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[#ドミニオン]Engineとは何か
海外ドミニオンコミュニティにはEngineという概念があります。これはBig Moneyに対比される戦術ということで日本でいう「引ききり」に対応するといわれていますが、本当にそうでしょうか?今回はEngineという概念なのか見ていきましょう。
Engineとはなにか?
Dominion Strategyで定義を見てみましょう
Engine is an archetypical deck structure which aims to buy many Action cards and chain them together each turn. It is often contrasted with a Big Money strategy which seeks to buy mostly Treasures and only a few supporting Actions. To build an engine you generally need a village, terminal draw, and some sort of payload, which can include cards that help you get more cards (either a gainer or card offering +Buy), as well as trashers and Attack cards. You can also build an engine from only buying non-terminal actions: these include Hunting Party + X and Minion.
Engineは、多くのアクションカードを購入し、それを毎ターン連鎖させることを目的とした典型的なデッキ構造です。これは、ほとんど財宝を購入し、いくつかのアクションでサポートすることを目的としたBig Moneyの戦略とよく対比されます。Engineを構築するためには、村、ターミナルドロー、そしてペイロードが必要となります。ペイロードには、カードを増やすためのカード(獲得系や+Buyを提供するカード)、廃棄カードやアタックカードなどが含まれます。また、狩猟団 や寵臣など、ターミナルではないアクションを購入するだけでエンジンを構築することもできます。
どうやらEngineはアクションカードを連鎖させること、そしてペイロードをより多くプレイすることを目的としているようです。ペイロードとはドローに関与しない部分、ドローの獲得や強力なアクションなどが該当するようです。
ざっくり言えば村とドローを用いて強力なアクションをたくさん使用するのがEngineという戦術でしょうか。
引ききりとはどう違うのか?
では日本で近い表現とされる「ひききり」とはどう違うのでしょうか?Dominion Wikiによると
1ターンの間にデッキ全てを手札にすること、またはその戦術。
とのこと。ドミマニやオバロの用語集を見ても概ね似たような記述があります。引ききってデッキの全てを使ってしまえばデッキの全てのカードを使用できるので結果は同じに見えるかもしれません。
違いを上げるならば引ききりデッキは文字通りデッキを引ききることを目標としているのに対し、Engineはペイロードを繰り返し使用することを目標としています。
Engineのほうがよくない?
でここからが私の主張なのですが、近年のドミニオンではEngineのほうが引ききりより適した概念ではないかと思っています。
近年はカードパワーも上がり強力なアクションを何回も打つことの重要性がより高くなっています。しかも馬や村人の登場によって序盤からデッキを高速で回すことができるようになっています。そういう環境では引ききりという状態にこだわるのではなく、とにかく序盤からデッキを回しキーカードの使用回数を増やすべきでしょう。
で、こうした概念ってEngineではすんなり説明できて引ききりでは説明しづらいんですよね。とりあえず引ききろうではなくデッキを回してキーカードを使いまわそうという意識のほうが現代的なのかなという気がします。
なのでみんなもEngineを使おう!広く普及しないと記事中で使いづらいんだぞ!
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