![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53068198/rectangle_large_type_2_66ac887f0bde1fa41c92fbdc3032a5b3.jpg?width=1200)
薔薇フェスイラストのメイキング[前編]
どもどもー! WEBで自創作BL小説を書いたりイラストを描いたりしながら創作界隈をふらついている貴腐人・洞施うろこです!
先日、レイヤーマスクの話をした時に乗せていた絵が描き上がりまして、更に参加していたイベントの抽選も終わったので(自分しか得しなさそうな)メイキングをしていきたいと思います。
腐女子特化サイトでのイベントだったので、薄っすら腐臭がしなくもないですが、その辺りは大目にみてくださいませ。
☆自分得なメイキング[ラフ~ベタ塗りまで]☆
・ラフを描く
まずはざっくりと構図を決めます。
今回は薔薇をモチーフにすることと、薄っすらBL臭を漂わせることが決まっていたので、考えやすかったです。
ラフは毎回これくらいざっくりです。後々微調整するからいっか、くらいの適当さ。ラフ=粗いという意味なんだから問題ないです! ないったらないです!
ラフにしても下描きにしても、最近ではアタリを取らなくなりました。
アタリの線自体を上手く取れないので、逆に邪魔になってしまっているのが現状です。全体のシルエットを捉えて描く方が合ってるのかもしれない……
・下描きを描く(2段階)
ラフを元に下描きを描いて調整していきます。
第1段階の下描きがこちら↓↓
後々入れる予定の薔薇もさくっと配置してみます。素材だから薔薇部分はとても綺麗ですね。素材の作者さま、ありがとうございます!
CLIP STUDIOは素材が豊富で助かりますね。いつかは作る側になってみたいものです。
そして、この下描きを元にもう少し整えた下描きを別色で描きましょう。
線がスッキリして、線画を描く目安になりそうな程度には整いました。
ここまではとても楽しいですね。ええ……
・線画を描く
正直に言えば、一番苦手な作業です。
ペンツールがとても不得手で、線がふにゃふにゃしがちなのです。板タブじゃなくて液タブが欲しいなぁ……欲しいなぁ……(旦那をチラ見)
ともかく、ここにはない液タブを羨んでいても仕方ないので、板タブの上にペンを走らせましょう。
前述の通りペンツールが苦手なので、鉛筆ツールで線を描いては削り、また描き足し……という作業を重ねます。
筆圧を弱めると細い線が楽に描けるのが鉛筆ツールのいいところ。ペンサイズは6pxです(ここに載せた画像は大きさを60%に縮小しています)
線が重なる部分に『インク溜まり』のようなアクセントを付けるとそれっぽく見えますね。
ちなみに、髪部分の線画だけレイヤー分けしているので、『基本の線画レイヤー』『右人物の髪レイヤー』『左人物の髪レイヤー』の三枚で構成されています。
・ざっくり背景を描く
ベタ塗りをする前に人物の後ろにくる背景を描きます。
といっても、色をざざっと塗って上から枝葉ブラシを乗せていき、薔薇素材を乗せたらガウスぼかしフィルターでぼんやりさせます。
これだけでもいいんですが、それっぽく見せるために上にレイヤーを作ってオーバーレイ効果を掛けてみましょう。
あんまり変わらない? 大丈夫、こういうのは気分です! 加工大好き人間なので、後からまた加工入れますからね。
ひとまずこれで後景はできました。では次にベタ塗り……の、前に。
・人物部分だけグレーで塗り潰す
ここでちゃっちゃと人物を塗りたいところですが、まずそこだけをグレーで塗り潰す作業をします。こんな感じで↓↓
白っぽい色で光を入れているのは気分です(なくても全然問題ない)
これは最終的に非表示にしますが、これがある・ないで後の作業効率が変わってきますよ。
さて、このレイヤーを作ったらいよいよベタ塗りです。
・ベタ塗りをする
後景が(たぶん)できたので、人物のベタ塗りをしていきます。
私はパーツごとに分けて厚塗りもどきをしていくので、肌色は濃い目に、他は基調になる色を決めて『バケツ』ツールと『囲って塗る』ツールを使って塗っていきます。
この時にグレーで塗ったレイヤーを使って範囲選択をし、それを元にレイヤーマスクを作ると楽ちんですよ。
……上の薔薇素材を描いている状態で保存してました……(厚塗りもどきなのでもう後戻りできない)
薔薇素材で隠れている部分もちゃんと塗ってます。これでレイヤー数はいくつだったっけ……
人物それぞれ4枚+αで計10枚ですね。パーツ分けはこんな風になっています。
+αのオーバーレイレイヤーですが、髪部分の大まかな影を入れるのに使っています。だから髪レイヤーにクリッピング(下のレイヤー部分のみに被さるレイヤー効果)してあるのですよ。
私の普段の塗り方は厚塗りもどきなので、レイヤーにベタ塗りしたらそれを透明化保護して濃い色・薄い色を重ねて塗っていくだけです。
影レイヤーを乗せないので、枚数はかなり少なめになりますね。時代はエコです。
というわけで、今回はここまでです。
ベタ塗りまでしか解説してないのにとても長いですね。そんなに手順は多くないはずなのに……説明下手だから?
この後の段階は後半に続けます。一回の記事で書くには多くなりすぎました。文字だけで2000文字超えてますからね。無駄な長文書きと自称する所以です。全く自慢にならない!
ではではー、後半もよろしくお願いします。洞施うろこでした。
☆AmazonKindleで自創作BL小説とイラスト集をセルフパブリッシングしています! ↓↓著者ページ↓↓
KindleUnlimitedにも対応しています。よろしくお願いします☆
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?