儚い我儘
身内の不幸からしばらく時間が経った頃、ふと2年くらい前に見た夢を思い出しました。
その夢では私とある人が、私の祖母の家の台所のテーブルに祖母と向かい合って座って何かを話していたのですけど、どうやらこの二人は将来を誓い合うとかなんとかしたらしく、祖母に挨拶に来ているようです。
ある人が「アメリカに留学する」と話していて、私もついていくらしいのですが、留学なんてしないでしょ絶対、と目が覚めて笑ってしまったのでよく覚えてます(笑)
私はこの夢が不思議だったのですよ。どうしてこの人は、私の両親を飛ばして祖母に挨拶しているのだろうと。わざわざ。
両親に加えて祖母に会いに来たんならまあわかるけど、なんとなくそんな印象じゃなかったんです。
しかも、どうも何度かそんな夢を見てたんですよね、一時期。
けど、今になってみて思うのです。
仮にこの人がこの先私の人生に本当に関わることになったとしたら、確かに挨拶に行く先は祖母しかいないんです。両親はこの世にいない、もしくはそんな話をしにいくことはできない状態なのですから。
この人であれば嬉しいという私の願いからその人の顔をして出てくるだけの知らない人なのか、本当にその人なのか、完全にただの夢なのか、そこはもちろんわかりませんけども、もしも本当に未来の夢なら、一応辻褄は合うんですよね。
一生涯添い遂げる気がないのならそれでもいいので、祖母が元気なうちにこの夢みたいに会いに行ってあげてほしいと今思ってます。僕が精神的な支えになります、程度でもいいんだ。祖母に会ったあと3日で別れててもそれならそれでも(笑)。
何歳になっても子供は子供、その子供に先に死なれた祖母の気持ちを思うと、ひとつくらい幸せな気持ちになってもらいたくて。しかも亡くなった身内は皆私のことだけがあとは心配って言ってたわけですし←我ながらろくでなしすぎる…
だから、この夢が未来の夢だったらいいのに、と強く思ってしまいました。我儘な願いなんですけどね。
でも留学は別に未来じゃなくてもいいな。円安だし(笑)。この未来が訪れる頃には終わってるでしょうか(笑)
涙がまだ勝手に出てきちゃうんだけど、ひとりで頑張らないといけなくて、でもなかなかそれってしんどいので、儚い夢を見たりしてごめんよ。