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【発達障害】幼少期に診断、現在就労。私の半生


こんにちは、ウロコです。私は、幼少期に発達障害(ASD・ADHD)の診断を受け、現在はフルタイム正社員として働いてます。

生まれつき弱視で、ダブルで障害を持ちながら、2年間就労を続けています。(当たり前ですが)

しかしやはり誰でも、人生楽ありゃ苦もあるさ〜♪

というわけで、今回は、


私の人生グラフ大公開!!!!


★こんな人におすすめ

  • 「人生のグラフ」の内容が気になる方

  • 発達障害当事者またはお子さんが発達障害だと言う方

  • 進路が気になる方

  • 趣味を見つけたい方

同じ悩みを抱えてる方々の参考になれば嬉しいです😆


1.幼少期(診断を受ける)

生まれた直後に肺炎になり、一時はどうなるかと思ったが、何とか回復。

しかしその直後、母が「目の動きがおかしい」などと思い、大学病院で検査を受けた結果、「網膜色素変性症」の診断を受けました。

さらに、「なかなか言葉を話さない」「目が合わない」ということで、病院で発達検査を受け、発達障害(ASD・ADHDグレーゾーン)と診断を受けました。
母にとっては、はじめてのことばかりで、混乱して手も足も出なかったと思います。

それでも、保育所や周りのサポートがあり、私はゆっくりでありながら、確実に成長していきました。

保育所で楽しく遊具で遊び、そのことをお喋りしたり、幼稚園の年長クラスの時、運動会でダンスを集団で一緒に踊れた時(これ覚えてます!)、母は感動の涙を流しました😂

小学生の時、算数(特に単純計算・文章読解)が苦手で、割り算でつまづき、特別支援学級に通うかと言う話になりましたが、やはり時間が解決してくれました。
勉強も給食も掃除もマイペースでゆっくりな私でしたが、そのペースさえ周りの人に崩されなければ、確実に前に進みました。

2.思春期(理解に苦しむ)

中学生の時、兄弟から私が発達障害を持っていることを聞き、後に母からも話を聞きました。

私は我慢癖が強く、年に一度爆発してボロボロと泣いてました。兄妹の末っ子なので、上の子が怒られるのを見て学んできたものだから、普段から人を見て判断する癖がついていました。

盲学校の寮に入ったり施設に入ったりしました。
中学部ではクラスの人数がたったの5人!!狭いゆえに、人間関係では悩みました。
学習はある程度できていたので、知的障害などの重複クラスには入りませんでした。
ですがやはり、「忘れ物が目立つ」「話し方が変」などと、クラスの1人には散々からかわれ、冗談は通じない、間に受けて落ち込むわでもう正直、辛かったです!!

それでも寮や施設、学校の部活や読書、好きな教科などで、自分の趣味が少しづつ解放されてきた時期でもあります。

3.高校時代(自己コントロール)

高等部では私の意志で、「保健理療科」に入学しました。

元々医療の知識に興味があり、看護師になるのが夢でした。ですがマッサージ師になることが、私が患者に寄り添う1番の近道でかつ、大好きな医療の知識が存分に学べるということで、15歳で理療の世界に飛び込みました!
好きなことなら、どんどん頭に入っていき、筆記の方は問題なかったですが、マッサージの実技では、手先が不器用だったり、応用が効かなかったり、会話力が乏しかったり…
それでもゆっくり覚えていきました。

そして、自分の心の状態や体の状態、不調のタイミングやパターンがわかってきて、無理しすぎないことや、感情をコントロールすることもできました。
例えば、体調をアプリで管理したり、ノートに日記として書いたりしました。

4.社会人(甘くない世界)

国家試験に合格し、運良く実習先から直接連絡が来て無事に就職が決まりました。
視覚障害ということで、高齢者福祉施設で障害者枠で入職しました。
就労支援A型の治療院も数ある中、私は施設で暮らしていた経験もあり、福祉施設で働くことを希望しました。

仕事が始まるまで色々な不安がありましたが、案の定つまづきました。

「マッサージだけすればいいわけない」
→電話やカルテの記入、その他福祉施設の利用者様や職員間のコミュニケーションなどなど。

「目のことと心の特性がごっちゃになる」
→視覚障害で周りが見えない+発達障害で言葉の理解ができない=相乗効果で困り事が増大すると本で書いてました。それまでは、これは目のことなのか心の問題なのかと迷い悩みましたが、結局は両方が関係しているということがわかりました。
前の記事で言っていたような悩みもありました。

一方で、趣味に関してはどんどん枠を広げ、ようやくSNSを始め、習い事にも挑戦しました。

5.現在(伝えること)

今では、得意な自己分析を活かして、noteでみなさまに発信できるようになりました。仕事でも理解が増え、徐々に周りと打ち解けるようになりました。
もちろん合わない人はいるし、苦手な仕事もあるし、悩みは尽きません。それでも好きな仕事だからこそ、やりがいを持って続けられるのです。

創作が好きなので、作詞作曲、作画や動画編集、台本作りや旅行計画まで。幅広く活躍できるチャンスがたくさんあります。今では路上で知り合った音楽仲間と共に、さまざまな形でライブに出演させていただき、その度に「地元で知名度が上がればいいなー「と思ってます。

noteでも色々なコンテンツを発信したいです。

5-1 幼少期に診断を受けたことは強みか?

話を戻します。先日大人の発達障害と診断を受けた娘さんのお母さんとお話ししました。そこで、幼少期に発達障害と診断されたあなたはラッキーなのか?という話題になりました。
複雑ですね。個人的には、幼少期の時点で診断されるほど症状が顕著に出ていた。つまり、視覚障害もありましたし、かなり重症だったのか?とも思いました。でも、母が私たちのことをよく見ていてくれていたというのも事実です。少しでも「おかしいな?」と思ったら、一度小児科や内科、精神科に相談された方が、いいのかな?と思います

一方で、運が良かったとも言えます。相談センターや盲学校の教育相談で療育や視覚訓練を早いうちから受けられたこと、そしてカミングアウトが思春期直前だったことで、悩み、自身で工夫する方法や感情のコントロールの仕方などを、カウンセラーに教わったこと。その結果、自己分析、自己コントロールが優れていることです。
でも本当に、子供であっても大人であっても、いつ知っても決して遅くはないのです!!自分はお子さん、周りの人に特性があったとして、もし未診断だったとしても、悩み事があるのであれば、このような記事や本、カウンセリングなどで、少しでも生きづらさがなくなればいいなーと、私は思います。

5-2 好きだからこそ続けられる

仕事に関しても、家事や趣味に関しても、ASDにとって「好き」は最大の武器です!
興味を持てば、時間を忘れて夢中に取り組むという特性を利用して、本一冊読んで勉強したり、資格を取ったりできるし、まとめる力が不十分でも、とにかく好きな内容を書くことだってできるのです。
どんなに大変で辛くても、大元に好きだという気持ちが消えなければ、根気よく続けられるのです。
もしストレスが溜まってきたら、一旦距離を置くという手段もありですね。私は多趣味なので、あれが嫌になったらやめて、次はこれをする!とネタの尽きない忙しい日々を過ごしています!そのベースに、仕事やnoteがあると思って、そこだけは諦めずに続けると決めました。

皆様も何か夢中になれることがあれば、少しでも明日につながることはないかと、考えて見るのもいいですね。

5-3 自分の特性に合った工夫を

それでもやはり、私1人の意見で振り回したくないので書きます。
発達特性は、みんな違います。発達凹凸は、決まったこともあれば、症状の出方は人それぞれです。「あの人はできるのに私はできない」「どうしてあの人はできないの?」と思うこともあるかもしれません。ですが、人と比べる必要もなければ、過去の自分と比べる必要もないのです。
音過敏や光過敏は、その時の体調によって左右されます。急に集中できなくなったりするのも、体調不良や環境変化が関与している可能性があります。臨機応変に対応するのは、ASDにとっては難しいかもしれないけど、周りが気づいてあげられたらグッドです👍

テレワークや筆談、別室勤務など、仕事も家事も趣味も、自分の特性に合ったものを選びましょう!

5-4 学校・公的機関の活用

この記事の中で何度か出てきた「相談センター」「教育相談」などの公的機関は、意外と知られていないです。

学校というのは、特別支援学級や特別支援学校の教師や教育相談のことです。本人または保護者が定期的に面談することは、進路や教育方針を決めるのに重要ですし、その他生活も悩みも聞いてくれるので便利です。卒業してからも先生と連絡をとっている人もいます。
母は、私が小学校に入った頃に、先生が弱視の方と知り合い?ということで、教育相談のことを知ったそうです。
本当に運河良かったと思います。

公的機関というのは、当事者の両親や大人の発達障害当事者が利用できるところです。私は、学校を卒業してからは、学校には頼らずにそこを利用してます。
ハローワークなどの就労支援をおこなっている機関は、社会に適応するような、自分に合った方法を提案してくださるので、意外と便利なものです。
その他色々な相談窓口や、電話相談、チャットでの相談を行なっているところもありますので、是非一度調べてみてください⭐️
今ではインターネットという便利なツールがあります。

6.まとめ

「私の半生」ということで、話が右へ左へそれて、酔ってしまったかもしれません。
少しは参考になりましたか?
これからもテーマ別にどんどん発信していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。是非他の記事もご覧くださいませ

それでは。

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