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輪郭の無い焦燥感

起伏の無い日々の中に、輪郭の無い焦燥感が首をもたげる。
若い頃に感じる希死念慮というには乾燥し過ぎて無味で、取っ掛かりもないような、浴室で喫煙するといつの間にか酸素が燃え尽きていく様なアレです。

何事も多分、ディテールと質感が重要なんだと思います。
肌で感覚する何かと、音声に意味が通う何かと、意図を感じる描写が。

生きていると思いますが、徐々に人の意思が分からなくなってきます。
加齢によって、感覚器がより鈍感になってゆくのを感じます。
味蕾は生まれてから先ずっと鈍化していくという話を聞いたことがあって、それが一つの食の好みの変遷の原因らしいですが、多分これが進化のありようで、生存のための適応なんだ思いました。

うわー、死ぬまで生きるしかない生活です。
明日も明後日も日々続きますが、皆さん死ぬまで生きましょうね。

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