪などの不良行為をしたりするおそれがある児童や、家庭環境等から生活指導を要する児童を入所または通所させ、必要な指導を行って自立を支援する児童福祉施設である。退所後の児童に対しても必要な相談や援助を行う。根拠法は児童福祉法44条である。
Wikipedia

先に言っとくけど私ね、
非行少女じゃないですよ?

変わった子供だったのは認めますが。

ある日職員にこう言われたんです。

「お前を少年院に入れてやる!」

なんで?って聞いたら反抗的だからと。
暴力的な職員だったので大嫌いだったんです。だから生意気な口を聞きました。
嫌なことばかり言うからです。(言い訳)

「じゃあ、ここでされたことをバラしてやる!」

そう言い返したら児童自立支援施設に
入れられたんですよ。


なんでだか分かりますか?

少年院だと弁護士がついて
家庭裁判所で措置決定がでるんです。


口封じで児童自立支援施設に
入れられたと今でも思っています。


めちゃくちゃですよ。
もう何もかもが。
ここ日本ですよ?
私、日本の話をしてるんですよ。


絶望とかじゃないんです。
真っ暗闇とかじゃないんです。


むしろ「無」なんです。


何も感じなくなります。
痛みも、悲しみも、辛さも、
喜びも楽しさも、怒りも。

「無」

感情が何もないんです。
なくなるんです。


児童自立支援施設の初日は
そりゃもう驚きの連続でした。


刑務所は入ったことないですけど、
TVとか漫画で見て何となく分かるじゃないですか。


番号で呼ばれたり、貴様呼びだったり、喧嘩やいじめはそりゃもう酷い。

因みに、私は12番でした。

廊下歩いただけで何かが飛んでくる。
トイレに行くとドアを蹴られる。

みんなむしゃくしゃしていて、
なにかにイラついて怒っていた。

おお!
私だけじゃなかったんだ!
と、感動したくらい 笑

更に、体罰。
これはねぇ、レベル5以上が毎日だね!!


もう人間ではいられない。


一番意味が分からないのが

「穴掘り」

上の引用にもあるように
裁判でも争われた虐待なんですけどね。


ハシゴとか使ってまで
深い穴をとにかく掘る。

ヨシ!

と、言われるまで掘る。
ひたすら掘る。

ヨシ!

埋める。
ひたすら穴を埋める。

ガッチガチに踏み潰す。

これを何時間も繰り返しさせられる。
炎天下だろうが真冬だろうが。

熱中症で倒れる人もいる。

ドストエフスキー「地下室の手記」で示唆した懲罰。「重犯罪人に自分の罪を思い知らせるなら、土を掘り移動させてそれをまた元に戻す。ということをさせれば良いのだ。しかし、それは全く拷問と同じことになって、精神に異常をきたすだろう。」
Wikipedia

穴掘り拷問です。
そりゃ裁判にも発展しますよね…

酷い時にはそれに追加マラソン。

私の同室の子はね、救急車で運ばれました。重度の熱中症で寝たきりになってしまったと後日人づてに聞きました。

しんどいとかじゃないんです。
苦痛でもない。

精神を抉り取られるような
感覚になります。

地獄ってここだなと思いました。
その頃のことを思い出すと
今、全てが幸せなんです。

多分、私が貧困ビジネスの保護施設に
ぶち込まれた時に乗り越えられたのは
ここの経験があるからです。なんとか踏ん張りました。


夜になると、教師とセクロス始める女もいたし、施設内売春みたいなものもあった。ありとあらゆること何でもありでした。

ね、保護されても安心安全じゃないでしょ?

ただね、全ての児童福祉施設がこうじゃない。ホントに。

子供達のために親身になって働く職員さんもいるし、素晴らしい施設もある。

私の友達が住んでいた施設は、話を聞く限り素晴らしかった。

たまたま、私が住んだ3つの施設が
クソだったんだと思います。

宝くじみたいなもんです。
1等もあるしハズレもある。

全ては運です。
でもね、福祉を「運」まかせにしては
いけないと私は強く思うんです。

私の住んだ施設のお偉いさんは、外車に乗って豪邸に住んでたよ。

そりゃもう憎たらしい!!!!

困っている子供たちは酷い待遇で、施設経営者達や団体がガッツリ公金貰って、寄付も貰って、いい暮らししてんだぜ?


それで、可哀想な子供達の為に寄付を!なんてふざけんなと私は思うわけです。


もう一度いいます。
頑張っている施設や職員さんは
沢山います。

ただ、公金チューチューな団体へは
もう税金を使って欲しくない。


犠牲者は、子供や弱者なんだよ。


だからこそ、「まともな大人達」で
声を上げる時なんです。


日本を変えるチャンスは今しかない。


私は、もう忍者にはなりたくない笑


ただただ、団体が儲けるのではなく、
弱者が救われて欲しい。

公金チューチューはやめろ。
やめとけ。人間が腐る。魂が腐る。


ヒロトがこう言ってた。

もし,憎しみや苦しみのない世界があるんだったら,お前こないか?
って言われたら俺は行かないって言うわ。
甲本ヒロト


私もそう言うと思う。
今、こうして私がここに立っているのも過去の私が忍者だったり奴隷だったりしたからです。

憎しみがあったから乗り越えて、苦しみがあったからこそ、今、楽しけりゃそれでいいと思えている。

悲しみを知っているからこそ、
考える事ができる。

これを読んでくれた皆様に
大きな幸あれ!!


次回は、楽しい話でも書こうかな!
まったねー!

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