止め方のわからない涙の日記
ただのひとりごと日記。
未来のことなんて実際は何もわからないけど、そして普段なかなか希望のある方に考えられないけれど、これは絶対そうなる、そうなるはずなんだと思いこむことにして、できる範囲で頑張ってたことがありました。
本当にそうなるなんて保証はないけど、その日が来たときのために、その日を万全で迎えるために、できることはやっておこうって、そう決めたのです。
それは考えようによってはまったく無駄にはならなかったかもしれないけれど、私の目的と言うか、そうなるだろうということが訪れないのなら、もしかしたらあまり意味はないかもしれないことでした。意味がないのなら、生活面などで様々に余裕のない私には、しなくてもよいことだったと思うのです。
私にはそれは、生きていく支えだったのだろうと思います。もう自分には訪れないと諦めていた未来が、自分の先にあるかもしれない。そう信じたい。そうなるって思っていたい。それが希望でなくて、何が希望だったというのか。
もちろんそれが本当に未来かどうかなんてわからないから不安で仕方ないけど、これだけは絶対、絶対そうなるって、私はとにかく信じようとしていたのです。
あの未来が本当にあったのかどうか、今はもうわからない。それはまだこの先にあるかもしれないし、もうとっくにこぼれ落ちて後方に消えてしまったかもしれない。もしかしたら、最初から無かったかもしれない。
何を私がそんなに一生懸命だったのかは、ここには書きませんけれど。きっと馬鹿にされてしまうから。来るかどうかもわからない未来のために、頭がおかしいんじゃないかって。だから言わない。
それを信じようとした根拠はいくつかあるけれど、どれもとても曖昧なものだったから。
もしも、その未来がまだ先にあるか、既にこぼれ落ちてしまっていたとしたら、未来は確かに存在するか、存在するはずだった。その未来の一端を担う人たちがいたはずだった。
そのいちばん重要な鍵を握るはずだった人物がそれを知ったら、どう思うんだろう。逆の立場なら、私は未来を取り戻そうとすると思う。きっと、そうする。
私は自分のことが全然好きじゃないけど、普段しまい込んでるつもりの(人に言わせると裏表がなさすぎるそうですが)自分自身は、いつもいじらしくなってくるくらい一途で必死で、なんだか哀れになってしまう。何をやっても、どれだけ純粋でも報われることのない、無意味ないじらしさ。
誰にも知られることのないまま、あの小さな小さな夢を必死で守ろうとしていた日々は、消えてしまうのかな。
誰を傷付けても何を犠牲にしても、その未来が欲しいと思うことは、もうこの先にはないと思う。
誰かの未来を予感したり、夢に見ることが私にはしばしばあるけど、当たり前だけどそれはその時がやって来るまで事実かどうかなんてわからない。
どれが本当の未来なのか確証が持てるなら、微睡みの中で見るものにも意味はあるのに。
夢でいいから会いたい。夢でもいいから、私の願った未来に会いたい。もし、本当に夢の中にしかないのなら、一生目など覚めなくていい。
4年前の秋に、あの未来は見つかっていて、そして未来まで道が繋がっているはずだった。4年前のその時には気付いていなかったけど。
神様、未来を私の手から奪ったのなら、もう瞼を開かなくていいし、未来がまだ残っているのなら、教えて欲しい。私はどうすればいいのかを。
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