うさぎ通信*雪月夜の冬語り〜物語るラブフルート
2024.2.18 sun
at MaShu神宮の杜
小野昭一さんのラブフルートの即興演奏にのせ、物語を朗読でお届けするプロジェクト「物語るラブフルート」。
今回は、元NHKキャスターの福島まゆみさんをゲストにお招きしての特別編として開催しました。
まゆさんと私は、stand. fmがきっかけで知り合いました。まゆさんが「うさぎラジオ」の放送をたまたま聴いてくださり、私にメッセージを送ってくださったのがご縁のはじまりでした。
当時まゆさんは関東に在住でしたが、現在は札幌にお住まいです。こんな風にご縁が繋がったことが不思議でなりません。
今回の朗読会は、“雪月夜の冬語り”という言葉が、私の心にふわりと舞い降りてきたことから企画がスタートしました。
粉雪、牡丹雪、吹雪、白魔などさまざまに降る雪。そして冬の澄んだ夜空に輝く星をまぶたの裏にそっと思い浮かべながら、物語と音楽に耳を傾けるひとときをお客さまにお届けしたい・・・
まゆさんと小野さんにお力添えをいただき、お客さまの柔らかな雰囲気にも助けられ、私の想いを形とすることができた夜でした。
この日の朗読作品は、『手ぶくろを買いに』(新美南吉作)、『雪女』(小泉八雲作)、『星どろぼう』(久保田乃里子作)、『星の銀貨』(グリム作)の4作品。そして、最後にアンコールとして『振り向けば詩があった』より「ただいま」(村田由美子著)を3人で上演しました。
個人的には、久保田さんからご許可をいただき、『星どろぼう』を朗読する機会を得られたことがとても嬉しかったです。
昨年と一昨年に共演させていただいたギター&バイオリンデュオ“ジュスカ・グランペール”のアルバム「JUSQUA」収録のその名も「星どろぼう」は、バイオリンのひろせまことさんがこのお話から着想を得て作曲されたものです。
自然を愛する心を尊ぶ物語。これからも折にふれ朗読していきたいです。
「物語るラブフルート」特別編。
季節を変えて、またこの3人でお届けできたら嬉しいです。
そのときは、どんな言葉が私の心に舞い降りてくるのでしょうか・・・
ご来場いただいた皆さま、会場のスタッフの皆さま、ありがとうございました。