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ドミニオンカード解説:品評会

品評会は数ある特殊勝利点の中でもかなり変わった特殊勝利点カードです。カードの種類数を参照するため、品評会を生かすにはサプライのカードをふんだんに使って構築する必要がありそうで、なんとなく難しそうな印象があるかもしれません。しかし、うまく組めば属州に匹敵する点数になるため使いこなせば勝ちやすくなるカードです。

品評会は強い

品評会はデッキのカード5種類につき2VPになる勝利点カードです。こう聞くと上手くイメージできないかもしれませんが、現実的なラインで言い換えると6金4VP、上手く組めば6金6VPの勝利点カードということになります。特に15種類そろえたときは6金の属州になり、非常に強力です。

そのため品評会を完全に無視することは悪手であり、最低でも10種類で4VPにはした方がいいでしょう。


種類数を増やそう

そもそもドミニオンのゲームは財宝、勝利点、呪い、王国カードの計17種類のカードが存在します。これに加えて特殊な条件があるとさらにカードの種類が増えます。

これを踏まえて15種類を達成するには17種類のうち、2種類を除いたカードをデッキに入れる必要があります。概ねサプライで使いづらいアクション2枚を除くことが多いです。

10種類は15種類に比べるとはるかに簡単です。銅貨,銀貨,金貨,屋敷,公領,属州,品評会だけで7種類です。加えてアクションカードは3~5種類ぐらい入れることは難しくはないでしょう。


構築のコツ

品評会を生かすためには様々なカード―時にはデッキには合わないカードも含めて―を入れたデッキを構築する必要があります。そのようなデッキを構築するためには様々なカードを受け入れるように構築する必要があります。

基本的には引き切りデッキを組む感覚で構築を目指します。圧縮しつつ獲得回数を増やしてドローを進めていきましょう。しかし品評会デッキは種類数を増やさなくてはいけないため通常の引き切りデッキよりも多くの財宝や勝利点を抱えることになり、常に引き切りを維持するのは困難になります。そのため無理に引き切るのではなく、途中で引き切るのを諦めて勝利点を買っていくも必要です。6金さえ出れば品評会が買えるので、引き切りではなく6金を出し続けることを重視しましょう。


15種類構築

まずは属州の購入を目指しましょう。属州も大事な一種類です。そのために8金を狙うか、14~16金を狙うかはサプライの構築しやすさによるでしょう。属州を買うまでにデッキの種類数を十分に増やして置き、残りは勝利点カードで15種類が達成できるようになるのがベストです。

属州を買って以降は積極的に品評会を買っていきましょう。これは特殊勝利点全般にいえることですが、属州以外の勝利点を買うことで属州側のデッキが属州を買えなくなっていき有利に立つことができます。12金や6金を出して品評会を買いましょう。

10種類構築

10種類で止める場合、主な得点源は属州になります。このデッキにおいて品評会は2つ目の得点源でありながら、15種類側の属州を減らす目的で購入します。品評会が公領と違うのは大きく分けて2つ。まず1つにコストが6と高いので公領よりも買いづらい点、2つ目に15種類品評会側が属州を減らさないのでゲームが伸びる点です。これにより普段より高い金量を長い期間出し続ける必要があります。多めに金貨や銀貨を入れるなどしてデッキのパワーを高く保ちましょう。

18種類以上ある場合

時にはゲームで使うカードが18種類以上、なんなら20種類上あることさえあります。こういう場では品評会の点数が伸びやすいため、品評会が強くなります。

やや問題になるのはゲームで使うカードが20種類以上になる場合です。このようなとき品評会の点数は1枚で8点を超えることがあります。

とはいえほとんどの場合品評会で8点を狙うのは難しい場合が多いです。カードの種類を増やす手間が大きく増えてしまい、デッキを強く仕切れなかったり品評会を集めるのが遅くなってしまったりします。1枚で属州を超えるのは夢があっていいですが、夢を追い求めすぎて負けないようにしましょう。

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