見出し画像

21歳大学生、人生初のNFTを買う。

今世間で偉そうにNFTを語っている人はそもそもNFTを持っているのだろうか?

そんなことを、ふと学校でNFTやらブロックチェーンやらWeb3を偉そうに友達に解説しながら考えた。

もちろん、そのときの僕はNFT童貞。

アートやビジネスについて大して知ってもないのに知った口をきくのは、なんとういうか、ふつうに恥ずかしい。

今はデジタルに価値が移っていて… 入手困難な作品とかもあって… とか言ってるけど実際は買ったことがない。

なんで買わなかったのか。その答えはシンプル。

僕自身が価値をまだ感じていなかったのだ。

見下してるニュアンスではなくて、買う意味がわからない、というか、なんで買うのだろうって思っていたからでして。

でも偉そうに語っていたのは「知ってるけど買わない俺」みたいなのに逃げていたんだろう。僕自身が認めたくなかったのだ。

偉そうに語ってるだけのど素人ということに。

…っとまぁものすごい懺悔からはじまってしまった。

今日は21の大学生が初めてNFTを買ったところ、とんでもない空虚感を感じたという話だ。

NFT童貞そ捨てる話。よければ聞いてみてくれ。

心斎橋にて。

今日は朝起きてすぐに心斎橋パルコにむかった。理由はただ一つ。僕が敬愛する「ずっと真夜中でいいのに。」のグッズを拝みにいくためだ。

ビジュアルくそかっけえ。すき。

訪れたのは塩内浩二さんのNFT展示会。パルコに入って向かったのは4階の奥の方にあった。

展示室は案外こじんまりとしていたがとてもかわいい空間だった。

展示内容はアーティスト塩内さんの手がける覆面型アートプロジェクト A2Z™ と同じく覆面音楽集団 ずっと真夜中でいいのに。のコラボ展示。

近未来的で、ミステリアスな世界観がマッチした作品はどれもクールで素敵だった。

ミラーチューンという曲に出てくるヒロインとA2Zのコラボ作品(尊)

で、NFTは?

ではお待ちかね、ここからがNFTの話。

この展示会のユニークなところはグッズを買うにあたってNFT を買う必要があるということ。

どうやら専用アプリを通じて塩内さんのNFTを買うことで購買権を得れるらしい。

お目当ては下のTしゃつ。かわわ。

なのでグッズを買いたい人はNFTを買わざるを得ないのだ!

むむむ。これは仕方ない。

ということでポチポチしてNFTを購入。僕は無事Tシャツを手に入れることができたのだ。

ここで勘のいいあなたなら気づくだろう。

そう

NFTを買わざるを得なかったのだ!!!!

そんなこんなで僕はNFT童貞を捨てたのだった。

「NFTを買った」ということを買った。

はい。無事NFTを購入したわけで、晴れて実際にNFTを持っているやつになれたわけだが…

実感がない!!!!

なさすぎる!!!!

触れるわけでもない!何かが聞こえるわけでもない!なんだこれは!

コインみたいな作品だぜ

NFTを買った感想としては「実感がない」というのが率直な意見だ。

もちろんこれが将来的にすんげえ価値になることだってあるはず。

ただ、もしそうなったとしてもこの作品を売って初めて僕は「NFTを買ったんだ」という実感が湧くのだろう。

手に入れた実感を手放してから得るなんて皮肉もほどほどにしてくれ。

でも、それほどまでに実感がないのだ。

この空虚な感覚は、そして何かとんでもない爆弾になりうるものを持っている感覚は買う前の自分は感じることのできなかったこと。

これらこそが「NFTを買った感想」だった。

結果として僕はグッズを買えただけ満足。ついでに600円払ってNFTをゲット、というか「NFTをゲットした」という経験をゲットできたのでお得にも感じる。なんならNFTをかって、こうしてエッセイで書くネタもゲットできたではないか。素晴らしい。

これで僕も多少は胸張ってNFTを話してもいいだろう。

NFTに限らず、やはり体験する姿勢は一生涯忘れたくないものだ。

何事も一次経験が大事!!!はまじでそうだし、百聞は一見にしかずもまじでそう。経験もしてないくせに偉そうに話すおっさんにはくれぐれもなりたいくない。

そんな自戒を込めた文章でした。

素敵な経験をさせてくれた塩内さん、心斎橋パルコには全力でありがとうを伝えたい。

みなさんもNFTライフを心斎橋から始めてみてはいかがだろうか。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?