ピアノにおける運指の重要性について

小学校6年の時に半年ほどピアノ教室に通いました。

近所の商店街のレコード屋さんが

2階でピアノとヴァイオリンの教室をやっていて
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そこに通いました。

その時はただただ苦痛でしたね。

一週間に一度のレッスンだったんですけど

全く練習せずにレッスンに臨んで先生をイライラさせてましたね。

そもそも僕がピアノを教室に通ったのはピアノの習得ではなく

僕が受験しようとしていた中学校に音楽の試験があったからでした。

ピアノの練習よりも楽典のお勉強が主だったです。

中学受験が終わって、

ボクは喜び勇んでピアノ教室をやめることを先生に伝えに行きました。

先生もたいそう喜んで

横にたまたまあったバームクーヘンをお祝いだと言って僕にモタしてくれました。

その後ピアノには全く触ることはありませんでしたが

20歳ごろのある日、

ピアノとオーケストラの曲が入ったオムニバスのCDを母が生協で買ってきました。

それまでは流行りの曲を友&愛で借りてきて聴いたりしてたんですけど

音楽が好きというよりもオーディオマニアでしたね。

借りてきたレコードをいかにいい音でテープにダビングするかに

夢中になってました。

そんな時にクラシックの曲のCDを聴いた僕はかなりショックを受けました。

音楽を音楽として聴く悦びに気づいたんです。

思えば音楽の授業でクラシックの曲を聴くのは
好きでした。

でもクラシックなんて聞いてるとお友達が離れていくんじゃないかと思い控えていたような気がします。

それからは
ひたすら聴きあさったなあ。

そんな中でグレングールドというピアニストのベートーヴェンの交響曲の5番をリストがピアノに編曲したものを弾いているものに出逢ったんです。

またしても衝撃を受けましてね。

生協のCDに入ってたロマン派のピアノの、

ただただメロディアスな演奏と違って、

音楽の構造を浮き彫りにするような演奏でした。

それ以来ぼくは彼の録音ばかり聴くようになりまして

10年前のある日、

今回ここに掲載した
Mozart k.545のソナタを
彼が演奏したものを聴いたんです。

自分もこんな風に弾いてみたいと思い
満を持して再びピアノに向かう事になりました。

それからしばらくして
Twitterでみこちゃん先生に出逢って
ピアノ演奏のコツを教えていただいて

録音したのがこれです。

これを録音する前に先生に聴かせた
さらに、さらに稚拙な演奏があって
ここに載せようと思ったんですが
残ってませんでした。

その演奏について
先生は、
お母さんの誕生日にプレゼントしたら素敵だ、
と言ってくれました。

まさに今回の
THE NEW COOL NOTER 賞のスローガンと
おんなじことですよね。
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そのほか
調におけるトライトーンの重要性や
音階の運指についてなど
先生からしか学べないいくつもの指摘をいただき
僕の宝となっています。

まだまだ克服でいていないですけど、

教えてもらったことを全部詰めこんで演奏したつもりの結果です。

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