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縦読みマンガ制作中です!

ぴーたんです。今回は、最近始めた縦読みマンガ制作について紹介します。

Kindle界隈でお世話になっている「エリーナさん」が最近出版された縦読みマンガに触発され、私もマンガ制作に取り組んでみました。

タイトルは「17年間投資信託つみたてたらすごかった‼️」

とりあえず1/2ページ分の10000px分が完成!画像でアップしておきます。出版できたらまたお知らせさせてください。

話題のエリーナさんのマンガはこちら。モモカのラクしておしゃれに節約術 (全3話) Kindle版

いや~すごいですよねエリーナさん。フッ軽!「縦読みマンガ作ろうかな」って思うところがすごいよ。

縦読みマンガとは?

縦読みマンガ(タテヨミマンガ)とは、スマートフォンやPCで縦にスクロールしながら読むデジタル形式のマンガのことです。

読んだことありますか?私はありません。(笑)

縦スクロール形式

従来の紙のマンガが横読みなのに対し、縦読みマンガは縦にスクロールして読む形式。

一つの絵をどこまでも縦に描き続けることができ、ダイナミックな表現が可能と言われています。

そう!私のスマホはiPhone12miniなので、画面がめちゃくちゃ小さい!横読みマンガを読もうとすると「目が!目がァァァァ!」ってなります。

しかも老眼。終わってる。そう思うと、縦読みは老眼にも多分優しい。片手でスクロールするだけで読めるしね。

殆どの作品がオールカラー

スマホやPCで表示されるため、印刷の色制限がなく、ほとんどの作品がフルカラーで制作されています。

カラーを活かした魅力的な作品が多いのが特徴です。
でも、そこまでの時間をかけられないので私は2色で描きます。

韓国発祥のフォーマット

1990年代末〜2000年代初めに韓国で生まれたマンガの新しいフォーマットで、2010年以降スマホの普及とともに世界中に広がりました。「Webtoon」とか言うらしい。Amazonでは、「Fliptoon」って言う。

「Web(ウェブ)」と「Cartoon(マンガ・アニメ)」を組み合わせた造語です。

日本での縦読みマンガの未来

縦読みマンガは、スマホ時代の新しいマンガのスタイルとして日本でも人気が高まっているらしいです。周囲に縦読みマンガ読んでる人いないけどなぁ…私がアラフィフなだけかも?

サクッと読めて、タイムパフォーマンス(タイパ)が高い娯楽の一つと言えるでしょう。ガッツリ読む!ではなく暇つぶしに最適な娯楽のひとつだと思われる。

縦読みマンガの作り方

さて、縦読みマンガ作ってみるぞー!ってことで使ったのが「クリップスタジオ(以下クリスタ)」です。

クリップスタジオにはプロと EX の2種類があり、私が株主優待でゲットしたのは EX の使用権利です。

株主優待でなかったら月額使用料の780円を払うまでもないと感じて取り組まなかったと思うので本当にありがたいです!ありがとうセルシス!

クリスタで縦読み漫画を描くフォーマットがあらかじめ用意されています。至れり尽くせり!

まず、新規キャンバスを作成する際に、縦読みマンガ用のプリセットを選択します。

「ファイル」メニューから「新規」を選び、表示されるウィンドウで「Webtoon」などの縦読み用プリセットを選択すると、最適な設定のキャンバスが作成されます。

キャンバスサイズは横800〜1200px程度、縦は最大20000pxまで設定できます。ページ数は複数ページに分けて作成します。解像度は350dpi程度、カラーモードはRGBカラーが一般的です。

私は推奨サイズの横690×20000ピクセルを選択しました。作成すると、1万ピクセルずつの2枚のトイレットペーパーのような縦長のキャンバスが作成されます。

描画はキャンバス上で普通のマンガと同じように行います。ただし、縦スクロールで読まれることを意識し、コマ割りや構図、演出を工夫する必要があるとのこと。

見開き横長のレイアウトはスマートフォンでスクロールする関係上作れません。例えば、画面の上から下へ情報を順番に配置したり、上下をつなぐようなレイアウトにしたりするとスクロールに合った読み応えが出ます。

上から下に落下していくシーンなんかは迫力があるかもしれませんね。

今回私が便利だなと思ったのはストーリーエディタというセリフをメモ帳からコピペして各セリフごとにどんどん置いていける機能です。

キャンバスを目の前にして、1からセリフを考える必要がない!
シナリオで組んだセリフをどんどん置いていき、吹き出しをつける作業もまとめてできて本当に便利でした。

完成した原稿は、一般的にJPEGかPNG形式で書き出します。

なんと、スマホビューもチェックできる!(灰色の部分がスマホ外)


とりあえず2色で描いてみた

長い状態の縦読みマンガ(jpg)

書き終えて、カメラロールにダウンロードしたら解像度があまりに低くこれって大丈夫かな…?と心配になりました。

これで縦10000px

4分割した縦読みマンガ(png)

クリスタの書き出し機能で「何ピクセルずつ何分割」というようにダウンロードできる機能があったため、2500ピクセルずつ4分割にして SNS に上げてみました。

悪くないけどセリフが途中で切れるし、一般的な横読み漫画のSNSアップよりはハンデがありますね。

1P目
2P目
3P目
4P目

描いてみてわかった縦読みマンガのメリット・デメリット

メリット

横読み漫画よりも制作の難易度が大変低いです。

普段4コマ漫画や横読み漫画を描くことがありますが、コマ割りを考えるだけでも割と時間がかかってしまいます。

しかし縦読み漫画であればコマ割りの必要性すらありません!
これは漫画制作のハードルが下がるなと感じました。

デメリット

各種 SNS が縦読み漫画のフォーマットに対応していないことがまず1つ。

例えば この漫画を X に投稿したとして、スマホだとしても横読み漫画の方が読みやすいです。

また SNS での拡散が難しいとなると、WebtoonやFliptoonなど各種プラットフォームで見つけた人に読んでもらうことになります。

が、まだまだ縦読み漫画の認知度が低いため、もしAmazon の無料漫画としてあげたとしても収益があまり期待できないのではないかというのが2つ目のデメリット。

ネットで「無料漫画収益」など検索してみましたが、ぬこー様ちゃんなど、超有名どころ以外は月1000円行くか行かないかというのが相場のようです。

しかも、毎週新作コーナーに載るようにがんがん上げても月4桁が難しい。

ぬこー様ちゃん…SNS駆使して累計6000万円とか…何言ってるかわからん…。縦読みマンガじゃなくて横読みマンガだしねぇ。

ちなみに私が昔出版した保育園かあさん(12ペー)は毎月の分配金が5円から10円です。少なっ!!!

そう考えると、今回描いた「投資信託を17年したらすごかった」という内容も横読み漫画にしてコミックエッセイにしてKindleで有料で出版した方が収益は上がるのではないか~?と思います。

ドクターこあら先生くらいセンスがあればなぁ。かなり売れてるようですよ。フフフ…。うらやま~。

時給の話になりますが、実際、漫画を描くのに取られる時間は割と多いのです!

先週の土日はこの漫画で時間を溶かすという表現がぴったりだったと感じた週末でした。

この1万ピクセル1ページを書くだけで1日4~5時間、3日間ぐらいかかったんじゃないかな?

セリフ考えて、セリフ貼り付けて、吹き出しつけて、絵を描いて、色塗って…くらいのライトな作画でも3日。

全部で7P分くらいだとして…1ヶ月は余裕でかかるなぁ。

もしこれをテキストで文章化したら2万字の執筆を3日ぐらいで終わらせられるんじゃないかと思うとタイパ悪くない?!どうなんだろう???と思ってしまいました。

漫画もクオリティ高く時間をかけたからと言って売れるわけではありません。同人作家のコミケなどでの売買の売り上げ、 pixivなどのプラットフォームでとても高クオリティの漫画が無料で読めるような時代です。

縦読みフォーマットのマンガが多くの人に読まれ、私にも何かしらのリターンがあるというWin-Winの形を実現させるには、本当にこの形があってるのかは疑問ですわ…。

まとめ

そんなわけで途中経過でした。

「イラスト かけないけど AI生成画像で縦読み漫画 作ってみたい!」
という方にはエリーナさんのKindleが非常におすすめです。

モモカマンガはこうして作られた! その詳細なノウハウをこれでもかと詰め込んだ「縦書き漫画」の作り方本。

AIで漫画家デビュー!?初心者のための縦読み漫画 Fliptoonの作り方: ChatGPT×Canva 画像生成AI 親切丁寧解説シリーズ

レイアウト見やすい。わかりやすい。最高。これからのマンガの方向性について考えさせられますぅ~。

ほか、コミックエッセイを描くのに参考にした本はこちら。

すがやみつる先生のマンガ理論はとてもわかりやすいのでぜひ目を通してみてください!

時代を感じるイラストも昭和レトロ!描き方は無料で縦書きマンガとして読めます。

とりあえず、今回の縦読み漫画は2024年のチャレンジとして完成させ出版したい!

皆さんこっそり応援してください!よろしくお願いします。

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