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今まで作ったルーティンと、あとなにか。

この記事はジャグリングアドベントカレンダー2023の12月17日の記事です。

0.はじめに


 はじめましての方ははじめまして。そうでない方はお世話になっております。
三重大学ジャグリングサークル「ジャグリアーノ!」所属の大学2年生(03)ジャグラーのうらしまと申します。よろしくお願いいたします。
メイン道具はシェーカーカップという(マイナー?)道具を使っています。
 今回、アドベントカレンダーの企画に参加したは良いのですが書く内容がまっっっったく思いつかなかったため、今まで作ってきた大会用のルーティンの小話とあと適当なことが書けたらなと思います。
 公開出来るルーティンはリンクとともにnote内に公開しておりますので、興味がある方はぜひご覧ください。コメント等も頂けますと今後の励みになります。


1.新人戦西日本杯

 初々しいですね。初めての大会ということもあり、なりふり構わず好きな技を好きなように詰め込んだ結果、本番はドロップしまくって結果はボロボロでした。今でもあの悔しさは鮮明に覚えています。
 使用した楽曲はキタニタツヤの『よろこびのうた』という曲です。

ルーティン曲を探していた時、その当時の心情にどハマりする歌詞、曲の長さ(大会規定で演技時間は2分30秒で、この曲の長さは2分)と、シンプルにめちゃくちゃ好きな雰囲気の曲ということもありすぐにこの曲になりました。



2.第9回中部学生大会

 構想自体は新人戦前からあったのですが、ちゃんと作り始めたのは新人戦後からです。やれる技は新人戦でほぼ使い切ってしまい、どうしようどうしようと焦りながら、戸惑いながら1から作りました。完成度自体は「新人戦のそれと比べたら」良いものではあったのでまぁ…耐えですね…。(審査員のとある方からは落としすぎだと言われてしまいましたが、笑)
 曲はキタニタツヤの『冷たい渦』。またもやタツヤです。

 このルーティンは正直あまりよく出来たとは思っていないですね…。とてもありがたいことに、今でもたまにお褒めのお言葉は頂けるのですが、「嬉しい」って気持ちよりも「これより良いもの作りますからね!!」とモチベを上げるための言葉として受け取っています。(でも本当に褒めて頂けるのはとても嬉しいです。ありがとうございます。)
 特にこのルーティンでやりたかったことは、曲名にあるように「渦」を意識してみたことです。1番最初の「渦」に合わせてウィンドミルをやってみたり(ミスりましたが…)、サビのところではテトラターンで渦を巻いてみたりと、自己満歌詞ハメをところどころでやってみました。ちゃんと決め切りたかった…。



3.名古屋ジャグリングコンテスト

 今年の夏に開催された名古屋ジャグリングコンテストの演技です。
 曲はご存知の方も多いかと思われますが、米津玄師さんの『Flamingo』です。

 特に『Flamingo』のだらけたような雰囲気をイメージしつつ、やる所はしっかりやるといったような、メリハリがついた演技を目指しました(姿勢は悪いままですが…)。
 この演技で1番やりたかったことは、出だしの手を広げるところです。米津さんのライブの『Flamingo』の出だしをイメージしました。またもや自己満足です。それ以外に特に考えたことは無いです…。もっと凝って考えて作れば良かったなと思うばかりです。
 あと、「黒いシェーカーを何かに使うのかと思った」というご意見をいくつか頂いたのですが、そこまで考えていなかったです、笑
 名古屋ジャグリングコンテストの結果自体は、トリプル部門で2位という結果を頂けたのですが、個人単位ではあまり成績が奮わなかったので、「もっとがんばろう」と思えたとても良い機会になりました。



4.第2回紅白ジャグリング大会

 (何事もなく開催されて僕が出場していたら)昨日の大会ですね。諸事情によりまだ公開できません…。今後ちゃんと公開はしますので、昨日ご覧になれなかった方は今しばらくお待ちください。
 使用した楽曲はヒトリエの『SLEEPWALK』という曲です。

 このヒトリエというバンド、僕がこの世で1番大好きなアーティストなのですが、いかんせんバンドみが強すぎてシェーカーのルーティンで使える曲が結構限られてくるんですよね…。僕にもっと技術力があればなぁと思う限りです。今回の『SLEEPWALK』は、ヒトリエの中でもかなり好きな方の曲です。もっと聴いて欲しいです!!!!()
 ほんっっとうに大好きな曲ばかりで布教したいのですが、それはまたどこかでやるかもしれないです。
 今回のルーティンで目指したのは「シェーカーを早く動かす」ことと、「なんとも言えない浮遊感を演出させる」ことです。「SLEEPWALK=夢遊」の世界観を作り出すために特に3シェーカーのパートはシェーカーも、僕自身も、ふわふわと浮いているようなイメージで技を作ってみたり組み合わせてみたりしました。それに対してテンポが早く、しかも早口パートもあるような曲であるため、ゆっくりふわふわ早く動くというどう再現したら良いのかわからない動きを目指すこととなります。
 3シェーカーの浮遊感とは打って変わって、4シェーカーではゴリゴリ火力を詰め込んでみました。自分で作った(やり出した?)系統として、いわゆる島系というものがあります。簡単に言えば左手が常にマルチプレックスのハーフシャワーです。シガーのバランス系とは動きは同じですね。ただ、やっている中で「あれ?4シェーカーでやる意味なくね?」という疑念が生まれてしまいました。そこで、「4シェーカーでしか再現出来ない技」を作って島系に意味を持たせられるように努力しました。成功…したのかな…と不安でしかありませんが、笑。
 ルーティンを作るに当たり、色々な方々のエッセンスを取り入れて技や動きを作りました。特に頑張って再現しようとしたのは、廣岡 佳樹さんの2022年のJJFCSルーティンです。特に2番Bメロの浮遊感が大好きでどうにかして自分の中に取り入れたいなと思い、練習をしました。上手くできていたら嬉しいな…。
 とにかく、紅白のルーティンは大好きな曲で大好きな動きをした、正真正銘、現時点で僕の中の全力のルーティンです。「これが僕です。」と紹介できるようなルーティンに仕上げました。皆様の目にはどのように映ったでしょうか。楽しんでいただけたのなら幸いです。

(どうでもいい話)
・開始で目を隠していたのはMVのダンサーの方が目隠しをしていたのを再現してみました。そうですまたもやまたもや自己満足パートです。
・作り始めてしばらくして「MVの雰囲気の再現」を目指してみようと思い立ち、あれやこれやしてみたのですが、ダンスの技術が無いため無理でした。悔しいです。
・↑に関して、別のアプローチとして、「ボールの手元系をシェーカーで再現したら案外うまくいくのでは?」と思い、数名から手元系の動画を頂けたのですがこれといって落とし込むことができませんでした、、。悔しいです。
・ちなみにうらしま史上初の「オールリリースを単体でやらないルーティン」となりました。ヤッタァ

(大会後ちょっとした追記)
・ドロップ多かった。落とすな。
・演技後、謎の腰痛に襲われて観客席に戻れませんでした…。お話する機会を失ってしまった。
・思ったより『SLEEPWALK』を知ってそうな方が多くてびっくりした。全人類聴いてください。


5.僕にとってのルーティン、大会

※ここから下は特に文章が汚くなっております。


 文量からも察した方もいらっしゃるかと思われますが、紅白のルーティンは今まで以上に沢山考えて作りました。作成期間も今までの中で一番長いです。
 第9回中部学生ジャグリング大会~名古屋ジャグリングコンテストの間、僕は大会でルーティンを披露するということを「ただ人の前で成果発表をする」という意味で捉えていました。紅白のルーティンも作り始めはそのような心持ちでいました。
 しかし、9月初旬のJJFCS出場者発表~11月初旬のJJFCF出場者の動画公開にかけてのジャグリング界隈の人々の動きを見て、僕の気持ちは大きく動きました。それに加え、どいさんのnoteを読んだことも僕の中ではとても大きな出来事です(今でも何度も何度も読み返しています)。
 ジャグリングの日本一を目指して死ぬ気で練習をしてステージの上で演技をする。出場が叶わなかった人たちもその人が持てる全力を約4、5分の動画の中に収める。そのような人々の姿を見て僕の中のジャグリング観が大きく動きました。「なんてカッコいい人々なんだろう」と心の底から思いました。「そのような人々と肩を並べてステージに立ちたい」なんて夢を抱いたわけではありませんが、「せめて演技に意味を持たせよう」、「僕という人間を演技の中で現そう」という気持ちが芽生え、そのような気持ちを持って大会に臨もうと思うようになりました。
 少し話は変わるのですが、大学一年の夏、僕は人生で初めて音楽ライブに行きました。もちろんヒトリエのライブです。それ以前、配信ライブに数回参加したことがあったり、DVDでライブ映像を見たことがあったりはしたのですが、現地で見るヒトリエの姿を見て本当に感動しました。ステージの上でピカピカの照明を受けて、観客一人一人の目を見ながら、デカい音を鳴らしながらマイクに向かって歌声を発している。そのすべての光景が脳裏に焼き付きました。その姿を見た後、「僕もこんな風になりたい」と真剣に思いました。バンドを組みたいということではなく、誰かのキラッキラの目を奪い、自分という存在をその人の脳内に焼き付けることができる人になる、ということです。大学一年の頃はそのような気持ちを持ってジャグリングをしていたのですが、新人戦、中部学生大会で思うような結果が出せず、いつの間にか薄れていってしまい、頭から消え去ってしまいました。
 しかし、今年のJJFCS関係の演技を見て、「誰かのキラッキラの目を奪い、自分という存在をその人の脳内に焼き付けることができる人になる」という目標を思い出すことができました。今回の紅白ジャグリング大会でそのような人間になれたかどうかは正直わかりません。おそらくなれていないでしょう。でも、いつの日にか、あの日僕がステージの上に立つヒトリエの姿を見るような目で僕のことを見てくれる人が現れるように、これからも頑張ります。



6.さいごに

 大学一年の春にジャグリングを始めて以来、楽しいこと、つらいこと、苦しいこと、色々な気持ちと共にジャグリングと関わってきました。それでもずっとジャグリングを続けられてるのは、なんだかんだジャグリングが好きなんだなぁということなのだと思います。
 これからもあーだこーだ言いながらおそらくジャグリング自体は続けていくかと思われますが、皆様何卒よろしくお願いいたします。

(どうでもいい話2)
・書き始めたら思ったより書き進んでしまい、4,000字を超えるnoteとなってしまいました。文章力をもっと鍛えないといけないなと思いました。

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