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作図練習について〜何してたかの雑なメモです〜


作図が早いと、エスキス時間を確保しやすくなり、落ち着いて試験にのぞむことができますので、極力早くしたいですよね。

わたしも一年目から作図は、フリハンでシンプルなプランなら2時間くらいで最低限のものをかけるように、と訓練していました。

3度受験して、いま、初年度の自分にアドバイスするなら?と思い返しつつ、作図についてメモしましたので、少し長いですが、よろしければご覧ください。

※一受験生がたどり着いたやり方なので、どなたかになにかしらの役に立てば嬉しいなシリーズです。よろしくお願いします。

⬛︎トレースてなにするの?

作図時間3時間きろう!
2時間半でかいてます!
など見聞きして焦りますよね…。

ただこれ、はじめから時間だけを気にしすぎないようにしたいです。
※わたしは1回目は細切れで10時間とか…こころ折れました…

いわゆる「トレース」と
自分のエスキスから作図する」のは
かなり違う頭を使いますし、別物です。

「トレース」は過去問などをやる場合、自分のプランではないので、何度も目線が元図面と手元を行ったり来たりする。その点で時間がかかります。
「自分のエスキスから作図」は、ある程度自分の頭のなかに、こんな計画にした!っとインプットされている状態でとりかかるので、そこまで目線が行ったり来たりしない分工程がへります。

作図強化!といってもこの点違いがあることを知っておきたいです。


その上で、「トレース」するにしても、いろんなやり方があります。
①標準解答例(以下「ヒ」)1/200の精度のものを見ながら丸写しする
②ヒをいったん1/400やバイコマに落として、それを見ながら作図するやり方
私がやったことある「過去問のトレース練習」は主にこの二つですが、それぞれ趣旨が変わると思います。

①は、まさに、ヒがどんな表現をしているのか確かめることができるトレース
…例えば、サッシなどはかなり細かく書き込みされていたり、外構なども年によっていろいろだったり…
スキャナーになったつもりで丸写ししていたら、とても3時間切れません!!

②は本当の作図練習だと思っています。
本試験でも自分のエスキスから作図するわけなので、エスキスの精度が低いと1/200で書いた時に、スケール感が狂ったりします。

実際初受験の頃の私は、バイコマや1/400の精度が低すぎて、作図まできても大きな修正が入ることが多々ありました。
なので、トレース①は数回同じものを書いて、試験元の出しているソノモノの表現を把握。
それが済んだら、②のエスキスから作図にする練習がいいのかなッというのが、今となってみると思うところです

初受験の初めの作図練習は基本的に①をやっていたのですが、いざ、実際課題が出て、なんとかエスキスしたものを図面にしようとしても、解像度が低すぎて作図できない…そんな状態でした作図中にプラン変わりまくり…エスキスの意味…

なので、②を意識したトレースをされるといいのかなと思ったりします
表現などに迷ったら、すぐに先生などに聞いたらいいと思います!
※やり方はその方の得意不得意によってそれぞれだと思います

⬛︎はじめは時間より手順決め。手を止めない

3時間切れることは大事ですが、前述したとおり、何からの作図がその時間なのか?によってかわります。
くわえて、プランが複雑だと時間はかかるし、3スパンなどコンパクトなウツワになったから今回は早くかけたなぁなど、過年度生でも時間はブレるので。
また、本試験は全体で6.5時間で完成できればよいので、そのことをいつも忘れないでいたいです。
初めから端折ることばかり考えすぎない方が個人的にはいいのかなと思います…(一年目から横着した🐇)
はじめからしっかり手順を決めて、
絶対その順番で書く!
そして、ここまで何分か?をいちいちメモするのが一番良いです。面倒くさいですが、これが一番わかりやすく、のちのち早くなれます。

時間計測用の表(最終の手順ではないです)




その上で自分が早くなる方法を考えて、毎回メモしながら変えていくのが最善と思います。

めちゃくちゃ地味で苦しいですし、ここでかなりの人が脱落していきます。
初めの一週間は筋トレも兼ねてひたすらこれメインとなるのかと思います。
職人になるくらいの気持ちで練度をあげます…
※製図対策はじめた一年目、謎の筋肉がついて、冷蔵庫から生卵をそっと取り出そうとしただけなのに割ってしまったことがあります

⬛︎かかないものを決める

ヒの表現を見た上で、作図を加速させるには、書かないものを決めていくことだと思います。正直ヒの精度ですべてを表現することは難しいと思いますので、端折るところは、
課題の解答例や過去の本試験ランク①図面を参考にしていました
ただし、試験元のヒの表現はこんなのだったよね!ということは忘れないように、確認したいです。

※わたしは、はかせさんの作図一時間台のYouTube動画参考にしていました。ただあちらも本当にプランを頭に暗記した状態でこそのあの動きだと思うので、端折り方の参考程度がいいとおもいます

⬇️はずっと勉強机の前の壁に貼り付けていたものです。参考までに


はかせさんのYouTube参考にした手順
断面図手順
r5本試験用の手順(当日見てたもの)


⬛︎同じ工程を反復!パーツごとにバッチリに!
作図強化手段として、通しの作図を短期間に何度も試せるといいですが、わたしは一日中勉強に時間をあてられる環境ではありませんでした。
どんなに頑張っても1日1枚が限界ですし、子供に阻まれたりすると、細切れになります。
なので練習も細切れがベースでした。

平面図の練習であれば、配置図•一階平面図だけを、それも同じものを何回も連続して描く。これが一番効率よく作図訓練になると思います。
同じことの反復訓練が一番効率よくスピードアップできるはずです。
二階と3階は、階段や延焼ライン、庇屋根など注意は必要ですが、基本的には同じなので、外構も書く一階を早く描けるように練習するのが吉かと。
一年目のころ目標まずは1時間にしていました!

断面図は書き方がだいぶ違うので、これもそればっかりかく。私は苦手意識無くすために、仕事の昼休みはほぼ毎日断面図を書いていました。
目標20分!(基準階ならもう少しかかる)

図面以下、階段やトイレなど部分のみの練習も5ミリ方眼をいつも持ち歩いて、時間ができたらなんか書く、文字だけでもいい、数字を90度回転した向きで描く練習も、

ある合格者さんはいっていました…
呼吸するように方眼紙に線を引く
片手空いてるなら階段かけるでしょ?と。

以上また書き出していきます。
取り急ぎ書き出した形ですみません!



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