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#ドミニオン 攻略:馬上槍試合を制する

馬上槍試合はドミニオンでも珍しい1枚しかないカードを参照するカードです。馬上槍試合に勝利してもらえる褒賞はどれも協力で、特に郎党は魔女+民兵というドミニオンのアタックの集合体みたいな性能をしています。

こいつが概ね悪い

結果馬上槍試合は上手く郎党が取れた人が勝つみたいな認識をしている人が多いのではないでしょうか?しかしそれは大きな間違いです。実際上手いプレイヤーは郎党を取れなくても勝つことができますし、自分自身も郎党を取られても勝てる自信はあります。そこで今回は馬上、ひいては郎党との向き合い方を紹介していきます。

大前提

馬上槍試合があるサプライでは属州を早めにとることが大事です。属州を早めに獲得することで自身の褒賞の獲得機会を増やせるだけでなく、相手の馬上槍試合を無効化できます。一般的な目安として8ターン目(デッキ4周目相当)までには属州が入るようにしましょう。

デッキが多少弱くても8金出たら属州を買って問題ないですし、むしろ無理してでも買っていくべきです。村人で鍛冶屋を2枚プレイしたり、策士のように偏りを作るのがよいでしょう。馬上場の属州はそのぐらい高い価値があります。

郎党のパラドックス

郎党は非常に強力なアタック効果を持ちます。ですが郎党にも弱点は存在し、それをつけば郎党を取られても勝つことは可能です。

郎党はアタックとしては優秀ですが、自身にもたらす効果はそれほどでもありません。2ドローがドローソースとして不十分なのは言うまでもないことですし、なにより屋敷獲得が致命的です。デッキ汚染速度は郎党を受けている側と変わらないため、郎党側も属州を買うのは実は困難です。

また、郎党を取れるデッキは属州を早くとれるデッキです。つまり、
・瞬間的な出力を出した後
・最低限の金量で回転力だけがある
デッキの可能性が高いのです。こういったデッキはデッキ汚染に弱く、郎党によって受ける屋敷の受け入れがほとんどありません。さらに郎党によって自身のデッキが増えていくとそもそも郎党を打たれる回数も減っていきます。点差は呪いと屋敷で開いていきますが精々作点差は属州1枚分であり、逆に言えば属州1枚多くとればまくれる程度の差しか郎党は作ることができません。

郎党との向き合い方

郎党に対する考え方は2つ。

  • 郎党を絶対にとる

  • 郎党を受けてもいい構成にする

です。

前者は郎党によるマウントを取ってからじっくりデッキを構築していくタイプです。いったん急所を押さえておけば、のんびりデッキを構築することができるでしょう。もちろん郎党を打てるアクション権と潤沢なドロー、屋敷の処理手段がサプライに必要です。

欠点は郎党を取れなかったときのリスクが高すぎることです。リカバリーが困難なのでほぼゲームから脱落することもめずらしくありません。あと理論最速であってもその確率が高いわけとも限りません。実際はこういうリスクも多い戦術なのてすが、多くのプレイヤーはそのリスクを無視してこちらを選択し、郎党に絶望しているように見えます。

後者はデッキをやや強くし、郎党が撃たれても伸ばせる形を作ります。もちろん属州は早めに確保し運よくそろったら郎党は取りますが、必ずしも郎党でマウントを取るのではなく属州の獲得を優先し、郎党によるアドバンテージがとられきる前にゲームを終わらせることを目的とします

そもそも相手が最速で郎党を取れるわけでもありませんし、たとえ最速でとられてもそこから郎党が連打されるのは相当先です。その前に属州を2枚程度取りつつ、郎党をかいくぐればあと2枚属州を取ってしまえば勝つことは十分に可能です。

デッキを強くすると聞くと完璧なデッキを想定しがちですがそうではありません。属州獲得は遅れても最速パターンに比べ1ターン程度に抑えるべきです。そうではなく、馬上槍試合と属州をそろえるための手数を出力に充てることで属州を先行していくという認識で構築しましょう。

持つべき認識

郎党戦はとにかくゲームレンジを短くする意識が大切です。特に郎党を持たない側は郎党が撃たれる回数を減らすことが重要です。これは一人ではなく全員がそういう認識を持ってゲームすることがお互いのためになることでしょう。郎党馬では時間をかけるほど不利になっていくのでいかに早く属州を減らしていくかを第一に考えましょう。

郎党を打つ側のデッキは別に強いとは限りません。呪いを受けているのは郎党を打つ側も同じ(屋敷だけど意味的には一緒)です。あなたが属州を買うことで多大な圧力をかけられることを意識しましょう。属州はVP面だけでなく相手の馬上槍試合を劇的に弱める効果もあります。

たまにどうしようもない場があります。その時はできる範囲で頑張りましょう。

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