何故人間は性別に固執するのか

私は昔から「男尊女卑」や「男なんだから○○しなさい」だの「女なんだから○○しなさい」という男女差別を思わせるような発言や思考が大嫌いだった。　私の家庭なんか特に今は亡きクソ親父がまさしくその「男尊女卑」の考え方の強い持ち主で、「俺がこの家族の中で一番偉いんだから俺の言う事に従え」というオーラを常に醸し出していたのでその本人を除いた私達家族は全員クソ親父を嫌っていた。

またそれは祖母にも言える事で私や妹を見る度に「女なんだから家事や料理ぐらい出来ないといけない」と散々言われ続けてきたのでとてもうんざりしていた。別に家事や料理そのものが苦手でも嫌いでもないがそういう問題ではないのだ。ただ、「女なんだから」という性別でクソ親父や祖母にこの多様性が求められている現代であれこれ自分の価値観を押し付けられるのが嫌なんだ。

クソ親父が死んだ今だからこそ私は時々お菓子作りに没頭出来るようになったし料理をすることで達成感が得られるので今はとても楽しんでいる。
（生前は私が台所で何か料理しようとするとやたら干渉してくるのがとても嫌だったので敢えて料理をするのを控えていた）

私は将来、結婚して子供を産みたいだとか全く思わないし、（そもそも人間関係の視野が狭すぎる）その時に一番自分の好きな事をして毎日を静かで穏やかに過ごしたいだけ。私の性格上、子供を産んで→子育ての責任は重過ぎるしはっきり言って子育ても出来る自信は無い。これが私の生き方だから。

本当に私の父や祖母のように何故人間はそこまで性別に拘るのか分からない。今や性別のありかたや人1人のジェンダーレスの区別もあやふやになってきているのに人間はどうしても性別に拘り、日本でも少子化が云々で日本では未だに同性婚も認められていないのが納得いかない。世界から早く男女差別を無くしもっと皆が生きやすい社会になれたいいのにと思う。