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箱根駅伝と原監督

原監督、といえば少し前は「巨人軍」一強だったと思います。今は、「青山学院大学、陸上部」の原晋監督ですね!私は原監督が大好きで、原監督と青学の活躍を知ってから、箱根駅伝を見るようになりました。

今年は、往路も復路も圧倒的な速さで、記録を大幅に更新しての優勝。あっぱれです。

優勝すると、次の日の情報番組に、選手の皆さんと監督が出演し、インタビューを受けたり、ハイライトシーンを一緒に見たりするのですが、毎年これも楽しみにしています。5区の山登りの時、ちょうど移動になってしまったので見れていなかったのですが、若林君の、雨の中での力強い走り、リアルタイムで見たかった。。昨年は、エースでありながら体調不良で出られなくて、青学も負けてしまって、悔しい思いをした若林君、「あっぱれ」な走りでした。去年の試合後、寮母をしている原監督の奥様に、「負けたのはあんたのせいだから」と言われている映像が出ましたが、愛あるわー。自分が若林君だったら、そうはっきり言われたいもん。奥様の美穂さんもかっこいいんです。

青学陸上部では、原監督が、選手の自主性とコミュニケーションをとても重視しているせいか、選手の皆さん、いつもインタビューの受け答えがしっかりしています。原監督は、スカウトする学生の保護者の方々に、必ず次のことを伝えるそうです。

「お子さんをお預かりする以上は、責任を持って陸上の成績が伸びるように全力を尽くします。しかし、あくまでも生身の体で勝負するのが陸上競技です。箱根駅伝に出場して活躍できるかどうかは正直、100%の約束はできません。ただ、社会に出ても恥ずかしくない人として成長させることは約束します」

Number Webより

 大学の4年間はあっという間です。競技生活を終え卒業すると、一部の選手以外は社会人としての生活が始まります。学生を預かる身として責任を感じるのは、競技能力を高める以上に、人として成長させてあげられるかどうか。極端なことを言えば、社会に出て役に立つのは、速く走ることより、組織の中で生きるための人間性です。

Number Webより


アスリートといっても、学生であることには変わりなく、人としての成長も考え、将来社会に出て活躍できる人になるよう、責任を持って育てる、と断言し、実行されている。そんな原監督の理論や愛情が、走りのスキル習得や厳しい練習の土台にあるから、青学陸上部の無類の強さに繋がっているのかと思います。

慶應高校野球部の森林監督もそうですが、社会人としての経験を経て監督となる方達は、違いますね。と言っても、みんながみんなそうとは限らず、やはりお二人とも頭脳明晰で、鋭い分析力、洞察力、努力があっての実力かとは思います。

一昔前のスポコンはもうダメダメです。学生達の体も心もボロボロにしてしまって、一部それで活躍できても、その先の長い人生のビジョンを明確にできるか疑問。

原監督と青学陸上部の活躍、ますます期待します!

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