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らぱんの衣装とJMoFと。

皆様ご無沙汰しております、うさ美らぱんです。
今回は、かねてよりお話したかった私の着ている衣装について、ここに書いていこうかと思います。タイトルにある「JMoF」につきましては、前回のnoteにも触れていますが、今回のテーマである衣装に関わってきますので、それも交えてお話し致します。


実は着ぐるみと衣装との相性はあまり良くなかったり…

はい、見出しの通りです。
私はうさぎの着ぐるみの恰好で活動しているのですが、特殊な場合を除いて服を着ずに人前に出ることはありません。自分の着る服には結構こだわりを持っていて、「着ている服も合わせてうさ美らぱんを見てほしい」という思いがあるのです。
しかし、着ぐるみが服を着る行為は、色々と厄介な問題点が出てきます。

  • 着ぐるみが着ることを前提とした衣装が市販されていない

  • 着れそうな服が市販されていたとしても、試着が難しい

  • 衣装を改造したり、自作/オーダーメイドしなければならない場合もある

  • 服によっては厚着になるので着ぐるみの状態よりも熱がこもりやすい

  • 着ぐるみのファーは毛が抜けやすく、服にまとわりついてしまう

  • 服を着るぶん、更衣に時間がかかる

  • イベントに着る服のぶん、持っていく荷物が増える

  • 着ぐるみの模様・デザインを売りにしている着ぐるみだと、服を着ることでそれが隠れてしまう

ぱっと思いついただけでも、これだけあります。自分が思いつかないだけで、ほかにもまだあるかもしれません。
私は衣装を一から制作するノウハウがないため、着ぐるみである私が着ている衣装はもっぱら市販品となるのですが、先ほど挙げた問題点の一つ目、二つ目に悩まされています。もし着れそうな服を見つけたとしても、その服を着ている姿が似合っているのかも併せて考える必要があり、想像力をフルに働かせて衣装の選定をしなければなりません。
ハーフスーツの着ぐるみさんは、ボディがスマートなので着る服の幅が広いと思いますが、フルスーツになると人の体型とかなりかけ離れるため、フルスーツであるらぱんの着る衣装は大体がダボダボのTシャツやゆったりとしたパーカー、フリーサイズの和服系になります。(自作できる方や、オーダーメイドできる伝手のある方は、この限りではありません)
また、尻尾がとても大きいがために、ズボンやスカートがはけない制約もあったりします……。一度だけズボンがはけるようにしたことがありましたが、イメージと違ったため今後はくことは多分ありません。スカートならはいてみたいなあ。

うさ美らぱんの貴重なズボン着衣写真。
Tシャツ・パーカー・ズボンを着ています。

そんなわけで、着ぐるみの着衣は様々な制限があるのです。生半可に手を出そうとすると痛い目にあいかねないので、やってみたいと考えている方はよく考えてから実践していただきたいと思っています。(あくまでこれは事を運ばせる時は慎重にというアドバイスであり、決してやるなということではなく、むしろ私は着飾りたいケモノさんを歓迎・応援しています)

JMoF2024のうさ美らぱん

今回私はJMoF2024に3日間参加してきましたが、3日間同じ衣装を着続けていたことはなく、場合によって変えておりました。ここからは、JMoFで着ていた衣装ごとに分けて述べていこうと思います。

JMoF 1~2日目(もふもふコートスタイル)

JMoF初日より着ていたものですが、衣装はDeorartよりミント系もふもふポンチョコートです。

小道具をもって撮影に臨むうさ美らぱん。
JMoF2024のテーマがGHOSTBUSTERSだったため、そのマークを掲げています。

この服を選定した背景は、小道具としてGHOSTBUSTERSのマークを用意していたため、服のほうは派手になりすぎず・しかし可愛さを残しつつ原宿系を少し意識したらこの衣装となりました。正面左側には、ワンポイントのおしゃれとして缶バッチをいくつか付けています。
この服は着ぐるみに対して優しい構造となっており、袖周りにゆとりがあってスナップボタンで袖口を留めるようになっている上、前がファスナーになっていることから羽のついているケモノさん以外なら大体着ることができる仕様となっています。パステル系の落ち着いたカラーになっているため、一番見てほしい小道具がぼやけず調和がとれたのではないかなと思います。

JMoF 3日目(和風ゴシックスタイル)

JMoF3日目は、QUTIE FRASHより紺・黒系和風ゴシック衣装です。

イベント企画「メスケモファッションショー」に参加している時の写真。
X(旧twitter)にて検索すれば、他の方のファッションも見ることができます。

こちらの衣装につきましては、私が着ぐるみ活動を開始する前から思い入れのある「QUTIE FRASH」というファッションブランドを、着ぐるみに掛け合わせたらとても素敵になるのではという構想が初めにありました。そして、多くの人の目に触れるであろうJMoF3日目の企画である「メスケモファッションショー」の際に着る衣装は、自分の好きな服にしようと考えた結果、この衣装となった次第です。
着ぐるみに好きなものを取り入れることができて、とても嬉しい限りです。

JMoF 3日目(何も着ない!)

JMoF3日目のもう一つですが、あえて何も着ないという初めてのチャレンジをしてみました。服を着ていた日の対比として、少し紹介させてください。

羽が描かれた壁を背景にポーズしている、服を着ていない時の写真。

なぜこの時何も着ていなかったのかというと、服を着ていない姿の周りの反応を見ておきたかったという点と、知り合いの方から「会場にある羽のイラストを背景に撮影させてほしい」という依頼があったという点にあります。
この時、白い羽にあう衣装を持ち合わせていなかったことに併せて、天使の絵に見られるように、白い羽のイラストであるならば何も着ないほうが様になるだろうと思い、何も着用しない姿で撮影に臨みました。
服を着ないほうがシチュエーションに合う時を除き、今後服を着ていない私が人目に触れる機会はないでしょう。

伝えたかったこと

JMoFを交えての衣装紹介は以上となりますが、ここには掲載されていない服もまだあります。ひとまず言いたかったこととしては、着ぐるみ用の衣装が自作できないから諦めるのではなく、市販の衣装でも着用できるものがあるかもしれないと可能性を捨てないでほしいということです。例え自分が着るつもりでなかった衣装だったとしても、実際に着てみたら気に入ったというケースがあったりもするでしょう。
また、ファッション然り、小道具然り、ダンス然り、音楽然り、他にもいろいろあるであろう自分の好きなものを着ぐるみに取り込んで、他の方とは違った自分らしさをアピールしてみるのも、着ぐるみ活動として面白いのではないかなと思っています。
一人でも多くの方が、着ぐるみのファッションに興味を持ってくださればとても嬉しいです。

<了>

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