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ウイバナ考 M0. 日本昔話大成
前々回にウイバナさんのワンマンライブについて書いた(夏の答え合わせ 〜長い夏休み5〜)。
私が抱えた問題を列挙したのだが、シグマさんに笑われてしまった。
これらの問いの答えを模索していたのだが、問題が大きすぎて糸口がつかめない。
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子供の頃は学校でよくこんな問題をやっていたのだが、こういう問題をみると、よく先生が言っていた。
「この問題の(2)を解くのに(1)の結果を使う。だから(2)の解き方のヒントを出しているようなものだ。(1)がなくても、自分でその工程を思いついて、(2)を解けるようにならないと本当の学力にならない」と、嘆いていた。
ウイバナさんへの問いも同じである。学力のない私は(1)がないとにっちもさっちもいかない。
10月12日に催された“青春のすべてを語る会”の特典会で、サキマルさんがまさにこの(1)を私に示してくれた。
「どの曲が好き?」と。
なるほど慧眼である。どの曲もいいし。でも、どこがいいと思っているのか?
もはやアンセムとなった「初花」にすれば無難なのだが、ちょっとカッコつけて「Re:Re:resistace」と答えた。
でも、実際は甲乙をつけるほど聴き込んでいない。どの曲からも高い歌唱力、ダンス、独特の演出に、ただただ圧倒される。その秘密を解くには一曲一曲解析するのがゴールに繋がるだろう。
10月からはじまったカルチャーセンターの講義で、「日本昔話を読む」とい講座を聴講している。先日その初回を受講したのだが、そこで関敬吾という学者が「日本昔話大成」という著書で日本の昔話642話あまりを3種、34項目に分類したと聞いた。
偶然にもウイバナさんは「We=MUKASHIBNSHI」だから、関敬吾を気取って楽曲大成をつくる作業をすればよい、という結論にいたった。
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若い頃に好きになった人は、美大を出たと言っていた。一緒に美術館に行きたいと誘ったところ、快く受けてくれた。しかし、
「美術の教育を受けた人から作品の解説を聞いて見たかったんです」
と、頼んだところ、
「作品を言葉で説明するのは難しいものです。だって、言葉や他の方法で表現できないから絵で表現しているのだから」
と、あまりにも真っ直ぐに、自分の考えの愚かさを突かれ、絶句した思い出がある。
彼女の戒めを忘れて、また私は愚かなことをしようとしているのかもしれない。
音楽を、ステージを言葉にするという。
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