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職場の飲み会について考える

ここ最近もやもやしていたことがありました。
職場の飲み会についてです。
現在私は、非正規でパートタイムで仕事をしていて、普通はプロジェクトが終わったあとの慰労会などに誘われる立場ではないはずなのですが、一緒に仕事をしている先の会社の人は私の雇用形態など知る由もなく、慰労会に誘っていただいたのですが…。
フルタイムで賞与などの支給もあるのだったら少しくらいいいかなと思わなくもないですが、さすがに最低限の雇用形態でかつかつで生活している今日このごろ、一緒に会食したいのは山々だけど、飲み会にお金を出していたら生活が成り立たないし…というのがずっと気にかかっていました。
幸か不幸か、私は通勤方法が一般的な人より困難なので、翌日仕事があるからと断りましたが、ほかの人たちはどうしているのだろうとネットでいろいろと検索しつつ、今まであまり意識していなかったことも意識するようになりました。
今更ながら、正社員と非正規の人とでは、年収が違うだけでなく、退職金の有無や将来もらえる年金も全然違うので、非正規の人はその分貯金をしないと老後生活ができなくなります。なので、飲み会へ行くならその分投資信託を買いたいと思ってしまうのは致し方ないでしょう。それをケチだと言われても…。
また、非正規の人は、数か月前に「来年度から来なくていいから」といえば気軽にくびにできるので、突然失業しても困らないようにある程度貯金しておく必要があるのです。正社員の人にそういうことを言っても、理解してもらうのはなかなか難しいことでしょう(周りの人たちはみんなすっかり忘れているけど、2年前そうやってフルタイム勤務の人生から退場したのでした)。
仕事を始めた当初、正社員の人は「もらったお給料は全部使い切ってる」「貯金なんてしてない」という人が多かったですが、私は非正規だったので、少ないお給料の中から天引きで貯金していました(そしてそのお金はけっきょく、南米旅行や通信大学進学に使われたのでしたが…)。みんなが正社員で右肩上がりでお給料が上がるような時代だったらそれでもよかったのかもしれませんが、今は大部分の人にとってはそういう時代ではないような…正社員の人からしてみれば、一応声をかけないと失礼だと思うだろうし、「お金がないから行けません」と言っても、自分だって好きで企画してるわけじゃないんだししらけるなと思うでしょうが、家計に占める負担が違いすぎるのです。そういうことは、そういう立場を経験してみないとわからなことでしょうから、不毛な議論にしかなりません。
「お金がないから参加できない 」なんて言うと常識がないと思われるよ、と言われても、やはりそれは正社員の人の常識なので(まあ、社会で働いている人の大半は正社員なのでしょうが)、年収150万の人と500万の人とで同じ感覚で話せないのは仕方ないなとあきらめるしかなさそうです。これからも、「ほかに用事があるんで」とはぐらかし続けるしかないのでしょう。

そもそも、親睦を深めるのに高額な飲み会へ行くというのはもう時代にそぐわなくなっている部分もあるように思えます。
職場でもいろいろな立場の人がいるわけだし、傾斜配分にしたとしても、正社員の人も毎回多めに取られ続けるのはストレスがたまるし、非正規の人も少ない費用で参加し続けるのも気がひけるし、かと言ってもらっている時給より高い会にお付き合いで参加しなさいいうのは、もはや古いのではないでしょうか。
むしろ、お酒を伴った会食をしたい人は個人的に行くようにして、職場の親睦会はどんな立場の人でも参加しやすいように、ファミレスのようなところで最大でも1,500円くらいになるようなプランで実施してもらうなど、それくらいにしないと親睦を深める会ではなく溝を深める会になってしまう恐れが…。
ここ数年飲み会がなかったのでいったんリセットされた頭で考えてみると、なんかもうそういうのいいかなーという気がしつつあることに気がつきました。

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