はじめてのときメモGS4 仲良しグループ 柊/氷室/御影編
前回、乙女向けコンテンツ経験値が少なすぎるオタクがGS4に急にのめりこんだ話を書いた。というかそのためにnoteを作った。
要約すると初手で柊夜ノ介に落ちてしまったという話だが、今回はそのまま3周目として彼を含む仲良しグループ結成を狙う。
そういう感想回です。よろしく。
※この先、仲良しグループルートのネタバレを含みます。
今回の目標
ということで、柊夜ノ介さん、氷室一紀くん、御影小次郎先生の仲良しグループ結成を目指す。
目指すと言っても、自力で辿り着けるほど我慢強くもないので、結成まではしっかり攻略サイトは見るけれど。結成後から自由型で遊びます。
1年目はイノリくんいないし、先生はこちらから出来ることが少ないので、正直1〜2周目でやった夜ノ介さんルートとやることがほぼ同じ。最速で夜ノ介さんと仲良くなりつつ、今回は課外授業も積極的に参加するぐらい。
あ、違うところがありました。生徒会執行部!
夜ノ介さん真EDを見てるので一応前回も入ってはいたけれど、芸術のパラメーターを優先していてほぼ実行せず、ほぼ幽霊部員だった。
今回は勉強も欲しいので生徒会も頻繁に選んでみた。
そしたら……ええ、だれか言ってよ……そんないっぱい夜ノ介さんの会話あるなら……。
よく考えたら彼の大きいLive2Dが生徒会シーンなので当たり前だが、なんせ初めてのGSシリーズなので無知を許して欲しい。
そして会話パターンの量を舐めてた。タッチできるシーンがパソコン周り多めなのもストイックで良いですね。
会話といえば文化祭もそう。
1〜2周目はどちらも先生が牧場をやっていたので文化祭とはそういう物だと思っていたけど、今回は颯砂君ファンの他校生が来てくれていた。ここも全員パターンあるんですね?ランダムか??果てしね〜〜〜。
他にも全然見たことがない会話が沢山あり、同じことの繰り返しのようでも十分楽しめた。そしてGS4の底の知れなさに慄いた。ここにはある、世界が。これはもう一つの宇宙。
初対面の先輩に壁ドンする新入生
学業を頑張っておくとイノリ君の登場が少し早まるらしいというので、1年目は勉強のパラメータ上げも頑張った。
すると年度替わりの直前に見たことのないイベントが!
氷室先生絡みっぽい、これはきっと来るぞ……。
ワァ、うそ、壁ドンって実在したんだ。
他の男子より1年ハンデがある状態を埋めるかのように、攻めっ攻めのガチ恋距離でイノリ君が現れた。
この時期に学校にいるってことは、そのピンク髪の女子は確実に先輩だし、なんなら生徒会だよ?喧嘩売って大丈夫?
そして、こういうところでベタな展開を恥ずかしがらず演出する素直さは、私みたいな逆張り創作オタクはもっと見習った方がいいと思う。
やっぱり表現ってストレートで大多数に伝わりやすい方がいいよ。
イノリ君は初見プレイ時点で結構好ましく思っていたので、すでに何度もデートはしていたし、ガーデンに登場させるまでは特に変わったところは無し。
男子へ1人ずつ順番に熱烈アピールしながら、脳内庭園にイケメンを陳列していく様は、なんというかマリィって本当にこの世界の女王だ。
そしてグループ結成
来たぞ!ミチヒカがなんか珍しいことを言い出したら恋の進捗の合図!
バラを背負って笑っちゃうほど少女漫画な3ショットのスチルと共に、仲良しグループは始まりました。なにこの写真いつ撮ったの。
(クリア後のスチル画面ボイスで夜ノ介さんも「こんな写真撮ったかな」と言っていたけれど、やっぱりイメージ映像なんでしょうか。でも写真立てに飾れるんだよな……念写能力かも)
しれっと3人が仲良くなっており、まだ先生が生徒と友達みたいなことをしている理由を知らない私は「えっ、この人選で導入エピソードなし!?」と若干のモヤモヤを抱えながらしばらく過ごすことになる。
(※ちゃんと解消されます)
仲良しグループシステム楽しすぎる
サーフィン講座をしてみたり、学校でこっそりBBQをしてみたり、想像してたのと微妙にズレてるけど思わぬ所で得られるスチルが豊富で楽しい!グループデートも、マリィ相手では見られない友達同士のくだけた一面があって、大変良かった。
しかしそれ以上に良かったのが、喫茶店や追いデートでの個別の深掘りトークだった。「◯◯君のこと実際どう思ってるの?」みたいなやつね、1番美味しいからね。もちろん聞きたいのは陰口じゃなくて仲良しエピです。
これにより、御影先生がこのグループにいる理由がようやく見えはじめる。とても教師として真っ当だったため、モヤつきは解消され評価が激上がりすることになった。
先生は、ともすれば腫れ物扱いされそうな、難しい境遇の生徒に対して、自分らしくいられる居場所を作ってくれたんですね。
彼が取り戻せない青春の夢を見ているとしても、だからこそ、今を生きる生徒の青春を尊重してくれたのだ。そのついでに自分も楽しむぐらい構わないじゃないか。本気で遊んでくれる友達のような先生であるからイノリ君も夜ノ介さんも遠慮せず日常を過ごせたのだろう。
これ書きながら泣きそうなんだけど私まだ先生の告白見てないからキャラ理解あってるかわからないです。ズレてたらごめんな!
ほかに、修学旅行もとても楽しかった。流石に学年の違うイノリ君が来られないのは残念だが、逐一LINEでわりこんでくるのには笑う。お土産のカステラいっぱい食べてね。
マリィへの夜ノ介さんからの贈り物が、他の世界線で見た事がある物の別verで、そこも泣けた。全ての世界線を行き来するうちのマリィは2つの柄のビードロを大事に並べて飾るよ。
変なところで異様に高い解像度
話は戻るがグループデート。
もちろん和気藹々と楽しいが、恋愛要素としては、たまに意味深なことを言われたマリィが『どういうこと?』と鈍感主人公になるぐらいで、デートというよりはただの楽しいお出かけである。
って思うじゃない!?
「名残惜しくて残ってた、そしたらあなたが見えた」
夜ノ介さん〜!「そしたら」じゃないよ貴方わかってて残ってたでしょう!
こういうの知ってるぞ……学校とかで男女グループできた後に、ちょっとずつ仲のいい男女とかが生まれるやつだ……。
みんなで遊ぶのも最高だけど、ふとした時に偶然2人になってアイコンタクトしてみたり道を歩く最後尾でこっそり手を繋いだり、少しの背徳感をスパイスにどんどん盛り上がるし、しかも周りも案外気付いてるやつだ!
学生にありがち!
お互いを尊重する素晴らしい友情をはぐくみつつも、若さゆえに恋愛感情には抗えない感じ……思春期……これが仲良しグループの魅力……。
ゲームでこんな事しちゃっていいんですか。改めて恐ろしい作品。
方針が決まらなすぎる
仲良しグループはエンディングが7種類あるらしい。各々の告白2種×3と、友情ED。
ここまで来て、彼らの「仲」をかなり好きになってしまっていたので本当に困った。誰か1人を選ぶなんてできないし、誰かを当て馬に嫉妬させるなんてもっとできない。
2年目後半あたりからどうしていいかわからなくなりグチャグチャになっていたら、ある日夜ノ介さんが言った。
「あなたの選択がどうであれ、僕たちの絆は意外としぶといですよ」
(※意訳)
泣ける……。
マリィを通したプレイヤーの悩みにまで寄り添うような姿勢。誰かを選んだとしてもきっと友情は続くのだろうという安心感。
ちょっと茶化した言葉選びにも、深く悩まないようにという配慮を感じる。彼のそういうところがねえ好きなんですよ!ありがと!
喫茶店や追いデートで個別にヒアリングしていく中で、やはり彼らの友情はそれだけで尊いものだと実感した。なので……。
もうガーデンのことなんて知らない
決めた、私は友情EDを目指す。
今は彼らとマリィの眩しい友情をそのままに閉じ込めておきたいから。そこに好意の優劣なんかつけたくない。
なんか??3回連続とかでデートしなければ??アーチに立たないらしい??
というフワッとした攻略情報をもとに、その点だけ気を付けてグループデートをメインに楽しみつつ日常を過ごし、完全に油断しきっていた3年目夏。ふと久々にガーデンを見ると、
乗っておる。
なんでぇ?
いや嬉しいし好きだけど今回は付かず離れずを維持してたじゃない私たち!アーチに乗ったら告白とかになるんじゃないの!?下りてもらう?無理か!?
友情ルートを目指すと心を決めてから不意打ちでバランスが崩れたため、なんだか大混乱してしまい、そこからはヤケクソになってガーデンを見るのをほぼやめた。
誘われるがままにデートに行ってやる。なるようになれだ。脳内庭園はひかるちゃんが勝手に覗いてくれ。よく考えたらなんで人の脳内見えてるんですか。
未攻略男性たちへの気持ちを整理する
イノリ君は恋愛の面では1番余裕がなかったように感じて、そこがとてもいじらしかった。なので、誰か選ばざるを得ないなら正直言ってイノリ君かもという気もしていた。
彼の余裕のなさ、まっすぐさを振り切れる勇気は自分にはないと思ったから。夜ノ介さんはもう別世界線で熟年夫婦ぐらいの気持ちでいるし、先生は生徒同士の恋が実ったら内心がどうであれ祝福してくれるだろう。
……でも、他の2人が精神的に大人だから、というような理由で選ばれるのは、イノリ君は嫌かもしれない。おもちゃを譲られた末っ子のような扱いだと知ったら彼はマリィを嫌うだろうか。私は他の人との比較抜きに彼をまだ選べない。
御影先生ともやっとソロデート(や課外授業の全員サボり事件)が発生し、あの、先人達の言う彼の末恐ろしさの片鱗を見ました……。
※なぜは私の周りには先生好きが多い。
初ソロ遊園地にて、心からはしゃぐ様は可愛らしく可笑しくもあるが、たかが遊園地の思い出すら手が届かないものだったのだ……という寂しさの方が強い。
彼が現在を楽しむほどに「欠けた過去のピース」が浮かび上がるという構図。これに気付いてからは、愛しいんだか心が痛いんだかよくわからなくなってしまった。そんなのいくらでもマリィは一緒に行ってあげるよ。夜ノ介さんとイノリ君もいるよ。みんなで友達みたいに遊ぼうよ。
あと、ナンパ撃退で急にめちゃくちゃ""雄""が出てきて焦ったりもした。
ガチ成人男性の凄みトーンを急に聞くと生徒がびっくりするでしょ!みんな貴方の事をおもしろクロワッサン先生だと思ってんだから!
照れてるのでだいぶ茶化したが、まあ要するに正直かなりドキッとしたのである。
逆に全然思い通りじゃないED
ざっくり思い出語りはこの辺にしつつ、ついに波乱のマリィガーデンから成り行きまかせのぶん投げプレイ3周目も卒業を迎える訳だが、
結論から言うと、
友情EDでした!!なんでよ!
最初こそ友情EDを狙ってはいたけれど、ガーデンのバランスが崩壊してからは多分無理だと思い、選ばれない人間を作る覚悟で腹を括っていた。なので完全に拍子抜けである。GS4がもしコロコロ連載だったらマリィがズコーッて言ってた。
様々なタイミングの結果、卒業の間際でたまたま誰もアーチに立たずメラつきもせず、微妙にパラメータもどっち付かずになって、なんかいい感じに友情EDになった……のか?
望んでた結末が見られたのでヨシではあるんだけど、完っ全に拍子抜けの消化不良なので早く4周目もやろう。
ともあれ、このあとは誰がどうなる結末だろうと安心して見られるし選べると思う。
うちのマリィは全ての世界線を同時に観測できる女なので、ここに一つの確かな友情の記憶があれば、それを信じていけるので。
余談:みちるちゃんの香水
今回3周目なので、おしゃれレベルMAXでみちるちゃんから香水がもらえた。
着脱してもパラメータが変わらないので「香水だし、男の子が何か良いことを言ってくれるのでは……?」とわくわくしてデートにつけていったところ、運悪くナンパ撃退が発生して服装はスルーだった。
タイミング悪すぎる、リベンジしようと何度か試みるも毎回毎回ナンパが寄ってくる。
これ……悪い男をよせつける匂いだったんですね……。
さながら、わざと腐臭を発してハエを呼ぶ熱帯の花。
みちるちゃんはこれ使っちゃだめだからね……マリィと約束してね……。
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