3,4年前に書いた小説を公開してみた【正義と悪のロンド】裏話

近年の作品なのに、うっかり書いた順番を間違えていたらしい。

ファイルの最終更新日時を手掛かりに並び替えてみると、正しい順序はこうなる。

2015年~2016年 『欲望』(大学卒論作品)

              2016年 『正義と悪のロンド』(欲望続編)

2017年~2018年 『濁水に咲く少女ら』(欲望改稿)

ということになるらしい。年がたつほど手ごたえを感じていて、自分が上手くなっている実感があることは素直に嬉しいし楽しい。

これらの作品群は性とサイコパスいうとてもデリケートな問題を扱っていて、ここら辺のことについて考えたり書いたりすることにハマっていた。

『正義と悪のロンド』も実は最近改稿していて、それが去年の作品

2020年『学園サイコパス』(https://novelup.plus/story/326781546/759442698)にあたる。

ただ、改稿と言ってもテーマを引き継いだだけで、登場人物や世界観などは一切関係がない。それでも、こちらもやはり上手くなっている、面白くなっているという実感がある。

墓場づくりは今回でひとまず終了となるわけだが、10年間ちまちま書いたり書かなかったりする中で、自分が確実にうまくなっている、面白い小説が書けるようになっている、という実感がわいたのが良かった。

恩師であるプロの漫画家原作の先生も、とある漫画教室に通っていたのだが、「続ける人が残り、全員プロになった」と言っていた。

続けること。とにかく、書き続けること。

もちろん、努力の方法を考えることは大切だが、結局はそれに尽きるのではないかと思う。

人生もそうだが、一文字の積み重ねが一文であり、一文の積み重ねが小説を産みだすのだから。

ちなみに、2019年に書いた作品がないのは、途中まで書いた『人工知能が支配するスマートハウスでバトルロワイアルが起こる』というミステリーを、夫に読ませて大批判を食らった為、心が折れたからである。

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