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今さら聞けないビットコインとアルトコインの違い

暗号資産(仮想通貨)の数は年々増えてきていますが、大きく分けると2種類になります。「ビットコイン」と「アルトコイン」の2つです。

ビットコインはテレビでも見聞きする機会が増えたことで、知名度は上がってきました。一方、アルトコインに関してはあまり聞きなれない方も多いのではないでしょうか。

中には、アルトコインという通貨が存在していると勘違いしている方もいるかもしれませんね。

実はアルトコインとは、ビットコイン以外の暗号資産のことを総称して呼びます。例えば、イーサリアム、リップル、リスクなど。つまり、アルトコインとは取引するために用意された通貨ではないのです。

知名度の高いビットコインに関する知識や情報だけに偏っていると、リスク分散できません。それぞれの特徴や違いを正しく理解しつつ、投資していく必要があるでしょう。

そこで本記事では、ビットコインとアルトコインについて、それぞれの特徴や違いを解説していきます。
最後までチェックすれば、それぞれの特徴や違いを理解できて、どちらがあなたに合う仮想通貨なのか判断できるでしょう。

ビットコインとアルトコインの特徴と違い

もともとビットコインとアルトコインは開発された目的が違います。
ビットコインは最初にできた仮想通貨で、新たな決済手段としての価値を構築してきました。暗号資産の火付け役ですね

一方、アルトコインは「オルタナティブコイン」とも呼ばれ、もとはビットコインの代替え通貨として生み出されてきました。ビットコインの欠点や課題を補うのが目的です。

例えば、ビットコインには、マイニングによる環境問題や遅延トラブルなど多くの課題があります。このような課題をクリアするべく、新しい機能や技術を加えた通貨としてアルトコインは開発されたのです。
種類も豊富にあって、それぞれの通貨ごとに個性があり機能性も違う。中には、スマートコントラクト機能(自動契約システム)や独自のマイニング方法を採用している通貨が出てきていますね。

アルトコインは、ビットコインを超える次世代の通貨としても期待されているのです。そのため、同じ仮想通貨という括りではあるものの、開発目的が違うため「ビットコイン」と「アルトコイン」の2つに呼び分けられています。

〇アルトコインという仮想通貨はない
冒頭でも述べましたが、アルトコインはビットコイン以外の通貨を総称して呼びます。
種類は小さな仮想通貨も含めると5000以上にもなり、年々増加していますね。
アルトコインという仮想通貨は取引されていないので注意してください。

アルトコインと呼ばれる通貨の一例

・イーサリアム
・リップル
・モナコイン
・ビットコインキャッシュ
・リスク

それぞれビットコインにはない独自の機能があるので、取引前には開発目的や実用的か判断してから投資しましょう。

アルトコインの特徴3選
1.豊富な種類がある
2.ビットコインにはない技術を持つ
3.期待値からボラティリティが高め

ビットコインには使用されていない技術が、アルトコインではドンドン生み出されているため、市場からの期待値が高いです。そのため、値動きは安定しておらずボラティリティが高い特徴があるのです。

さまざまな企業が暗号資産の持つ独自の機能を、今後のサービスに応用しようとする動きが高まっていますね。アルトコインはビットコインと比べるとまだ割安な通貨も存在しており、これから価値を上げていく可能性があるでしょう。

ビットコインとアルトコインの相関関係

アルトコインはビットコインの基盤技術をもとに開発されているため、相関関係は少なからずあります。ビットコインが上がれば、少し遅れてアルトコインも上昇へ向かう傾向があります。ただし、必ずしも同じような動きをするわけではないので判断が難しいところ。相関関係は経済状況やアルトコインの注目度によって逆方向へ動く時があるからです。

通貨の種類や機能面の違いがあるため、すべてのアルトコインが相関することはありません。相関関係は日々変わりゆくものなので、参考程度に留めておくと良いでしょう。

暗号資産を始めるならどちらが良いのか?

どちらも一長一短あるので、どちらか一方が良いとは言い切れません。
暗号資産を始める理由や目的によって選択幅は変わってくるからです。
例えば、短期的に投資をしたいのか、または長期的に保有していたいのかでは、大きく目的が異なります。

短期投資を狙っているのに値動きがあまりない通貨では成果に繋がりませんし、ボラティリティが激しい通貨を長期的に持つのはリスクが高くなります。

そこで、あなたの投資をする目的や期間によって決めていきましょう。
一例として、短期・長期の2つの期間で考えた場合。
短期:ボラティリティが高い通貨(ビットコイン)
長期:実用性が高くて価値を高めていきそうな通貨(アルトコイン)

暗号資産も株やFXのように期間や目的に合わせて戦略を立てて行くのが必要ですね。

同じ仮想通貨という括りではあるが中身は別モノ

今回はビットコインとアルトコインの違いを紹介していきました。
〇ビットコインは初めに作られ、新たな決済手段として機能する仮想通貨
〇アルトコインはビットコインの基盤技術をもとに開発された代替え通貨

今後はビットコインの次を担う次世代の通貨としてアルトコインも期待されていくでしょう。


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