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戯言

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たわこと たは‥ 【戯言】 たわけた言いぐさ。ばかな言葉。世迷(ま)いごと。また、うわごと。
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#一人暮らし

有名大修士卒のエリート学芸員さんは仕事辞めて医学部を受験するらしい。

われわれは、いわばこの世に2度生まれる。 一度目は生きるために、2度目は存在するために。 「休憩中にごめんね、私ね医学部うけようと思うんだ」 バイトの休憩中にこう呟いたのは同期の高校生…ではなく、この美術館で働いている学芸員。年齢は25歳。 鳥肌が立った。 人は二度生まれるは本当だったのだ。 話を聞くと、医学部出身の友達が多く、あと身近の不幸もあり学生時代から心に秘めていた「人を助けたい」に向き合おうと思ったそう。あと、サラリーマンとしての日常に飽きて、これを何十年

ビブレがイオンに変わったよ。

ビブレがイオンに変わったよ。 妹からのラインに少し寂しさを感じた。 変わっていく地元は、地元と呼んでいいのだろうか。 今回はそんなお話。 地元の効用一人暮らしを始めて一年と半年。料理したりバイトしたり、いろんなことで悩んでは挑戦失敗の輪廻で生きる生活は学びが多い。 僕自身、一人暮らしを始めていろんな感情に出会いいろんな自分を知ることができた。 …その反面、気づけば心身ボロボロになっていたりする。 普段なら家族が教えてくれる自分の違和感に自分で気づかなければならな

僕は恋をしたい。傘をシェアする時代でも。

僕が所属している大学はとっても好奇心旺盛な大学で、学校自体が企業に実験の場を提供している。 例で言うとアクセル付きキックボードや、アプリで鍵をシェアできるロッカー、カード決済ではなく顔認証による顔面決済… これが日本の未来かぁと思うとワクワクするし、それらを知らずに使いこなして生活をしている僕にもびっくり。 うちの大学はすごいのだ。 さてそんな最新鋭ギラギラ大学に新たな刺客がやってきた。 傘のレンタルサービス、「アイカサ」だ。 一本のレンタル価格は1日70円、好き

ジム、サウナ、裸のおっさん。

あなたは誰かを「おとなだ」と感じる時はどんな時だろうか 運転席の彼氏が海沿いで気持ち良さげにアクセルを踏んでいる時、一人暮らしの彼女がフライパンからお皿に盛り付けている時、父の仕事中のスーツ姿にかっこいいと思った時、職場の地味目なあの人のたばこに火を付ける所作が色っぽい時。 年相応に得た、あるいは得ていた経験や知識がその人の哲学を作り、それが所作や言葉遣いに少しずつ溢れ出て、それを第三者が感じて初めてその人は「大人」という生き物になる。 自分より数年早く生まれただけの人