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顔は知らないけれど、好きな人

Netflixで配信されている「ラブ・イズ・ブラインド」という作品を見て、"声から始まる恋"という異質な出会い方の一部始終を見た気がしたので備忘録も兼ねて感想をまとめてみます。

番組のコンセプトとしては、相手の姿が一切見えない壁越しでの会話だけで将来の結婚相手を探すというもの。

とにかく本能のままに行動しているさまを余すことなく取り上げていたので、個人的には海外版の方が面白かったです。

それでは、本題。


"声"から始まる恋愛の方が、先入観なく相手を判断できるのでは?

確かに僕自身もマッチングアプリに登録をしてた時期は、

相手のプロフィール写真と自己紹介文を見た上でメッセージを送るかどうかを考えていたし、

自分も1枚目は雰囲気のわかる写真を載せて、2枚目には全身の写真、3枚目は最近食べた美味しい料理の写真、と他人からどう見られるのかをかなり意識していた気がする。

だからこそ、初めて会った時なんかはそんなに深い話をするわけでもなく、

本当にプロフィール写真通りの人かを確認する目的が主で、

出身とか、仕事についてを軽く話し、あとはただ当たり障りのない話でお互いの雰囲気の確認作業が中心だった気がする。

2回目以降に会うか会わないかを判断する基準も「自分の好みの雰囲気かどうか」がほとんどで、相手の価値観に関しても「話していて嫌な感じがしないかどうか」ぐらいで決めていたと思う。

それもあり、結局付き合う期間が長くなれば長くなるほど相手と合わない感じがして別れることが多く、

セフレぐらいの距離感がちょうどよく感じていたのかもしれない。

けれども、番組の中では仕事内容とか出身の話なんて一瞬で

「どういう経緯でその仕事に就いたのか?」

「仕事の中での目標や、今後してみたいことは?」

「結婚したらどんな家庭を築きたいか?」

「結婚をする上で大切にしたい価値観は?」

など、結構ディープな話題をほぼ初対面の段階で触れていたことに驚いた。

初対面の状態で聞くには直球すぎるような内容でも、相手の顔や雰囲気がわからないからこそ、自分の大事にしている価値観のすり合わせに思考を割くことができるのかもと思ってしまう。

「街中でもし会っていたら、絶対くっつかないタイプ」という表現が出るほど、外見先行の出会いだと生まれにくい出会いも"声"がきっかけで生まれていた気がする。

ただ、ここからが海外らしいというか個人的にこの番組にハマったきっかけでもあるのだが、付き合ったカップルのほとんどが見た目の好みが内面を越えられず違う組のパートナーと付き合い始めたりと、外見先行の出会いではクリアになっている問題で別れるケースも…

やはり出会い方に違いがあるだけで、合う人には合うし、合わない人とは合わないのでは?というすごく当たり前のような結末。

自分には理想的な出会いのように思えても問題はありそうですね。
皆さんの見解もぜひ教えてくださいな。


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