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【モチベーション】高次欲求の実現①【アップの方策を探れ】

社員教育において、モチベーションアップの為の方策というのは鬼門である。

というのも、先ず社員一人一人の現況(大抵は心の中)をよく把握して、それぞれ異なるニーズや不平不満をかみ砕き、組織の要求と整合させつつ、例えば「目標管理」という一つの成果物を生み出さなければならない為である。

ぺら紙一枚渡して「今期の目標幾つか書いておいてね!!前期の成果もね!」では本質を捉えられていないだろう。

それではモチベーションアップという業務はどのような理屈を理解していなければならないのだろうか。


ここでは「マズローの欲求段階説」という理論を自学の意味で紹介したいと思う。

図を付けようかと思ったが、面倒なので文字オンリーうぇい

マズローの欲求段階説

モチベーション理論の金字塔らしい。ざっと見てみると「なるほど確かになあ」という内容で、社内モチベーション統制にも、マーケティングにも使える汎用性の高い理論(逆に言えば頭の体操止まりか?)

マズローは、人間の持つ欲求を、低次から高次にかけて5段階で捉えた。

①生理的欲求

食物、水、排泄、睡眠等、人間の生存にかかわる本能的欲求

人間がこの欲求段階にとどまる事は一般的ではない。

②安全の欲求

安全ないし安定した状態を求め、危険を回避したいという欲求

安心・安全な暮らしへの欲求を指す。収入、保険、安全衛生等々か。

③所属と愛の欲求(帰属の欲求)

集団や社会に所属・適合(帰属意識)し、そこで他者との愛情や友情を充足したいという欲求

この欲求が満たされない場合、孤独感・疎外感や社会的不安を感じる らしい。最後には鬱に。

④尊重の欲求(承認欲求)

他者から尊敬されたい、あるいは自分が他者より優れていると認識したいという欲求

③までの外的欲求とは打って変わり、内的な心を満たしたい欲求である。

出世欲はこちら。

劣等感や無力感を味わう場合もこちら。

⑤自己実現の欲求

自己の向上、あるいは自己の潜在能力を実現したいという欲求

自分の世界観や人生観に基づき、「あるべき自分」になりたいという欲求

④までの欲求とは質的に異なるものである。あるべき姿とはなんぞや。

必要な公的資格と、相応の地位や名声を得た先の話か。

人生という、行先のない旅路へいってらっしゃい。

マズローの欲求段階説の特徴

〇低次欲求が満たされると上の段階の欲求が生まれる。

〇ただし、高次欲求が満たされないからといって低次の欲求をより満たそうとはしない(不可逆的)

〇それぞれの欲求が並行したりはしない。

〇自己実現の欲求は最も高次で人間的な欲求

中座

さて、適当に調べた内容を書いたが、調べているとマズロー理論を基に様々な理論が展開されていることに気づいた。

モチベーションアップというと、個人的には「やりがい搾取」を連想してしまうが、低次欲求を確実に満たさせる事により搾取的側面を局限する事が可能であろう。

次回、具体的な方策を考えていきたい。

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