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科学コミュニケーション 記事まとめ

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科学コミュニケーションに関する記事をまとめています。
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#学問への愛を語ろう

考える道具としての言語。伝える道具としての言語。

私が頭の中で何か真剣に考え事をしているときは「〜である」口調の日本語を使っていることが多いです。真剣ではないときはもう少し砕けた感じの口語に近いですが、基本的には変わりません。 一方、誰かに何かを伝える意志が強くはたらいているとき、ここ数年は「〜です/〜ます」口調を使っています。相手を強くイメージし、その人とコミュニケーションをとることを強く意識します。その人に話しかけるようにすると、自然と丁寧語に近い言い回しになります。私にとって「〜である」口調が【考える道具としての言語

学問の楽しさって、入り口は「分かるとおもしろい」だと思う

私は現在科学エデュケーター/科学コミュニケーターとして活動をしています。学校教育では現在大学で理科の教職科目を担当したりもしています。詳しくは自己紹介をご覧いただけると嬉しいです。 こんなプロフィールを書くと、側から見るとさぞ理科や科学が好きなんだろうと思われるかもしれませんが、実のところ、私は最初から理科が好きだったわけではありません。残念ながら、宇宙がすごく好きだとか、昆虫が好きだとか、そういう分かりやすいエピソードを持っていないんです。 じゃあなんで理科や科学の教育