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中級者と上級者の壁~人工シャトルの試打からみる~

こんにちは。
バドチュー.NET運営者の齋藤(@usagi02_soushi)です。

先日バドチュー.NETの記事にミズノの人工シャトルレビューを掲載しました。

http://badchu.net/techfeather03/

記事製作にあたり、シャトルを色々なレベルの選手に打ってもらい感想をもらったときの結果を紹介します。

上級クラス・・・水鳥とは違うがコントロールできる
中級クラス・・・水鳥との違和感を感じコントロールしにくい
初級クラス・・・特に気にならない

この結果から大切な『壁』が見えます。

その壁というのが
『中級者と上級者の壁』
もう一つが
『初級者と中級者の壁』
です。

これは壁なのです。
つまり、壁は乗り越えていかなければいけないポイントとなります。

中級者と上級者の壁

人工シャトルを打った時、ある程度しっかりシャトルを打てるレベルでありながら感想がわかれました。
一つは
「水鳥球と違うけどコントロールできる」
もう一つが
「水鳥球と違ってコントロールしにくい」
というものです。

この違いが上級者と中級者の壁となっていると感じます。
これはコントロールする能力が違うというだけの話ではありません。
意識が全然違うのです。

前者つまり上級者は、シャトルをコントロールするにはどうしたらよいか。
ということが焦点となっています。
簡単に言うと『シャトルに合わせている』ということです。
狙ったところにシャトルを飛ばすためには、どのようにラケット面を合わせればよいのか、どのように体を入れたらよいか、今の体勢からどこが狙えるかといったことをフレキシブルに考えることができます。

後者は、どのように打てばシャトルが飛んでいくのか。
ということを考えています。
多くの場合「フォームにこだわっている」とも言えます。
バドミントンは「正しいフォーム」で打てば正しくシャトルが飛ぶというわけではないということです。
カッコいいフォームでネットに引っ掛けたりアウトしてしまえば負けてしまうのがバドミントンです。

自分の正解がシャトルの正解だと考えているのが中級者
シャトルに自分が合わせると考えているのが上級者

というイメージです。
この壁を越えると一気にレベルが上がっていきます。

初級者と中級者の壁

初級者と中級者の違いを解説していきましょう。
中級者は
「水鳥球と違ってコントロールしにくい」
初級者は
「特に気にならない」

これは初級者は相手コートにシャトルを返すこと、シャトルを追いかけることに集中しているということです。
シャトルを狙って打つだけの余裕と技術が未熟というレベルです。

中級者はシャトルを打ちあいながらコースやエリアを狙って打てるレベルといえます。
初級者と中級者の壁はここにあります。
初級者の方はラリーの中で、狙って打てるようになったら中級者へのサインと考えてよいでしょう。

おわりに

バドミントンの上達には段階があります。
成長の段階を知っておくことで、次に向かうところがわかりやすくなります。
初級・・・打つことや動くことに集中している
中級・・・コースを狙ってプレーする
上級・・・シャトルに合わせて柔軟なプレーができる

まとめるとこんな感じです。
バドミントンの上達に役立てば幸いです。

「バドミントンは人生そのもの」


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