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気になるお菓子①

茶道をしていると、様々なお菓子に出会います。
ここ一年で、気に入ったお菓子を3つほど。

① 井上耕養庵 「若狭 葛ようかん」

夏の暑い時分の稽古で、師が冷蔵庫から一枚流しの羊羹を取り出し、スプーンで湯呑に分けてくださいました。甘すぎず上品な味で、モチモチしていて、おいしかった!!
ネットで探したら、夏場は人気があって売り切れ。
来夏には取り寄せたい一品です。

萩の花 尾花 葛花 撫子の花
女郎花また藤袴 朝貌の花
『万葉集』山上憶良

【覚え】
若狭…福井県

葛…紫赤色の花。8月-9月。秋の七草の一つ。
葉も花も特徴的で野趣があり、蔓を生かして掛花入などに用いると良い。

若狭の葛…儒者の頼山陽が母親への病気見舞に葛を送り、その手紙の中で「熊川は吉野より、よほど上品にて、調理の功これあり」と記した。

菓子箱の説明、『茶花ハンドブック風炉編』より

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