日本国民じゃない僕は、選挙カーに大きく手を振る。
やぁやぁ二十歳大学生だ。
小三くらいだっただろうか、夕焼けが眩しかった母との買い物帰り。片手にはホネホネザウルスというおもちゃ、もう一方で母の手を握りイチョウの道を歩いていた時のことだった。
せんきょかー
があった。トミカが大好きであったあの頃の僕は、パトカーやゴミ収集車などの車+αなビジュアルにはどれも惹かれていたのだが、選挙カーは、嫌い、というか苦手だった。辛くなるからだ。
選挙カーの当時の印象は
・車の上の人がめっちゃ日本のために頑張ってはる
・前を通る人はみ