古の腐女子が二次創作欲を持て余している話

私は古の腐女子だ。

私は30代なので、年代的にはそうでもない気もするが
腐女子としてがつがつ執筆していた頃は
pixivもTwitterもなかった時代で
やたら暗めな色合いで自分でホームページを作り
(やたら羽根とかの素材使いがち)
反転しないと見つからない裏ページを作ったり
(私自身未成年だったのに18禁ページ作ってた)
掲示板でファンと交流したり
(私の小説でドラマCD作ってくれた方ありがとう)
アクセスカウンターのキリ番リクエストを書いたりしていた。

…書いてて、うわあああ!ってなるほど古だ。

高校受験と同時に書く方からは遠ざかり早20年。
まさか、3児の母となった今、二次創作欲を持て余すことになろうとは思わなかった。

否、まさか、と言うほどではない。

作品にどハマリして、皆様の作品を読み漁ることはしょっちゅうだったし、
あまりにハマったあげくどうしても書きたくて、バレないように設定を大幅に焼き直して仕事で使ったこともある。
(BLのゴーストライターをしてた)

だけど、今回ばっかりは、無理だ。

原作のキャラはもちろん、その設定とか背景とか、何もかもひっくるめて好きすぎて「二次創作」という形でしか書ける気がしない。
しかもその界隈の沼が大変に新規に優しそうなのでついつい書いてしまいそうになる。
先週くらいからユーザー登録だけしてるpixivを開いては閉じ開いては閉じして、もだえてる次第だ。

書きたい。
書けるのか。
書いてどうする?

ていうかそもそもいつどこで書くの?
私のパソコンがあるのはリビングだ。
執筆できるのは夜。隣に夫がいる。
夫は私が腐女子なのも、仕事でBLを書いてたことも知っているが、
正直夫が気にしなくても私の方が無理だ。
「仕事」でないごりごりの趣味の性癖丸出しの小説を夫の前で書くなんて恥ずかしくてできない。

Twitterでこっそりフォローさせていただいてる人の中には
たぶん子持ちで同年代という方も少なくないのだが
皆様どうしているのだろう。

この恥ずかしくさも乗り切れないようでは真の腐女子じゃないんだろうか。

…今度、子供が昼寝して仕事が立て込んでなければ
書こうかな。いや、書くよな。絶対書くね。

そんなことを考えながら今日も妄想に力を注いでいます。
古でも腐女子は抜けないんだなぁ。

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