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高瀬川陶磁器つくろい工程vol.4

小皿1

あ、同じかけらが2つあった!ということで。

小皿2

「固め」をして。ここから大変です。

小皿3

粘土で型を作ってラップをして、かけらを貼り付け、ない部分を成形していきます。気の遠くなる作業ですが、地道にこつこつと、時間をかけて…

小皿4

ラップの上から、サビ(漆パテ)をつけて。固まったら研ぎ、またつけて…

小皿5

なんども付けて、パーツ断面の半分くらいの厚みになったら、布を貼っていきます。

小皿6

小皿7

麦漆をぬり、麻布を三重くらいに。丈夫になりますように。

小皿8

布の目の中にサビを入れて隙間なく…。

小皿9

厚みが出て、丈夫になってきたら、脱型!ラップのツヤとシワをしっかり写し取っていますね。

小皿10

小皿11

バリを切り取って、研いだところ。大まかな形はできてきました。

小皿12

外側の形もおおよそできたら、高台を作っていきます。

小皿13

ありあわせの木やらで。

小皿14

小皿15

なんどもサビつけ、研ぎ、とにかくそれの繰り返し。

小皿16

小皿17

まだまだ。

小皿18

内側「捨て中」、外側「つくろい」。まだまだかたちが甘い。

小皿19

小皿20

すこしづつ進んで、ようやっと納得のいくかたちになったら中塗りをして、仕上げに進みます。ここまでが、長かった。でも力のみせどころですね。

小皿20、5

中塗りを研いで、錫粉を蒔きます。「白檀塗り」という仕上げにする予定。

小皿21

小皿22

漆を塗ったところに粉が定着。

小皿23

きれいにみえる〜〜〜

小皿24

「もうこれでいいんじゃない?」という声が聞こえてきそうですが…まだ終わりじゃありません。ここに透け漆を塗って、研いでツヤあげをします。

小皿25

小皿26

漆を研いで、「摺り」をして…

小皿27

均一な「白檀塗り」って本当に難しい…しかもこの器のつくり方とは相性が悪く、ちょっとムラになっているけれど。でも磨き上げて、水を入れたかのような輝きになりました。

こちらに、磁器のかけらの模様を描いて、完成です!

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