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企業考察→楽天株式会社_楽天経済圏加速!!

どうも、斉藤 史朗です!

直近EC系企業の考察をしています。

この業界は今まで伸びてきましたし、これからも伸びる事が期待されます。

今回は、業界最大規模の楽天株式会社の考察です。

過去のEC関連企業の考察記事を載せておきます。

考察していて感じるのは、EC業界は伸び代しかないですね!

既存プラットフォームだけではなく、販売店舗を中心としていた会社もECにシフトしています。

最近のトピックは、ファーストリテイリングですね。

ファストリ、ユニクロの時価総額世界トップ!!10.8兆円を叩き出しました。

店舗をもちながら、商品開発力もあり、グローバルに展開など、ECだけではない部分が多くあると思いますが、日本で嬉しいニュースですよね。

様々な業界で世界後発になっている中で、希望の光になります。

同社のEC化率は15%前後になり20%は早々に見えているようです。

ファストリを先導して、各小売り企業のEC化/デジタル化が進みますし、そこにECコンサルとして楽天、ヤフー、アマゾンなどプレイヤーも支援を強化していくでしょう。

その支援する中で、小売り企業のデジタルマーケティングとしてのキャリアを転職先として築かれるケースもあると思います。

各事業会社もECコンサル経験も求めているケースが増えています。

例えば楽天ECコンサルで入社後した場合です。

広告運用、代理店コントロール、コンテンツ企画、オウンドメディア運営、販促企画など様々な業務に携わる事が出来ますので、即戦力とは言い難くても若手の方であれば、他社社員にはない幅広いスキルと経験を積む事が出来ます。

さて、話を戻しますが、楽天株式会社は、話題豊富なので、紹介しきれるか不安です。


新卒採用実績

395名 2019年度
360名 2018年度
392名 2017年度

マイナビ2021より
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マイナビ2021より

新卒採用実績です。

業績好調につき、年々採用人数は増加していますね。

男女比率は4.5対5.5程度で毎年半数程度の入社になります。

2022年新卒採用は、コロナ影響で各社控える中で強気に400名以上は採用計画してそうな気がします。

モバイル・通信事業も拡大しており、他事業ドメインが増え、若手を求める事業部は多数ありそうです。

サービス展開

世界30カ国・地域に、広がるビジネス
楽天グループは、国内外において、Eコマースを中核に、トラベル、デジタルコンテンツ、通信などのインターネットサービス、クレジットカードをはじめ、銀行、証券、保険、電子マネーなどのFinTech(金融)サービス、さらにプロスポーツといった多岐にわたる分野でサービスを提供しています。

国内だけではなく、海外にも積極展開されており、認知度アップに向けてスポーツを中心としたスポンサー契約にも積極的である。

かつECだけではなく生活に関連するコンシューマー領域全てに関わるサービスを持つ

プラットフォーム戦略としてDMMも同様の動きをしており、2社の戦略は要注目です。

ちなみにプラットフォーム戦略がなぜ重要なのかはここに記載されています。

顧客接点最大化とLTV機会を最大化出来る魅力。自社ブランドのファン作りとユーザーに取ってなくてはならない体験を非連続で作り、競合優位性を確保。

様々なサービスが乱立し、サービスメリットを訴求しずらい商品なら、どこでも良いという風になった時に選択される立ち位置を目指す。

電気、ガス、携帯などは、商品差別化が難しいため、プラットフォーム戦略は有効的で選ばれやすい。

またマーケティング費用も抑制が可能で新サービスリリース時には外部マーケティングではなく、自社会員向けの告知やメルマガからスタートすれば低コストで新規集客も可能です。

簡単なテストマーケティングも予算掛けずに市場に問いかけも可能となるので、良い事尽くしです。

ただ、部署間の連携が重要で、規模が拡大していく中でプロダクト毎、部署毎のシナジーを意識して如何に全体最適の施策を講じていくのか?

ここの企画はかなり重要ですが、扱いも難しいのは事実である。

ただ、楽天グループは良い意味での最適化を生み出すトップダウンの社風があるので、ポイントマーケティングや経済圏は他社よりも継続されやすいと考えます。

楽天経済圏図解

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個人的にも大変お世話になっている楽天。

ポイントシステムが秀逸ですし、ゲーム、エンタメ要素を持ちながら、楽しく買い物が出来る仕組みがあります。

エンタメ要素をきっかけとして、知らない間に商品を買っていたという出来事は皆さんにもあるのではないでしょうか。

ポイント活動

結構やってる方多いですよね。

楽しみながら、買い物ができる、ポイントが貯まるというのは、画期的です。

私は昔Tポイントをメインで貯めてましたが、今では楽天ポイントに切り替えています。

現在会員は、約1億人程度いますので、影響力は大きいです。

楽天の歴史

楽天グループは1997年の創業時より、イノベーションの力を信じ、大切にしてきました。今も、「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」という想いのもと、「グローバル イノベーション カンパニー」であり続けることを目指し、様々なビジネスを展開しています。ここでは、これまでのハイライトとなる変遷をたどります。

一貫してグローバルカンパニーを目指されていて、既に創業24年が経過しています。

創業者は変わらず三木谷さんにて、現場陣頭指揮を取っており、今後世代交代がどうなるのか気になります。

あと10年くらいはこの話題は上がってこないと思いますが。

カリスマ経営者の後継者問題

三木谷さんだけでなく、カリスマ経営者の創業者後継問題は深刻です。

いずれ楽天の経営課題になってくるでしょう。

他社では、ファストリ柳井さん、ソフトバンク孫さん、日本電産永守さん、DMM亀山さんも同様に悩まれているでしょう。

ソフトバンクは、宮川氏が社長となり、宮内氏が会長となる事で、孫さんの後継問題は実は少しずつ進展をみせている。

宮川氏はエンジニアバックグラウンド

今までと、異なる経営スタイルに変化する予兆がします。

なお、DMMも承継が難しかったようです、亀山会長がCEOに復帰されています。

話が逸れてしまいましたが、カリスマ経営者の後継者問題は、別途記事に纒めて考察したいと思ってます。

ロゴデザイン

話を楽天に戻します!

何度かロゴデザインの変更が過去にはあったと思いますが、このデザインか結果的に一番しっくりする気がします。

お買い物パンダ

ロゴに付随してお買い物パンダのキャラクターが好きなんですよね。LINEスタンプとかか出るとすぐにダウンロードしてしまう。

愛くるしさがあります。

デザインしたデザイナーに一度会って話を聞いてみたいですね。

サービス事業


①コマースカンパニー
②アド & マーケティングカンパニー
③コミュニケーションズ & エナジーカンパニー
④インベストメント & インキュベーションカンパニー
⑤フィンテックグループカンパニー

ECを起点として、広告、メディア、通信、動画、投資、金融などに領域を広げています

その殆どを楽天ブランド、ポイントマーケティングに繋げ経済圏を確立しています。

この仕組み自体10年ほど前に見た時はブランドで統一してて面白みがないなぁと個人的に思ってましたが、一消費者としてどう還元されるのか?

感じられた時に、見え方が変わりました。

楽天ブランドサービス一覧

楽天市場

楽天西友スーパー

楽天ブックス

Rakuten Fashion

楽天ビック

楽天デリバリー

リーベイツ

ROOM

楽天ラ・クーポン

ラクマ

楽天24

Rakuten Pasha

etc.

70個以上のサービスあるみたいで、覚えきれませんね。

他社との違いについて

〜yahoo!ショッピングさんとの違い〜

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〜Amazonさんとの違い〜

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非常に分かりやすい記事になっています。一見サイトを見ると一ユーザーとしての気付きづらい。

出店者さん、ユーザーさんの満足追求に向けて同社は動いています。

楽天大学

店舗様の成功に向けて楽天が企画をしています。如何に収益を上げていくのか?

一緒に並走してくれますので、Amazonとの姿勢の違いを感じます。

楽天広告ビジネスの変容

今では年間2000億円が見える自社広告ビジネス規模になりつつあります。

楽天モバイル

個人的に応援してますが、なかなか電波問題やら、競合他社が格安プラン出して来たりと、大変な状況と赤字にはなりますが、ソフトバンクさんがやり切って業界トップランクに入られたように、楽天さんにも期待しています!

これを乗り越えれば、唯一の立ち位置が待ってます。アマゾンジャパンを超えるポテンシャルを秘めてます。

楽天モバイル基地局通信密度を2倍にする

基地局数を2倍にするのではなく、密度を高めて基地局建設を抑えようとする工夫。

楽天、20年は過去最大の赤字1141億円 携帯・物流の投資が重し

2月12日、楽天は2020年12月期の連結純損益(国際会計基準)が1141億円の赤字だったと発表した。

23年に黒字予定ですが、通信事業参入と物流投資についても2018年からの流れで物流の変革が求められている中での自然と自社構築の流れになっていた。

コロナによりEC需要が更に高まり、ECに於いてはアマゾンも配送網に更に投資している中で、2つが重なってしまっている状況です。

短期的な赤字ではなく、今やらなきゃいけない事象への投資であると認識すべき。

ただ、一方でコスト調整はあと2年必要になるはずだから、広告予算か、採用予算は削減される可能性はありそうですね。

今後に向けて5つのポイント

1. 楽天モバイルの契約数は「想定以上」

2. モバイル事業に巨額の投資をする意味

3. 楽天も“EC特需”、送料無料化

4. 西友と進めるスーパーマーケットのDX

5.カード・銀行は変わらず存在感を発揮

社風、組織

いくつかの口コミサイトには、トップダウンの文字を良くみます。

チャレンジ精神と、若手が活躍する同社、そして完成されつつあるビジネスモデルの中でやるべき事はシンプルに見えており、その中で最大限の成果を出していく組織になるので、勿論大きな動きにはトップダウンは付き物ですが、ビジネスモデル上での動きとしては当然になるかなと。

英語公用語

英語公用語に於いて部署によっては使用しない所もありますが、英語も活かしたいという方には良い環境かもしれません。

存分に発揮されたいなら外資系がオススメです。

入社して思った以上に英語を仕事で使用しないが、英語の勉強をしなきゃいけないという状況になりえます。

【英語力】TOEIC600点相当の英語力 ★同程度の英語力があれば上記を満 たしていない場合でも応募可。選考段階で無料のIPテスト受検可能。 

ちなみに、楽天さんでの中途採用求人ですが、一応英語力アップがなくても書類応募は出来ますが、入社までにはTOEICが必要になる?ということですかね。

記事を見る限り、英語が出来ないと内定取り消し、昇進昇格にも関わるようですね。ここまで徹底して評価に組み込んでいるという事ですね。

以上になります。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

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