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[Call Me Madam(1953)] 美しい音楽とマダムと愛しき酔っぱらい👀✨

 こんばんは🌃
最近はなんだかんだでドタバタとしてますが、勉強の隙間に少し余裕ができたのでずっと見たかった映画を鑑賞。

🎬"Call Me Madam(1953)"_🍿

タイトルは記事題名の通り。
日本語字幕はなく、おそらく海外版しか発売されていない1作。
見たさはあるけど、見ずに買うのも怖い(英語力が及ばないのでは...??)と思っていたところ なんと紆余曲折の結果偶然にも入手したので、荒い画質もご愛嬌、ついに見ることができた...!!🥰✨

ドナルド・オコナー目当てで見た映画だけどエセル・マーマンの歌唱に度肝を抜かれ、もう1人のヒロイン、ヴェラ・エレンの踊りにもグッときてしまって、たちまちお気に入りの作品に仲間入り。
まだまだ映画好きの入口だが、50年代のミュージカル映画は、優雅さとおちゃめさの配分のセンスがすごいなぁ…見る度に好きな作品が増えるじゃないか…と嬉しい困惑(ニヤケを伴う)が止まらないんだな🥺


🎬"STORY"_🍿

舞台は1950年代。
第二次世界大戦 終戦の平和も束の間、米ソが覇権を競ってバチバチと睨み合う冷戦の真っ只中。
アメリカはソ連に対抗するため、東欧や北欧の小国へ経済的な援助をする代わりに協力関係を築こうとしていた(いわゆる「囲い込み政策」)。
 
そこで 各国に派遣するので外交官の数がとにかく必要になり、民間の要人にもその役目がまわるのだった。
 そんな中、パーティ上手、もてなし上手で国内で評判高い未亡人の主人公サラ・アダムズ(エセル・マーマン)も、リヒテンブルク公国への大使として任命される。
外交官補佐をつとめるケネス(ドナルド・オコナー)と共に、遠く離れた欧州の小国へと向かうのだが...??

🎬"CHARACTER"_🍿

もうね。底なしに愉快なサラ(エセル・マーマン)にわくわくしてしまう。

大阪のおばちゃんならぬ、おそらく典型的な「アメリカのおばちゃん」っぷりで突き進んだかと思えば、公国代表・コンスタンティン将軍(ジョージ・サンダース)に手の甲にキスされて急に乙女モードに入る。…そしてその直後には乙女は何処へやら、正装ドレスの長い裾を豪快に蹴りあげる大胆さww

 そうやって持つなって🤣

他にも、この映画は登場人物がかわいいのです👏

前述した将軍のロマンスグレーは言わずもがな。
 マリア公女(ヴェラ・エレン)は落ち着いた歌声と軽やかなダンスが上品で見とれてしまった。
お祭では民衆と一緒に踊ったり、お姫様の類ではかなり庶民的な方かと思うんだけど、小国だって設定だし オコナーのダンスパートナーには彼女の可愛いらしいキャラクターが合っている気がする。

あまりにも素敵すぎる舞踏会でのワンシーン


 他にも、サラと折り合いの悪いもう1人の外交官補佐(名前忘れた)はヤなやつなんだけど、それでも彼がサラに振り回されて困惑する様子はなんだか憎めなくて好きだった。

そしてもちろんケネス(オコナー)も最高👀
サラにしれっと自分を売り込んで外交官補佐の立場をゲットするジャーナリストなのだが、公国での買い物のさなかにお忍び中のマリアに出会い、身分違いの恋に落ちる準主人公である。

 出会いのシーンでいきなり歌うの好き

 マリアと甘く歌う爽やかなナンバーから、酒場でヤケになって踊り狂うソロナンバーまでひと役で披露してくれるの本当に…サービスが過ぎませんか…ありがとうMGM…🙏😇

細身で一見頼りなさげなのにしっかりコメディアン(しかも恋愛パートもこなす)ギャップが私のオコナー好きの理由なんだけども、そんな彼の良さを存分に楽しめる映画でした。

いやー、非常に満足^^*

🎬"ENGLISH"_🍿

前述の通り日本語字幕がなくて心配だったんだけど あらすじさえわかっていれば映画の全編通してかなり内容が掴みやすかった印象。

借款がどうのとか政治がどうのとかストーリー難しそう…と思いつつ見ていたら、序盤のリヒテンブルク公国の会議の場面で、オットー大公の台詞、

「ウィー / ニード / アメリカン / ローン !」

がやたらクッキリ発音で、「あ これは優しい英語だな...!?」とひと安心😌笑 

公国側の人の英語はどちらかというと🇬🇧寄りな気がする(詳しくはないが)。
後半で両国の重役がわちゃわちゃとするシーンは個人的にかなり台詞混乱ポイントだったが、英語の発音が🇺🇸か🇬🇧かで、どっち側のキャラクターなのかが把握しやすくてありがたかった…。

🎬"MUSIC"_🍿

舞台がヨーロッパだからだろうか、華やかで上品な音楽がBGM、ミュージカルナンバー共に多め。
思わず口ずさみたくなる素敵な曲が多くて◎


では最後に、お気に入りの曲メモ✍️(随時更新)

🎶「It's a Lovely Day Today」
この映画はこれ無しには語れない。
ケネスとマリアの出会いの曲 かつ パーティでは優雅なダンスナンバーに。

🎶「International Rag」
エセル・マーマンのパキっと明るい声がフルに活かされている楽しい1曲。
舞踏会風アレンジも面白い。

🎶「You're Just in Love」
ハモリが!ハモリが…!!
恋煩いのケネスと彼を元気づけるサラが歌うところから始まり、後のシーンでも まるで伏線を回収するかのように何度も再登場する。本作で1番印象深いナンバー👏

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