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タイ人の英語あるある

バンコクでは、タイ語を話せなくても、大きな不便はなく、暮らしていけた。日系のお店が充実していたし、タクシーやデリバリーはアプリを使えば会話しなくても、利用できる。

ビザなどの手続きや賃貸契約などは、夫の勤め先のサポートを受けられたので、駐在員の家族として過ごす限りは、ということではあるが。

とはいえ、多少はタイ人とコミュニケーションを取らないと行けない場面も出てくる。

ホテルや病院では相手の英語が流暢なので、こっちが片言でも、なんとかなるのだけれども、お互いが片言のなまりのある英単語でコミュニケーションを取ろうとすると、ちょっとしたカオスになる。

タイ人の英語の発音は

・語尾にアクセントがあり、なおかつ音があがる

・LをNに変換

・単語の語尾の省略

という傾向にある。

cashier  キャシアー

Central World センタンワールド

Ice Latte  アィ ラテエ

といった具合に。

最初の頃は、全く聞き取れなかった。というより、当時は、聞き取れないどころか、相手が英語を言っているのか、タイ語を言っているのかさえわからなかった。慣れとともに、定番のワードはだんだんわかるようになってきた。私にとっては大きな進歩だ。

慣れてきたことで気が大きくなって、時にタイ人の発音に寄せて発音したら、「はあああ???」と言われ、英語風に言い直したら通じる、という肩透かしに合うときもあるんですけどね。

お互いがネイティブでないもの同士のカタコト英語、間違ったら恥ずかしいとかそういったことは通り越して、とにかく必死。

おかげで英語に対する抵抗が少しやわらいだ気がしている。

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