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水平線へのアタック

トレーダーにとってはおなじみの水平線。

水平線というのはチャート上のある価格に真っ直ぐ横線を引くこと。

水平線はブレイクアウト手法でよく使われていて、騙しもありますが、未だに有効なテクニカルの一つです。

ところがこの水平線、3回ほどアタックしてたのに結局チャートは逆方向に行ってしまって「なんだそりゃ?」と思うこともあると思います。

今回は分かっているようで実はよく分かってないかも知れない水平線についてお話しようと思います。もし「素人意見ですが……」と突撃してくる凄腕さんいたら、真摯に受け入れます。

と言っても難しいことはなく、その水平線がトレンド方向なのかトレンドの逆方向なのか。ということです。分かりやすく画像と一緒に解説します。


無題14

例えばこれです。1時間足で上目線の人がいて、水平線が現れて意識が薄っすら見えてきた。「よし、ブレイクアウト狙うぞ!」と意気込んでいたら、3回目のアタックをした途端に下へと急降下ジェットコースター。思わず「下げるなら上げんなや!」とマウスを投げる。


無題14 (5)

実はこの時、日足では下降トレンド真っ最中。つまり1時間足の水平線はブレイクアウトを狙えるタイミングではなく、そこが天井ライン、レジスタンスとして機能していたわけです。なので上に抜けるわけもなく、仮に抜けたら十中八九それは騙しになります。

ではブレイクアウトする水平線とはどういうものか? 察した人もいると思いますが、それこそがトレンド方向への水平線なわけです。

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こちらがブレイクアウトする水平線。あえて騙しを描いてるのは、水平線の突破はだいたい騙しを入れてくるからです。それについては実際のチャート画像を使ってのちほど。

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このように、しっかりトレンド方向へ伸びている時に現れる水平線こそがブレイクアウトするパターンになります。しかしこれは、あくまで高確率にそうなるという話です。100%確実にそうなるわけではないので要注意。もしそうなら水平線狙ってるだけで大金持ちです。


そしてこのブレイクアウトする水平線、実はもう一つの現れるパターンがあります。それが天井や底からのトレンド転換。特にドル円で最近ありました。

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これはドル円の日足です。白ラインがその水平線。これを見ると分かる通り、3回目で騙しはありますが、見事にブレイクアウトして300pips以上伸びてます。

ブレイクアウトする水平線は騙しが無いと思ってた人は要注意。先ほども言ったように、ブレイクアウトするものこそ騙しが入りやすいです。だいたい3回目のアタックで騙しがあります(uRuu調べ)。もし騙しを掴んでしまったら、一旦損切りするのは英断です。

水平線が現れたら、落ち着いてトレンドと方向感を確かめて、ちゃんと根拠あるエントリーをしてくださいね。


以上、水平線へのアタックについてでした。

皆さんのお役に立てれば幸いです🌸

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