🐱猫ちゃんとの約束

約束を守ろうとしても、
聴覚過敏や二次障害の強迫性障害が邪魔をしてきます。

私は猫を飼っていました。
名前は言えないので、ここでは「猫ちゃん」とします。

猫ちゃんは昨年に原因不明の病気で亡くなりました。
私は強迫性障害の症状が酷くて、あまり構ってあげられませんでした。

猫ちゃんは強い子でした。
私は一人ではいられないのに、
猫ちゃんは一人でいる時間が多かったです。
私は、よく猫ちゃんの頭を撫でて
「凄いね。立派だね。」と言っていました。

私は猫ちゃんをペットとしてではなく、
我が子のように思い可愛がっていました。
猫ちゃんが亡くなってお別れする時に私は約束をしました。

「お母さん毎日頑張るからね、見ててね。絶対頑張るからね。」
と泣きながら何度も言い、猫ちゃんへ約束をしました。

それからは捨てられないゴミなどを頑張って
娘ちゃんと一緒に捨てていました。
約束したんだからやり遂げなければ！という気持ちだけで
頑張っていました。
一人でゴミ捨て場までゴミを捨てに行くこともしました。
娘ちゃんはゴミ捨て場は心配だから一緒に行くと言ってくれましたが、
私は頑張ると約束したから行く！と言って断りました。

このまま続ければ強迫性障害を克服できるかもしれない
という気持ちも少しありました。

ところが、しばらくして近所で工事が始まり、
朝から晩まで騒音が数ヵ月間、毎日のように続きました。
大きな音や一定間隔で鳴り続ける音などが苦手なので、
それらの音はずっと家にいる私にとっては地獄でした。
パニックになることもありました。
工事の音が続く間、どこかに外出できれば良かったのですが、
外へ出れば視界に入る物全てが気になってしまいパニックになるので、
出る事はできませんでした。

家の中で騒音に耐え続け亡くなった猫ちゃんの悲しみもあり、
一気に崩れ落ちるように体調や症状は酷くなりました。
猫ちゃんに約束したことを守れなくなりました。

毎日頑張るという言葉の中には
「毎日小さなゴミ袋を1つ」いっぱいにして捨てよう。
という思いがありました。
私は、約束や決めた事は守り最後までやり遂げようとする人間です。
二次障害の強迫性障害になってからは
昔の私とは真逆になってしまいました。
そんな自分を許せなくて、約束したことを後悔しました。

約束は守れなくなったけど、
いつか守れる日がくるのかも分からないけど
毎朝、毎晩、お水とご飯をお供えし、
「お母さん、今日も頑張れなかった。約束守れなくてごめんね。」
と言いながら手を合わせています。

二次障害として発症した強迫性障害は、
治療や克服することが難しいと
以前通っていた病院の先生から言われました。
昔の元気な頃の私になりたいと思いながらも、
もう無理だと感じていて諦めもあります。
ですができる限りの事はやっていきたいと思っています。

私に質問などありましたら、
広汎性発達障害や強迫性障害で苦しんでいる人、
支えている人、お気軽にコメントください。
内容によってはお返事できない場合もあります。

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