何が来るのか?
招き猫、である。右手を上げてるのは「お金」を左手を上げている猫は「人」を呼んでいるのだそうだ。
オリンピックを招致した。「人」も「お金」も呼んでいたはずだ。けれど、実際にはどちらも予定のようにはきてもらえないようだ。オリンピックの前にコロナがやってきてしまったからだけれど、それも含めて、もっと大きななにか「時代の変わり目」のようなものがきている気がする。
誰もがなんとなく、前とはもう違うのだと感じているけれど、何がどう違うのかがわからない。自分自身もまわりもどう変わればいいのかも見えない。変わった方がいいのか、現状維持のための努力をするべきか、それもはっきりとはわからない。声高に叫ぶ誰かについていけばいいという時代でもない。インターネットが世界中の声を集めて広めるので、誰の声が一番大きいのかさえはっきりしないからだ。
圧倒的な量の情報から、自分に必要なものを、自分で考えて、自分で選ぶ。
言うのは簡単だけど…むずかしい。自分の意見を持つことを要求されるようになってきた頃に社会に出たけれど、誰かの言うことをきいて従うことが「正しい」と教育されてきた世代でもある。「こう思うけど…でもまあ、ここではこう言っとこう」という態度をとれることが社会人の必須要件ともいえた。
揺れ動いている。新しいものにもなりきれない。古きを守り続ける気にもなれない。でも確実に何か違うものが来ていることは感じている。
さて。どのお面をかぶっていきましょうか?
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