初めての #ボードゲーム 制作記⑫

こんにちは、うりはりです。今回は説明書についてのお話です。

説明書どうしよう?

皆さんは、ボードゲームの説明書を読むのが好きですか?私は正直、あまり好きではありません。ゲームしながらルールを覚えていく方が楽しいし、楽ですよね。

でも、アナログゲームではそうもいきません。特に今回のゲーム、ギミックが独特なので、初見だとルール把握が少々難しいんです。これはプレイ回数が少ない傾向のボードゲームとしては致命的です。

そこで、説明書が「初回プレイの頼れる相棒」になるように次のような工夫を試みました。

まず、説明書をA3見開きに収めることにしました。本のようにページをめくる必要がないので、「あれ、さっきの説明はどこだっけ?」というストレスから解放されます。しかも、みんなで同時に見られるという嬉しいおまけもついています。

編集中の説明書

次に、初回プレイに必要な情報だけを厳選して載せることにしました。載せきらない情報用にQRコードを用意し、細かい裁定はこちらに乗せることにしました。これで説明書は「初心者お助けツール」に徹することができるんです。

本当にそんなことしていいの?と思うかもしれません。しかし実はこのゲーム、カードの効果自体はシンプルなんです。大抵はコンボとアピール値、ブロック値の上昇に関するものですし、たまに変わった効果があっても、こんな感じです。

カードゲームといえばハンデスですよね?

カードゲーム慣れしている人なら、「へー、なるほど」と一瞬で理解できちゃうレベルです。テストプレイでも、効果の使い方に悩む人はいても、効果自体を悩む人はいませんでした。。

こんなにシンプルにした理由は、このゲームがドラフトを主軸においているからでさ。対戦相手の動きを読んで、上手くカードを選び配置する事をゲームの面白さの中心においています。そのためには、カードを見た瞬間に「あ、こういう役割のカードね」とピンとくる必要があるんです。

そのためのシンプルなテキストが説明書の簡略化に大きく役立ちました。嬉しい誤算です。


最後に、ゲーム制作者向けにオススメのテストを紹介します。それは、説明書ができた段階で、何も説明せずにプレイしてもらうことです。

これが予想以上に効果絶大で、自分では気づかなかった記述、導線の不足の発見、補足したほうがいい情報はなにか?など説明書の改善に役立ちました。今後のゲーム作りでも、絶対にやろうと思います。

テスト中書かれた大量のメモ(感謝!)

さて、今回はこの辺りで。説明書作りの裏側、少しでも楽しんでいただけたでしょうか?次回もお楽しみに!

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