みなのユートピア、ミラノ風ドリア。【中学十二年生 / Creepy Nuts】
何事も食わず嫌いはよろしくない。
これを胸に刻み、面白くないものも、つまらないものも全部見たり食べたりしてきたのだが、唯一食わず嫌いだったものがある。
ミラノ風ドリアだ。
サイゼの、ミラノ風ドリアである。
なぜ食べないのか。
米にチーズをかけたものが美味いわけがない。なんだそれは。猫の飯か。
リゾットもあんまり許せない僕は、ずっとミラノ風ドリアが気持ち悪くて仕方なかった。
が、
目の前で恋人がうまそうに食ってるではないか。
なんかずるいってなったのだ。食わず嫌いとは言え、それを美味しそうに食べてる人を見ると、なんか損した気分になる。
「よこせ!!!」
っとスプーン1杯をいただいた。
そして食った。
うっっっっっっっっっっっま!!^_^^_^^_^
なんだこれ、米に上のが溶けて混ざって、ホロホロしてるではないか。
しかも口に入れた時はガッツリくるものの、後味はスッキリ。デート終わりに相手の返信がそっけないあの感情に似た何かが湧き上がる。
もういっぱい行きたかったが、彼女はもう食べ終わっていた。ゲラゲラ笑ってた。
ここで脳内で流れたのが、Creepy Nutsの「中学十二年生」である。
みなのユートピア ミラノ風ドリア
R指定の歌詞そのままだった。みんなすきな味だわこれ。
ということで、やっぱり食わず嫌いは良くないと言う駄文でございました。